平成17年12月27日
NHK広報局
「NHK新生プラン」に関する視聴者の意向調査等の結果について

 NHKでは、平成18年度〜20年度NHK経営計画の基となる「NHK新生プラン」を本年9月20日に発表しました。
 そして、この経営計画の検討にあたっての参考とさせていただくために、次のとおり「NHK新生プラン」に関する視聴者のみなさんの意向把握や、世論調査・アンケート等を各種実施しました。
 これらの結果がすべてまとまりましたので、公表させていただきます。





1 意向調査等の実施概要
(1)新生プランに関する世論調査の実施 →(別紙1 PDF 47KB ) 調査報告書 (PDF 131KB) 
  ・実施期間: 11月
  ・目  的: 新生プランに関する視聴者意向の把握
  ・内  容: NHKの企画による世論調査として、無作為に選んだ全国の20歳以上の男女2,000人を対象に、調査員による個人面接法で実施
調査有効数 1,313件

(2)ふれあいミーティングにおけるアンケートの実施 →(別紙2 PDF 12KB
  ・実施期間: 10月25日〜12月2日
  ・目  的: NHKから新生プランについての説明をさせていただいた後での視聴者意向の把握
  ・内  容:
NHKふれあいミーティングにおいて、参加者に新生プラン」を配付・説明し、ご意見・ご質問等の時間をとったあとにアンケートを実施
アンケート回答者 1,202人

(3)地域スタッフの営業活動時における意向把握 →(別紙3 PDF 10KB
  ・実施期間: 10月〜11月
  ・目  的: 営業活動時における「民事手続きの検討」に関する視聴者意向の把握
  ・内  容: 地域スタッフが受信料の契約・収納活動でお客様に面接した際、「NHK新生プラン」、特に「民事手続きの検討」に対するご意見等をいただいた場合にその意向の内容を記録して集約
意向総数 8,977件

(4)メール・電話等を通じた視聴者のみなさんの意向把握 →(別紙4 PDF 15KB) ご意見の詳細
  ・実施期間: 9月20日〜12月20日(中間状況を公表済)
  ・目  的: 新生プランに対する意見募集
  ・内  容: 特設したホームページや電話、FAX、メール等を通じて視聴者のみなさんからご意見を募集
ご意見総数 32,246件



2 主な内容
(1)新生プランに関する世論調査
  世論調査の結果では、「新生プラン」が発表されたことを認知している率は29%となっており、知っている人の中での「新生プラン」に対する評価は、「評価する」と「評価しない」に2分されています。
  また、「新生プラン」を知っているか否かにかかわらず、NHKが今後さらに力を入れるべきことをたずねたところでは、「いざというとき頼りになる、迅速で的確な災害報道・緊急報道をすること」がもっとも多い72%となり、続いて「視聴者の声を受け止め、それを反映させた番組づくりや番組編成をすること」の55%となっています。
  受信料支払者への優遇施策として実施したらよいと思うことを選んでもらったところでは、「イベントへの招待」が26%、「公開番組の観覧の優先的な抽選」が24%となりました。
  受信料の公平負担に向けた「民事手続きによる受信料の支払い督促の活用」については、「どちらかといえば」を合わせ、「実施すべき」41%と「実施すべきでない」44%で賛否が分かれています。
     
(2)NHKふれあいミーティングにおけるアンケート
    ふれあいミーティングにおいて「新生プラン」の内容を説明した上でアンケート方式により意見をうかがったところ、「民事手続きの検討」については「どちらかといえば」を合わせ、「実施すべき」が58%、「実施すべきでない」が39%となりました。
     
(3)地域スタッフの営業活動時における意向収集
    地域スタッフが受信料の契約・収納時にお客様からいただいた「民事手続きの検討」に関する意向を集約した結果では、「どちらかといえば」を合わせ、「実施すべき」が43%、「実施すべきでない」27%となりました。


 今後については、NHKの改革に向けた取り組み等がいまだ十分に知られていない状況をふまえ、番組等も活用しながら、NHKの改革・新生の取り組みを、視聴者のみなさんにより丁寧に説明してまいります。
 そして、調査等によって把握した視聴者のみなさんの意向を、経営計画の策定にあたって活かしていく予定です。


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