平成20年5月27日
19年度“約束”の評価を受けて
日本放送協会


 NHKは、視聴者の意向をより的確に事業運営に反映するため、各年度の事業運営の目標として視聴者に“約束”を公表し、達成状況を外部の専門家が視聴者の視点に立って評価し、それに基づいて事業運営を改善していくしくみ(PDCAサイクル)を、平成17年度に導入しました。

 本日、NHK“約束”評価委員会から、19年度“約束”の評価報告を受けました。
 「公共放送の価値」の実現度は、昨年度と比べて4.7ポイント上昇しました。また2年ぶりに実施したCVM調査によれば、NHKの放送サービスに対する視聴者のみなさまの支払意思額は、地上放送、衛星放送ともに現行の受信料額を上回り、平成17年度と比較してVFM(受信料に見合う価値)は5.7%向上しました。
 一方、19年度の“約束”で初めて取り入れた「信頼性」「必要性」「社会貢献」「効率性・効果性」という評価指標の達成度をみると、「経営の信頼性」「効率性・効果性」「必要性(接触の度合い)」「必要性(親しまれる)」が、まだ十分に達成されているとは言えないこと、選択と集中による抜本的な構造改革、組織風土改革、受信料の公平負担の徹底等が強く求められていることが指摘されました。
 この“約束”評価結果は、定量的・定性的な測定方法で把握した視聴者のみなさまの意向であると真摯に受け止め、指摘された点については、スピード感を持って対処し、みなさまの期待が高い点については、さらに充実・強化していきます。この評価結果を踏まえて、21年度を初年度とする次期経営計画を策定していきます。

 評価報告書および概要版は、NHKの公開ホームページに掲載し、公表します。




 
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