■パキスタンのカラチで、日本人の乗った車が発砲事件の被害にあったことから、現地の総領事館が注意を呼びかけています。
パキスタン・カラチの日本総領事館によりますと、6月6日朝、日本人の乗った車が、カラチ市内の通称バローチ・コロニー・ロードを走っていたところ、道路中央付近にいた3人組の若い男のうち1人が車が通るときに拳銃を取り出して、地面に向け発砲しました。
車はスピードを上げてその場を去りましたが、後で車を調べたところ、ドアに拳銃の弾の痕が見つかりました。
拳銃の弾が地面ではねて、車に当たったものと見られています。
3人組の男たちは、道路中央付近に廃タイヤを置いて火をつけ、交通妨害をしようとしていたということです。
カラチの日本総領事館では、今回の発砲事件は、たまたま別の犯罪の現場に出くわしたためとみていますが、こうした事件にあわないよう次のような注意を呼びかけています。
▽早朝や日没後、特に人通りが少なくなる時間帯に外出するときは必ず警備員を伴う。
▽目的地には必ず直行することを厳守し、不測の事態が起きても不用意に車を止めない。
▽早朝や深夜は多少遠回りになっても大通りを通る。
▽ふだんから治安関係の情報収集に努め、不穏な情報を入手した場合は、可能な範囲でスケジュールの変更などを検討する。
カラチの日本総領事館ではこうした注意を呼びかけています。

■東ティモールでは、貧困問題や若年層の失業問題といった問題を抱えているほか、インドネシアとの国境近辺では、治安の不安定な状況があるとして日本の外務省が注意を呼びかけています。
東ティモールでは、2012年7月の国民議会選挙を受けて、グスマン首相が開発を最優先課題とした施策に取り組んでいます。
しかし、貧困問題や若年層の失業問題は依然として未解決のままで、経済の停滞などから政治的な緊張が高まり、突発的な騒ぎが起きるおそれがあります。
また、独立時に反対の立場を取った多くの民兵がインドネシア側に居住していることもあって、国境付近では治安が安定していません。
2010年にはオエクシ県南部の国境付近に設置された事務所がインドネシア軍に壊されたほか、2011年にはコファリマ県で、警察官が殺害される事件が起きています。
このため、日本の外務省では、東ティモールについて、インドネシアとの国境地帯に「渡航の是非検討」の危険情報を出して、渡航する場合には事前に治安情報の収集に努めて安全対策を講じるよう呼びかけるとともに、そのほかの地域には、「十分注意」の危険情報を出して注意を呼びかけています。