NHK INFORMATION
業務報告書


 

第2章 放送番組の概況

 

1 国内放送
 (1) 番組の編成
  ア 重点事項
 放送番組の編集に当たっては、公共放送としての使命に徹し、信頼性あるジャーナリズム機能と文化創造機能の一層の向上に努めつつ、公正な報道と多様で質の高い放送番組の提供に努めた。
 社会状況とメディアの変動の中で、視聴者の信頼と多様な要望にこたえて支持と共感が得られるよう、地上放送、衛星放送各波の役割をより明確にし、次を年度重点事項として、放送番組の一層の充実に努めた。なお、11年1月1日、テレビジョン教育放送で、補完放送(文字)として字幕放送を開始した。
(1) ニュース・情報番組の強化と迅速、適切な緊急報道の実施
(2) 地域放送の充実と地域放送局制作の全国向け番組の強化
(3) 個性豊かな番組の開発など夜間・週末のテレビジョン総合放送の充実
(4) 子ども向け番組の拡充や新しい教育番組の開発などテレビジョン教育放送の強化
(5) 視聴者とのふれあいを大切にした番組の開発
(6) 夜間の番組の充実等による衛星放送の強化とハイビジョン放送の充実
(7) 大型企画番組の積極的編成
(8) 字幕放送の拡充など障害者向けサービスの充実
(9) FM放送の24時間放送化
(10) 参議院議員通常選挙報道の実施
(11) ワールドカップサッカー・フランス大会の放送の実施

  イ テレビジョン
 (ア) 地上放送
 総合放送では、広く一般を対象に、国民の生活・視聴態様に対応して、報道、教育、教養、娯楽の各分野にわたり調和ある編成を行った。教育放送では、組織的、継続的な教育番組を中心に、教養番組を効果的に編成するとともに、報道番組若干を編成した。地域放送については、地域に密着したニュース・情報番組を中心に編成し、あわせて地域の実情に応じた特集番組を随時編成した。
 4月には、番組改定を行い、総合放送では、内外の諸情勢に的確に対応するため、平日午後7時台のニュースを拡充するとともに、視聴者参加の公開番組の拡充等により夜間・週末の編成を刷新強化したほか、首都圏向けには、平日午後5時台をニュース・情報番組の時間帯として刷新するなど、ニュース・報道番組、教育番組、教養番組、娯楽番組の充実刷新を図った。このほか、年間を通じて、特別編成を随時、集中的かつ弾力的に実施するなど、機動的な編成を推進した。教育放送では、子ども向け番組の拡充、土曜日夜間の編成の刷新、障害者向けサービスの拡充等を図った。11年1月の放送開始40周年に際しては、特集編成を実施した。
 (イ) 衛星放送
 衛星第1放送は、国際情報と国内情報を中心に編成し、あわせてスポーツ番組等を編成した。衛星第2放送は、難視聴解消を目的として、総合放送及び教育放送の主な番組を編成するとともに、大型エンターテインメント番組をはじめとする衛星独自番組を効果的に編成した。
 4月には、番組改定を行い、衛星第1放送では、内外の多様な情報を伝える番組を拡充するとともに、スポーツ番組の充実等を図った。衛星第2放送では、夜間の視聴好適時間帯の編成を充実刷新するなど、衛星独自番組の編成を強化した。また、10月、衛星第2放送で、番組改定を行い、地域の持つ魅力を地元の視聴者とともに長時間の生中継により全国に紹介する番組を開発するなど、衛星独自番組の充実を図った。
 (ウ) ハイビジョン放送
 1つのチャンネルで複数の放送事業者が曜日別、時間別に放送を行っているハイビジョン放送については、その早期普及に向け、高画質・高音質かつワイド画面の特性を生かした多様な番組を編成した。
 4月には、番組改定を行い、世界各地の雄大な自然等を臨場感ある生中継により紹介する大型番組を開発するなど、独自番組の編成を強化した。
 (エ) テレビジョン補完放送
 テレビジョン補完放送(音声)として、ステレオ放送、2か国語放送、解説放送をテレビジョン各波の一部番組で実施し、高音質のBモードステレオ放送については、衛星放送及びハイビジョン放送の一部番組で実施した。解説放送では、視覚障害者向けの番組を編成した。
 テレビジョン補完放送(文字)として、聴覚障害者向けの字幕放送を実施し、総合放送で6番組、衛星第2放送で4番組、対象番組を拡充した。また、11年1月1日、教育放送で放送を開始した。

