放送制度等に関するNHK意見 NHK information
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「アナログ方式による高精細度テレビジョン放送の取扱い等に係る放送普及基本計画 及び放送用周波数使用計画の一部変更案」に関する意見
 
 NHKは、「アナログ方式による高精細度テレビジョン放送の取扱い等に係る放送普及基本計画及び放送用周波数使用計画の一部変更案」に関する郵政省の意見聴取に関し、平成11年5月26日、以下の意見を提出しました。
 
 
○今回の事案については、概ね適切なものと考えます。

○なお、アナログ放送からデジタル放送への円滑な移行・発展を図る観点から制度の運用および今後の検討にあたり、以下の点について配慮を要望します。

1 「デジタル方式の放送へ円滑に移行するための放送」を行う放送局の免許の有効期間は、放送の継続性を確保する観点から通 常の放送局の免許の有効期間である5年を原則とし、これを変更する場合は、デジタル放送への移行状況に応じて適切に検討するよう要望します。

2 アナログハイビジョン放送の終了時期は今後のデジタル放送の普及状況にかかっており、今回の措置は現段階ではやむを得ないものと考えますが具体的な終了時期の検討にあたっては、視聴者のデジタル放送への移行状況を十分に勘案し、視聴者に迷惑をかけないことを最重点に検討されるよう要望します。
 NHKとしては、現在のハイビジョン放送の視聴者に迷惑をかけないよう、視聴者のデジタル放送への移行に目処がつくまでの間は、今後も責任をもって放送を継続していく考えに変わりはありません。

3 ハイビジョン放送以外のBSアナログ放送の終了時期については、同放送の視聴者がすでに約1000万世帯に及んでいる現状を踏まえ、視聴者がアナログ放送からデジタル放送に無理なく円滑に移行することを前提に慎重に検討されるよう要望します。

4 NHKは現在のBS放送2チャンネルをデジタルハイビジョン放送2チャンネルに発展させていきたいと考えています。BSデジタル放送への移行が完了した後におけるNHKのBS放送の見直しにあたっては、NHKにデジタルハイビジョン放送2チャンネルが実施可能な伝送容量 が確保されるよう要望します。
 
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