平成20年4月3日

PDF版はこちらから(PDF 199KB)




平成20年度の“約束”



 今年1月に明らかになった職員によるインサイダー取引は、これまで行ってきた数々のコンプライアンス徹底の施策が、結果的には全役職員の心には届いていなかった、報道機関であるNHKの使命の何たるかが徹底されていなかったと認めざるを得ないものでした。NHKは、新しい体制のもと今度こそ不退転の決意で、あらゆる手段を尽くして不正と決別することをお約束します。

 失った“信頼”を取り戻すだけではなく、さらに“信頼”を高めていかなければなりません。放送の自主自律を堅持し、正確で公平・公正なニュースや、多様なジャンルで良質な番組をお届けすることこそ、NHKの使命です。全役職員は公共放送に携わる者としての高い倫理観と使命感を胸に、長年培ってきたNHKブランドという最大の財産を生かし、時代の変化にスピードをもって対応しながら、みなさまの期待を上回るサービスの提供をめざしていきます。

 NHK全体の“約束”の達成度を計る指標として、下記の4項目9ポイントを組み合わせていきます。平成19年度の評価結果は今年5月末に公表されますが、どのポイントも前年度比向上をめざします。

・信頼されているか(放送、経営)
・必要とされているか(役に立つ、親しまれる、接触の度合い)
・社会に貢献しているか(質の高さ、影響力、先見性)  
・効率的・効果的か(コストに見合う成果)


約束(1)経営に対する信頼性を確立します

約束(2)信頼される質の高い放送を通じて、社会や文化の発展に尽くします

約束(3)次代を担う若い世代に親しまれるNHKをめざします

約束(4)日本やアジアの最新情報を積極的に海外に伝え、国際理解を促進します

約束(5)効率的な契約収納活動を行うとともに、受信料の公平負担の徹底を図ります

約束(6)みなさまとの結びつきを強化し、開かれたNHKをめざします

約束(7)先導性を発揮し、放送のデジタル化と高度化を推進します

戻る