  ウ ラジオ
 第1放送では、広く一般を対象に、聴取態様に対応して、報道、教育、教養、娯楽の各分野の番組を編成し、特に、ラジオの機動性及び速報性を生かした弾力的編成を行った。第2放送では、教育番組を中心とした全国同一放送として、聴取対象を明確にして編成し、FM放送では、その特性を生かした音楽番組に重点を置いて編成した。地域放送については、第1放送及びFM放送において、地域の関心にこたえる番組を編成した。
 4月には、番組改定を行い、第1放送では、朝のニュース・情報番組、週末夜間の教養番組等の充実を図り、第2放送では、夜間の教養番組の充実を図った。FM放送では、生活時間の多様化に対応するため、深夜の放送時間を拡大し、日曜深夜を除いて24時間放送とするとともに、音楽番組の拡充を図った。

  エ 多重放送
テレビジョン文字多重放送については、ニュース、番組ガイド等18項目の番組を編成したほか、随時、特別番組を編成した。
また、FM文字多重放送については、東京、大阪、名古屋等8局で放送を実施し、6項目の番組を編成した。

  オ 放送時間及び放送事項別比率
 放送時間については、1日平均、テレビジョンで、総合放送23時間16分、教育放送18時間44分、衛星第1放送23時間51分、衛星第2放送23時間46分、ハイビジョン放送12時間5分、ラジオで、第1放送23時間34分、第2放送18時間30分、FM放送23時間19分であった。テレビジョン補完放送(音声)は、総合放送12時間22分、教育放送9時間35分、衛星第1放送15時間21分、衛星第2放送16時間35分、ハイビジョン放送12時間5分であった。また、テレビジョン補完放送(文字)は、1週間平均、総合放送23時間48分、教育放送5時間31分、衛星第2放送9時間14分であった。
 放送事項別比率については、年度平均、テレビジョンで、総合放送は報道42.8%、教育11.2%、教養28.9%、娯楽17.1%、教育放送は報道3.5%、教育80.1%、教養16.4%、衛星第1放送は報道55.5%、教育12.6%、教養21.9%、娯楽10.0%、衛星第2放送は報道14.6%、教育31.5%、教養23.4%、娯楽30.5%、ハイビジョン放送は報道19.5%、教育22.1%、教養34.8%、娯楽23.6%、ラジオで、第1放送は報道50.4%、教育2.1%、教養23.3%、娯楽24.2%、第2放送は報道14.3%、教育65.4%、教養20.3%、FM放送は報道17.0%、教育6.7%、教養44.3%、娯楽32.0%であった。

(テレビジョンの及びラジオの放送事項別放送時間及び比率(本部) 資料2、3)
(テレビジョン補完放送の放送時間 資料4) (地域放送番組放送時間 資料5)

 (2) 番組の実施
  ア 報道部門
 ニュースをはじめ、内外の諸情勢を解明する各種の報道番組の充実を図るとともに、臨機の編成による速報と重点的な報道に努めた。報道取材に当たっては、緊急時における機動力の向上を図るとともに、中国・台湾地域などにおいて海外取材体制を強化した。
 テレビジョンにおいては、総合放送で、「NHKニュース7」の放送時間を拡大するなど、ニュース・情報番組の充実に努めた。NHKスペシャルでは、「なぜ巨大ホテルは破産したのか−拓銀・不良債権の構図−」、「学校〜荒れる心にどう向き合うか−広がる学級崩壊−」、「徹底討論・政治は何をすべきか」、「我々はなぜ戦争をしたのか−ベトナム戦争・敵との対話−」、「延長17回−横浜vsPL学園・闘いの果てに−」、「誤算−山一証券 極秘プロジェクトの100日−」等を放送した。クローズアップ現代では、「W杯・日本の挑戦」、「狙われた夏祭り」、「テポドンの衝撃」、「コンピューターが止まる〜2000年対策最前線」、「揺れた生と死の境界線」、「追跡 6万トンのPCB−有害物質の処理は進むのか−」等を放送した。このほか、特集番組として、「10億人の祝祭・ワールドカップサッカー最強国をゆく」等を放送した。教育放送では、子ども向け手話ニュース「こども手話ウイークリー」を新設した。衛星第1放送では、「BS列島情報」、「ワールドニュースBS22」等を新設した。ラジオにおいては、第1放送で、ニュース・生活情報の充実に努めた。
 インドとパキスタンの核実験実施、毒物・有毒物質混入事件、小渕政権発足、台風4号に伴う集中豪雨、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のミサイル発射、金融再生関連法案国会審議、米英によるイラク空爆、脳死からの臓器移植、自衛隊法に基づく不審船への初の海上警備行動等の重要ニュースの放送に際しては、随時、特設ニュースの編成やニュース時間の延長を行ったほか、関連番組を集中的に編成し、正確かつ機動的な報道と問題点の解明に努めた。
 解説番組については、「あすを読む」、「視点・論点」等を放送し、ニュースの背景、問題点等をわかりやすく解説するよう努めた。
 第18回参議院議員通常選挙に際しては、政見・経歴放送を行うとともに、開票速報及び選挙関連番組を実施した。
 広報番組については、「BSズームアップ」、「今夜のFM番組」を新設するとともに、「テレマップ」、「あなたの声に答えます」、「BS今夜の番組から」等を放送したほか、特集番組を随時放送した。

  イ 教育部門
 学校放送番組については、テレビジョンにおいて、教育放送で、インターネットと連動した小学校高学年向け番組「インターネットスクール・たったひとつの地球」を新設した。また、幼稚園・保育所向け番組「たっくんのオモチャ箱」、小学校低学年向け番組「ざわざわ森のがんこちゃん」、中学年向け番組「トゥトゥアンサンブル」、高学年向け番組「虹色定期便」、中学校・高校向け番組「スクール五輪の書」等を放送した。 社会教育番組については、テレビジョンにおいて、総合放送で、「課外授業 ようこそ先輩」を、教育放送で、「英語ビジネスワールド」、「NHKジュニアスペシャル」、「教育トゥデイ '98」を新設した。また、教育放送で、趣味悠々として、「アロハ フラ!フラダンス入門」、「手づくりパン工房」、「親子のための星空観察」等を放送するとともに、NHK人間大学として、「舞台・夢を紡ぐ磁場〜“ロミオとジュリエット”を演出する」、「都市と大学の世界史〜新しい大学像を考える」、「建築探偵・近代日本の洋館をさぐる」等を放送したほか、ETV特集として、「講演ドキュメント・こどもと向きあう」、「こんな先生がいた」等を放送した。衛星第2放送では、「健康ほっとライン」、「健康こどもっち」等を新設した。ラジオにおいては、第2放送で、語学講座として、「基礎英語」、「ドイツ語講座」、「フランス語講座」等を放送した。
 少年少女をめぐる様々な課題に対応し、少年少女の豊かな心を育むため、少年少女プロジェクトを設置して番組の開発を進め、テレビジョン教育放送で、特集番組として、「ききたい!10代の言い分」を随時放送したほか、放送開始40周年に際しては、「ドラマ愛の詩 いちご同盟」、「日本の学校・ここを変えて!21世紀に生かせ子どもたちの声」等を放送した。

  ウ 教養部門
 テレビジョンにおいて、総合放送で、「あの人とふたたび」、「にっぽん川紀行」、「オトナの試験」、「土曜ほっとモーニング」、「歴史出会い旅」、「さわやか自然百景」等を新設した。NHKスペシャルでは、「日本再建」、「海・知られざる世界」、「街道をゆく・第2シリーズ」、「世紀を越えて」等の大型企画番組、「キトラ−地中に眠る天文図のなぞ−」、「原爆投下・10秒の衝撃」、「環境ホルモン汚染 人間の生殖に何が起きているか」、「資本主義はどこへ行くのか−マネーの時代の選択−」、「これが世界一の望遠鏡“すばる”だ」等を放送し、土曜特集では、「おすすめ語学バラエティー」、「徹底研究!元気のツボ」、「あなたの知らないクルマ物語」、「歴史バラエティー 江戸城のお正月 びっくり探検」等を放送した。このほか、特集番組として、「三人姉妹−長崎・被爆53年目の夏に−」、「ヴァスコ・ダ・ガマ航海500年 インド洋・3万キロをゆく」、「生きものたちの惑星 氷の王国・北極圏 一瞬の夏に輝く生命」、「ルポルタージュ・モノの値段」等を放送した。教育放送では、海外少年少女ドラマ「ミステリー・グースバンプス」、同「ロビンソン一家漂流記」等を新設したほか、ETV特集として、「環境・調和への道」、「私の太宰治」、「法と少年」、「皇后陛下美智子さま 子供時代の読書の思い出」、「テレビが記録した知性たち」等を放送した。
 衛星第1放送では、「冒険への招待」等を新設した。また、日曜スペシャルとして、大型シリーズ企画番組「21世紀への証言」のほか、「世界標準を獲得せよ−激戦 携帯電話市場−」等を、特集番組として、「エコキッズ・地球の未来・みんなの未来」、「インターネット・ドキュメンタリー 地球法廷・生命操作を問う」等を放送した。衛星第2放送では、「とびっきり京都」、視聴者参加の大型生中継番組「おーい、ニッポン」等を新設したほか、立体生中継・世界悠々「すばらしき田園・イングランド」等を放送した。
 ラジオにおいては、第1放送で、「音楽夢倶楽部」、「ラジオ文芸館」等を新設し、第2放送で、NHK文化セミナーとして、「人間を探る」、「古典芸能の源流」を新設するとともに、NHKラジオライブラリーとして、「自作を語る」、「わが故郷わが青春」を新設した。

  エ 娯楽部門
 テレビジョンにおいて、総合放送で、連続テレビ小説「天うらら」、同「やんちゃくれ」、大河ドラマ「元禄繚乱」、金曜時代劇「いねむり紋蔵」、同「新・腕におぼえあり〜よろずや平四郎活人剣」、視聴者参加の公開番組「土曜特集ふるさと皆様劇場」、同「欽ちゃんとみんなでしゃべって笑って」、「青春のポップス」等を新設したほか、「NHKドラマ館」を新設して「35歳・夢の途中」、「いちばん綺麗なとき」等を放送した。また、水曜シリーズドラマとして、「私の中の誰か〜買い物依存症の女たち」、「必要のない人」、「遠い親戚 近くの他人?」等を放送したほか、特集番組として、「熱唱・熱演・名場面−歌で心を結ぶ“のど自慢”−」、正月時代劇「加賀百万石〜母と子の戦国サバイバル」等を放送した。
 衛星第2放送では、「歌が生まれるとき」、公開番組「BS日本のうた」等を新設したほか、BSドラマとして、「チョコレート革命」、「鶴亀ワルツ」等を、また、特集番組として、「ダイアナ・トリビュート・コンサート」、「エルトン・ジョンとスーパースターたち」等を放送した。
 ラジオにおいては、第1放送で、「クイズ面白講座」を新設した。FM放送では、「アジアポップスウインド」を新設するとともに、FMシアター「鳥が教えてくれた空」、同「サイパンの蒼い海」等を放送した。

  オ スポーツ部門
 ワールドカップサッカー・フランス大会について、日本が出場した試合を中心に、地上放送、衛星放送、ハイビジョン放送において、あわせて770時間を超える放送を行った。特に、衛星第1放送では、生中継を中心に全64試合の放送を行った。
 また、ウィンブルドンテニス、第13回アジア競技大会(バンコク)、ワールドカップジャンプ・札幌大会等の国際的なスポーツ競技大会や、国民体育大会、高校野球大会、都道府県対抗駅伝、バレーボール、大相撲、プロ野球、プロサッカー、米大リーグ野球、米プロゴルフツアー等の中継を行った。
 なお、テレビジョン総合放送で「サンデースポーツ」を放送するなど、スポーツ情報の充実を図った。

  カ 地域放送
 県域又は広域の放送として、地域に密着したニュース・情報番組、気象情報、教養番組等の充実に努め、テレビジョン総合放送において、首都圏では、平日午後5時台にニュース・情報番組「首都圏いきいきワイド」を新設し、各地域では、「北海道金曜セレクション」、「万葉浪漫」(近畿地方)等を新設した。また、「北海道・再生の条件」、「どう築く21世紀の農業−新農業基本法の制定を前に−」(東北地方)、特報首都圏 '98「那珂川はんらんの猛威・その時住民はどう行動したのか」、「蓮如 その人と時代−没後500年−」(北陸地方)、「関西経済 活性化の切り札はあるか」、「水上の平安絵巻〜宮島・管絃祭」、「3橋時代がやってくる−橋は何を変えるのか−」(四国地方)、「肥前民話 語り部の四季−語り部 蒲原タツエの世界−」等の地域事情に応じた多様な番組を放送した。さらに、都道府県ごとの20世紀の地域の歩みを、新たに収集した映像や証言などで綴った番組として、各放送局で「映像の20世紀」を放送した。台風4号に伴う関東北部・東北南部地方の集中豪雨等に際しては、随時、地域向けの放送を実施したほか、テレビジョン総合放送において、画面の表示方法を工夫するなど、きめ細かな生活関連情報等を提供するよう努めた。
 なお、「ふるさとの伝承」など特色ある地域放送番組については、テレビジョン総合放送の「ミッドナイトチャンネル」等において、随時放送し、全国に紹介した。

  キ ハイビジョン放送
 「名曲の森」、「小椋佳 歌談の部屋」、「セッション '98」、NHKスペシャル「街道をゆく・第2シリーズ」等を新設した。また、「NHK週刊ハイビジョンニュース」、「体感生中継 これがナイアガラ瀑布だ」、「ヒマラヤトレッキング紀行 天上の楽園を行く」等のほか、スペースシャトルにハイビジョンカメラを搭載して地球の姿を捉えた「宇宙からみた地球−シャトルに載ったハイビジョン−」等を放送した。このほか、ワールドカップサッカー・フランス大会に際し、独自編成により325時間を超える放送を行うとともに、大相撲、プロサッカー等のスポーツ中継を実施した。

  ク テレビジョン補完放送
テレビジョン補完放送(音声)については、テレビジョン各波で、「NHK歌謡コンサート」、「N響アワー」、スポーツ中継、各種コンサート等をステレオ放送で、「NHKニュース7」、「日本の伝統芸能」、「ワールドニュースBS22」、ドラマ「ERV緊急救命室」等を2か国語放送で、連続テレビ小説、「きょうの健康」等を解説放送で実施した。なお、衛星放送で、「クラシック・ロイヤルシート」、「BS日本のうた」等を、ハイビジョン放送で、「青春のポップス」、「ハイビジョン N響演奏会」等を高音質のBモードステレオ放送で実施した。
 テレビジョン補完放送(文字)については、聴覚障害者向けの字幕放送として、総合放送、教育放送、衛星第2放送において、連続テレビ小説、「ふたりのビッグショー」、「きょうの健康」等のほか、「にっぽん北から南まで・自然発見ふるさとの海」、「ビジュアル宇宙紀行−星々の生と死の物語−」、「連続テレビ小説 天うらら 総集編」、「ドラマ愛の詩 いちご同盟」等の特集番組で実施した。 (字幕放送番組一覧 資料6)

  ケ テレビジョン文字多重放送
ニュース、番組ガイド、地域情報等の放送を行ったほか、第18回参議院議員通常選挙等の特集番組を随時放送した。また、ワールドカップサッカー・フランス大会、台風4号に伴う関東北部・東北南部地方の集中豪雨等に際し、関連情報を臨機に放送した。 (テレビジョン文字多重放送番組表 資料7)

  コ FM文字多重放送
ニュース、気象情報、地震情報等の放送を行った。

  サ 緊急警報放送
 5月4日の石垣島南東沖を震源とする地震による津波警報の発令に伴い、ハイビジョン放送を除くテレビジョン・ラジオ全波で、緊急警報放送を実施した。

  シ 関連団体等への番組制作委託
 コンパクトな番組制作体制の下で多様で質の高い放送番組を安定的に確保するため、一部の番組について、関連団体に制作を委託した。番組の一層の多様化を図るため、外部のプロダクションにも関連団体を通じて番組の制作を委託し、「課外授業 ようこそ先輩」、土曜特集「大逆転!奇跡はそこから始まった−スポーツ名勝負物語−」、「杉の海によみがえる巨大楼閣−中国・森の民トン族−」等を放送した。

 (3) 国内番組基準の変更
 5月、国内番組基準を変更し、番組制作に当たっては、アニメーション等の映像手法による身体への影響に配慮する旨の規定を新設した。

 (4) 放送番組審議会等
 中央放送番組審議会は11回開催され、会長の諮問に応じて、国内番組基準の変更及び平成11年度国内放送番組編集の基本計画について審議し、答申を行ったほか、放送番組全般について意見交換を行った。各地方放送番組審議会はそれぞれ11回開催され、会長の諮問に応じて、平成11年度各地方向け地域放送番組編集計画について審議し、答申を行ったほか、各地方向け地域放送番組等について意見交換を行った。各審議会の答申や議事の概要等については、全国向け又は各地方向けの放送を通じて周知するとともに、インターネットホームページへ掲載するなど、その公表を積極的に進めた。なお、視聴者意向の概要を審議会に毎回報告するなど、審議の一層の充実に資した。 (委員名 資料8)
 放送番組の企画及び実施に当たっては、学校放送番組委員会等部外委員による番組専門委員会における検討を参考にした。

 (5) 放送番組の考査
国内番組基準にのっとり、放送番組の事前考査及び放送時の考査を実施し、放送番組の向上に資するよう努めた。考査結果については、速やかに放送現場への周知を行った。
 考査に当たっては、部外のモニターによる番組評価を参考にした。モニターによる番組評価は放送現場にも周知し、視聴者の意向が放送番組に反映されるよう努めた。

 (6) 放送番組等の保存
放送番組の再利用等を容易にするため、番組の体系的な保存に努めた。また、日本の優れた文化遺産、人物、事件等の映像・音声記録を保存したほか、国内各地域の20世紀を記録した映像等を都道府県単位に収集、保存する事業を実施した。なお、現在分散して保存している放送番組等の一元的な保存・管理・活用体制について検討を行った。 放送法第5条の規定に基づき、訂正・取消し放送の関係者等が内容を確認できるよう、放送番組を保存した。

 (7) 一般放送事業者への放送番組の提供等
一般放送事業者に対し、放送番組74本、放送番組の編集に必要な資料1,201件を提供した。また、財団法人放送番組センターに対し、同法人が行う一般放送事業者への放送番組の貸出しのためテレビジョン番組26本を提供するとともに、同法人が行う放送番組ライブラリー事業のため放送番組557本を提供したほか、株式会社日本文字放送、同西日本文字放送、同中部文字放送に対し資料の提供を行った。
また、放送大学学園に対し、資料1,122件を提供するとともに、ケーブルテレビ事業者に対し放送番組の提供を行ったほか、財団法人マルチメディア振興センターに対し、放送番組157本を提供した。
さらに、聴力障害者向け字幕付きビデオの制作・貸出や海外の日本人、船舶乗組員等の視聴に供するために放送番組の提供を行ったほか、番組複製頒布事業等のための放送番組二次使用申込みにも応じた。

 (8) 番組の受賞
イタリア賞において、NHKスペシャル「なぜ隣人を殺したか−ルワンダ虐殺と煽動ラジオ放送−」がテレビドキュメンタリー・時事問題番組部門でイタリア賞を受賞した。
 バンフテレビ祭において、NHKスペシャル「ことばを覚えたチンパンジー−アイちゃん19年の記録−」がポピュラーサイエンス部門でロッキー賞を受賞した。
 ゴールデンチェストドラマ番組国際テレビ祭において、中学生日記「おじいちゃんのふるさと」が青少年向けテレビドラマ部門でゴールデンチェスト賞を受賞した。
 芸術祭において、NHKスペシャル「原爆投下・10秒の衝撃」がテレビ・ドキュメンタリー部門で、FMシアター「鳥が教えてくれた空」がラジオ・ドラマ部門で、それぞれ優秀賞を受賞した。
 放送文化基金賞において、NHKスペシャル「生殖異変−しのびよる環境ホルモン汚染−」がテレビドキュメンタリー番組部門で、特集「地雷ではなく花を…」がラジオ番組部門で、それぞれ本賞を、土曜ドラマ「唄を忘れたカナリヤは…」がテレビドラマ番組部門で優秀賞を受賞した。
 ギャラクシー賞において、NHKスペシャル「家族の肖像」がテレビ部門で大賞を受賞した。
 科学放送賞において、NHKスペシャル「原爆投下・10秒の衝撃」が科学放送高柳記念賞を受賞した。
 ハイビジョン国際映像祭において、「長野オリンピック総集編」がエンターテインメント部門で最優秀作品賞を受賞した。

 (9) その他
 アニメーション番組の一部視聴者が体調に異常を来した問題を契機に日本民間放送連盟と共同で設置した検討会の検討結果等を踏まえ、4月、「アニメーション等の映像手法に関するガイドライン」を日本民間放送連盟と共同で策定するとともに、画面点滅の頻度等ガイドラインに係る技術的情報を自動的に測定、表示する参考計測機を新たに開発して活用したほか、医学的な見地からの検討を行うなど、問題の再発防止に努めた。 12月、青少年に関する問題について、「青少年と放送に関する専門家会合」を日本民間放送連盟、郵政省と共同で設置し、放送分野における対応策のあり方について検討を進めた。
 このほか、放送番組に関する視聴者からの重大な苦情の審理等を行う「放送と人権等権利に関する委員会機構」及び放送番組向上の方策について協議等を行う「放送番組向上協議会」の運営に協力した。なお、9年12月に放送した「クローズアップ現代」の取材、編集過程に関し、10月、放送と人権等権利に関する委員会から、放送倫理上問題があったとの見解が示されたことを受け、その主旨を放送するとともに、放送倫理の一層の徹底に努めた。

2 国際放送(テレビジョン・ラジオ)
 (1) テレビジョン国際放送
 ア 番組の編成
 テレビジョン国際放送として、世界のほぼ全地域に向けた放送を、日本語及び英語により、衛星を利用して実施した。
 4月、デジタル方式による放送を、新たにアジア・太平洋地域向けに開始し、10月には、放送区域を南北アメリカ、欧州、中東、南西アジア、アフリカ北部地域に拡大して、世界のほぼ全地域に向けて3つの衛星により、同一の番組編成による放送を実施した。放送時間は、1日平均18時間6分であった。なお、放送の開始に際しては、受信方法の周知に万全を期すよう努めた。
 また、前年度に引き続き、受信が容易で、現地の生活時間に合わせた番組編成の放送として、北米向けに1日平均5時間33分、東部を除く欧州向けには放送時間を拡大して1日平均5時間29分の放送を、日本語及び英語で実施した。なお、北米向け放送については、10月、利用する衛星を変更した。
 放送番組の編集に当たっては、諸外国の日本に対する理解を深め、文化及び経済の国際交流の発展に寄与するとともに、海外の日本人に対する最新情報の提供を図るため、次を年度重点事項として、放送番組の充実に努めた。
@ 国内放送との同時放送を中心としたニュース・情報番組の編成
A 英語ニュースの編成など英語による情報発信の強化
B アジアの情報を伝える番組の拡充
 放送番組については、国内放送から抜粋した番組及びテレビジョン国際放送独自の番組を、報道又はインフォメーション番組として編成した。

  イ 番組の実施
 世界のほぼ全地域に向けた同一編成の放送では、英語ニュース「NHK WORLD DAYLINEJAPAN」、2か国語ニュース「NHK WORLD JAPAN THIS DAY」、同「NHK WORLD JAPAN THIS WEEK 」等を独自番組として放送するとともに、「東京マーケット情報」、「首都圏いきいきワイド」、「NHKニュース7」、「日曜討論」、「新アジア発見」等を国内放送との同時放送を中心に放送した。なお、インドネシア情勢の緊迫に際しては、日本人の生命・安全の確保に関する情報を集中的に放送した。
 北米向け放送及び欧州向け放送では、「NHK WORLD JAPAN THIS WEEK 」、「新アジア発見」を新設するとともに、「東京マーケット情報」を拡充した。欧州向け放送では、早朝にニュースを新設した。

 (2) ラジオ国際放送
  ア 番組の編成
 ラジオ国際放送については、放送法に基づく国際放送実施命令によるものと一体として、全世界の17の放送区域に向け、1日65時間(一般向け放送31時間、地域向け放送34時間)の放送を22の言語により、短波放送で実施した。
 放送番組の編集に当たっては、諸外国の日本に対する理解を深め、文化及び経済の国際交流の発展に寄与するとともに、増加する海外の日本人に対する放送サービスの強化を図るため、次を年度重点事項として、放送番組の充実に努めた。
@ 海外の日本人の安全に役立つ情報のきめ細かな提供
A 放送時間や放送回数等の見直しによる地域向け放送の刷新
B 内外の重要問題に関する日本の見解及び世論の動向の正確な報道
C 日本及び日本人に対する理解の促進に役立つ番組の編成
 4月には、番組改定を行い、一般向け放送において、日本語番組について、各地域向けの送信時間を拡大するとともに、大相撲等の国内放送との同時放送を拡充するなど、報道番組及びインフォメーション番組の充実を図った。
 地域向け放送においては、より親しみやすいサービスを目指して、中国語放送やロシア語放送等について、情報性に重点を置いた番組のコンパクト化や放送回数の拡大等を進め、報道番組及びインフォメーション番組の充実刷新を図った。
 放送事項別比率は、年度平均、報道67.0%、インフォメーション31.7%、娯楽1.3%であった。 (ラジオ国際放送の放送事項別放送時間及び比率 資料9)

  イ 番組の実施
  (ア) 報道部門及びインフォメーション部門
 報道部門・インフォメーション部門にまたがる番組として、地域向け放送において、情報番組「ラジオ日本ワイド」を刷新して、「今週の顔」、「トレンド情報」、「おもしろテクノロジー」等のコーナーを新設した。
 報道部門では、一般向け放送において、「海外安全情報」を拡充した。
 日ロ首脳会談、インドとパキスタンの核実験実施、インドネシア情勢の緊迫、第18回参議院議員通常選挙、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のミサイル発射、キム・デジュン韓国大統領訪日、景気対策、クリントン米大統領訪日、米英によるイラク空爆等内外の重要問題について正確かつ迅速な報道に努めるとともに、日本の立場を明らかにした見解を随時報道したほか、世論の動向を正しく伝えるよう努めた。特に、インドネシア情勢の緊迫に際しては、日本人の生命・安全の確保に関する情報を集中的に放送した。
 インフォメーション部門では、一般向け放送において、在日外国人の目を通して現在の日本を紹介する英語番組「マイ・ジャパン・ダイアリー」を新設した。地域向け放送においては、日本語学習番組「やさしい日本語」について、インドネシア語、ビルマ語、ヒンディ語等の番組を刷新した。
 なお、両部門を通じて、一般向け放送において、国内放送との同時放送を実施し、「ラジオ深夜便」、「NHKジャーナル」、「フレッシュトーク」、大相撲、夏の高校野球決勝戦等を放送した。
  (イ) 娯楽部門
 一般向け放送において、「エンジョイ音楽館」を放送したほか、国内放送との同時放送を実施し、「NHKのど自慢」、「真打ち競演」、「NHK紅白歌合戦」を放送した。

  ウ 海外中継放送
 受信状況の改善を図るため、4月、英領アセンション島・アセンション送信所から南米東部向けに1日1時間の放送を開始し、アフリカ中部向け、アフリカ西部向け、アフリカ東部向けと合わせて1日8時間30分の放送を実施した。また、ガボン・モヤビ送信所から、欧州・中東・北アフリカ向け、アフリカ南部向けに1日10時間、カナダ・サックビル送信所から、北米東部向け、北米中部・西部向けに1日8時間、仏領ギアナ・モンシネリ送信所から、南米東部向け、南米西部向け、中米向けに1日7時間30分、スリランカ・エカラ送信所から、南西アジア向け、中東・北アフリカ向けに1日10時間、イギリス・スケルトン送信所から、欧州向けに1日9時間、シンガポール・クランジ送信所から、インドシナ半島向け、オセアニア向けに1日13時間の放送を実施した。 (ラジオ国際放送の中継放送時間(1日)の推移 資料10)
 これらのうち、サックビル送信所、アセンション送信所、クランジ送信所からの放送の一部とモンシネリ送信所からの放送については、外国放送事業者との交換中継方式により実施した。

 (3) 放送番組審議会
 国際放送番組審議会は11回開催され、会長の諮問に応じて平成11年度国際放送(テレビジョン・ラジオ)の放送番組編集の基本計画について審議し、答申を行ったほか、放送番組全般について意見交換を行った。審議会の答申や議事の概要等については、放送等を通じて公表した。なお、視聴者意向の概要を審議会に毎回報告するなど、審議の一層の充実に資した。 (委員名 資料11)

 (4) 放送番組の考査
 国際番組基準にのっとり考査を実施し、放送番組の向上に資するよう努めた。考査結果については、速やかに放送現場への周知を行った。
 考査に当たっては、海外のモニターによる番組評価のほか、視聴者から寄せられた意向を参考にした。モニターによる番組評価は放送現場にも周知し、視聴者の意向が放送番組に反映されるよう努めた。なお、ラジオ国際放送の海外モニターについては、使用言語ごとに委嘱を行った。

 (5) 受信状況、反響等
  ア 受信状況
 ラジオ国際放送の八俣送信所からの放送については、ハワイでは、良好な受信状態であった。アジア大陸、東南アジア、極東ロシア、オセアニアの各地域では、おおむね良好な受信状態であった。南西アジア、北米、中南米地域では、場所、時期、時間帯によって良好な受信状態と不安定な受信状態に分かれた。欧州、中東、アフリカ地域では、中位以下の受信状態となることが多かった。海外の送信所からの中継放送については、対象とする各地域でおおむね良好な受信状態であった。

  イ 反 響
 テレビジョン国際放送に関しては、新たに開始した世界のほぼ全地域に向けた同一編成の放送について、受信方法の問い合わせや放送開始を歓迎する声が寄せられた。
 ラジオ国際放送に関して聴取者から寄せられた投書数は5万通であった。これらの投書によると、インドネシア情勢、広島平和記念式典をはじめとするニュース・報道番組、海外安全情報、日本紹介番組、日本語学習番組等が好評であった。

  ウ 周知及び利用促進
 テレビジョン及びラジオ国際放送で番組情報等の提供を行うとともに、番組表について、空港等での配布、インターネットホームページへの掲載、ファクシミリによる提供を行ったほか、海外関係公的機関、海外進出企業等への訪問活動を実施するなど、テレビジョン及びラジオ国際放送の一層の周知及び利用促進を図った。
 特に、テレビジョン国際放送において、世界のほぼ全地域に向けた同一編成の放送を開始するに際しては、本部に海外からの問い合わせ窓口を設けるとともに、アジア地域で受信方法の説明会を開催したほか、受信の手引きを海外関係公的機関、海外進出企業等に配布するなど、受信方法の周知に万全を期すよう努めた。

 (6) 中継国際放送
 ラジオ国際放送に係る八俣送信所からの中継国際放送については、カナダ放送協会の委託による放送を東南アジア及びアジア大陸向けに1日6時間、ラジオ・フランス・アンテルナシオナルの委託による放送を東南アジア及びアジア大陸向けに1日7時間30分、イギリス放送協会の委託による放送をアジア大陸向けに1日10時間実施した。

3 放送番組の国際交流
 (1) 海外への放送番組の提供等
 外国放送事業者等への放送番組の提供を積極的に推進した。
 このうち、衛星伝送による番組提供については、連続テレビ小説、「生活ほっとモーニング」、「おかあさんといっしょ」、「NHKニュース7」等を、3つの通信衛星でほぼ全世界をカバーするデジタル回線網を利用して、アジア・太平洋、南北アメリカ、欧州地域等の65の放送事業者等に対し、1日18時間の配信により提供した。
このほか、財団法人NHKインターナショナル及び財団法人放送番組国際交流センターが行う放送番組国際ライブラリー事業に対してそれぞれ放送番組を提供し、国際理解の促進に資するよう努めた。
 エリツィン・ロシア大統領、キム・デジュン韓国大統領、クリントン米大統領、江沢民・中国国家主席の訪日、世界遺産京都会議等に際しては、外国放送事業者等に対し、取材、制作、衛星伝送の協力を行った。

 (2) 放送番組の共同制作等
 外国放送事業者等との放送番組の共同制作を積極的に推進し、「北京平和音楽祭」、NHKスペシャル「ブッダ・大いなる旅路」、同「海・知られざる世界」、「生きもの地球紀行〜カナダ北極圏 氷海の覇者・ホッキョククジラ」、「アニメ・ケチャップ」等を制作した。
 外国放送事業者との番組交換については、協力協定等に基づくもののほか、アジア・太平洋放送連合(ABU)加盟の放送事業者と共同して行う衛星伝送による定時ニュース交換等を実施した。また、ABUの番組交換活動にも参加した。
 なお、協会と協力協定や協力覚書を締結している外国放送事業者等は、37か国49機関であった。

 (3) 「日本賞」教育番組国際コンクール
 第25回「日本賞」教育番組国際コンクールを、11月、東京において実施した。コンクールには、51か国106機関(170作品)が参加した。


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