NHKワールド・ラジオ日本

海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2017年7月13日更新

スリランカでは、蚊が媒介するデング熱が、過去最大規模で流行しているため、日本の外務省が注意を呼びかけています。

スリランカ

スリランカの保健省によりますと、スリランカでは、今年に入って7月7日までに、デング熱の感染者が疑わしい患者も含めて8万人を超え、過去最大規模の流行となっていて、このうちおよそ250人が死亡しています。
感染者の43%が最大都市コロンボのある西部州で発生しています。
デング熱は、ウイルスを持つ蚊に刺されることで感染します。
通常、3日から7日の潜伏期間の後、38度から40度ほどの高熱や激しい頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が出ます。
重症化してデング出血熱になると、通常でも10パーセント前後、適切な手当てを受けないと、40パーセントから50パーセントの割合で死亡します。
デング熱には特効薬や予防薬はなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。
このため、日本の外務省では、次のような注意を呼びかけています。
▽外出するときは、長袖シャツや長ズボンを着用し、肌の露出した部分には虫よけスプレーをかける。
▽室内では、電気蚊取り器、蚊取り線香、殺虫剤、蚊帳などを使う。
▽症状が出たらすぐに専門の医師の診察を受ける。
日本の外務省では、こうした注意を呼びかけています。

2017年7月12日更新

マレーシアで、狂犬病に感染した子ども2人が死亡しました。

マレーシア

マレーシア当局は5日、狂犬病にかかった2人の子どもが死亡したと発表しました。
現地の報道などによりますと、死亡したのは、ボルネオ島のサラワク州セリアン地区の農村地域に住む6歳の女の子と4歳の男の子のきょうだいです。
サラワク州の地方自治体などによりますと、死亡した2人を含む3人が狂犬病に感染していました。
感染したもう1人も危篤状態にあるということです。
マレーシアで狂犬病による死者が出たのは、およそ20年ぶりだということです。
日本の厚生労働省検疫所によりますと、狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染したイヌやネコ、サルなどの哺乳動物にかまれたり、目や口の粘膜をなめられたりすることで感染します。
感染すると、10日ほどで発熱や頭痛、全身のだるさ、おう吐などの症状がでます。
そして、ものを飲み込みづらくなり、液体を飲もうとすると筋肉がけいれんするため、水を恐れるようになります。
そのあと昏睡状態となり、呼吸機能が麻痺して死亡します。
発症すると、ほぼ100パーセント死亡します。
日本の厚生労働省検疫所では、狂犬病が発生した地域では動物にむやみに手を出さないようにするとともに、狂犬病のおそれのある動物にかまれたら、傷口を石けんと水でよく洗い、消毒液で消毒して、できるだけ早く病院で診察を受けるように呼びかけています。

中東・中央アジア

2017年7月19日更新

トルコでは、依然、国内各地でテロが発生するなど、治安が不安定なため、日本の外務省が注意を呼びかけています。

トルコ

トルコにはおよそ300万人のシリア難民が流入しているといわれ、その中には、過激派組織IS=イスラミックステートの関係者が紛れ込んでいるとみられています。
ISは、2016年11月以降、トルコへの攻撃を繰り返し呼びかけており、2017年1月には、最大都市イスタンブールのナイトクラブで、ISによるテロが実行され、多くの外国人を含む死傷者が出ました。
一方、長年、トルコ当局に対する攻撃を繰り返してきた武装組織PKK=クルド労働者党も、主に、東部や南東部で、警察や軍施設などへのテロ活動を激化させています。
また、去年7月15日に発生したクーデター未遂事件の直後に出された非常事態宣言は、7月15日に、3か月間、延長されることになりました。
延長されたのは4回目です。
日本の外務省では、トルコについて、シリアとの国境地帯とイラクとの国境地帯の一部に「退避勧告」、ディヤルバクル県とイラクとの国境地帯の一部に「渡航中止勧告」、このほか、地域によって、「不要不急の渡航中止」と「十分注意」の危険情報を出して注意を呼びかけています。

トルコ

2017年7月18日更新

中東のエルサレムにある宗教的な聖地で、14日、武装したパレスチナ人とイスラエルの警察との間で銃撃戦があり、あわせて6人が死傷しました。

エルサレム

エルサレムの旧市街で、14日朝、イスラム教とユダヤ教の双方にとっての重要な聖地に、銃とナイフで武装したパレスチナ人3人が押し入り、イスラエルの警察との間で銃撃戦となりました。
この銃撃戦で、武装したパレスチナ人3人全員が死亡したほか、イスラエルの警察官3人がけがをしました。
イスラエルとパレスチナの間では、エルサレムの聖地をめぐる対立などを背景に、同じような襲撃事件が相次いでいて、この2年間で、双方あわせておよそ300人が死亡しています。
イスラエルの日本大使館では、今回の銃撃戦を契機に、衝突がエスカレートすることが懸念されるとして、パレスチナに渡航、滞在を予定している人や、すでに滞在中の人に対して、最新情報の入手に努め、十分に安全対策を心がけるよう呼びかけています。

南北アメリカ

2017年7月20日更新

ペルーでは、観光地のクスコで、労働条件の改善を求める教職員らのデモの影響で、クスコ空港へのアクセスが制限されるなどの事態になっているため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

ペルー

ペルーの日本大使館によりますと、ペルー南部のクスコでは、教職員らが労働条件の改善を求めて無期限のデモを行っており、このデモの影響で、クスコ空港につながる道路が一時的に閉鎖されるなど、観光客に影響が出ています。
6月30日には、クスコ空港周辺におよそ500人のデモ隊が集まり、空港へのアクセスを妨害したため、鎮圧に当たる警察当局と衝突し、けが人も出たということです。
クスコ空港は、今も、時間帯によっては、空港敷地内への車両の乗り入れが禁止されるなど、アクセスが制限されているということです。
クスコは、古代インカ帝国の遺跡で知られるペルー有数の観光地です。
ペルーの日本大使館では、今後も、不測の事態が起きるおそれがあるとして、この地域へ渡航・滞在する人に、次のような注意を呼びかけています。
▽報道などから最新の情報の入手に努める。
▽デモなどには近づかず、遭遇した場合はすぐにその場から離れる。
▽普段は比較的安全と思われる場所でも注意を怠らない。
▽道路が封鎖された場合に備えて、時間に余裕をもって行動する。
ペルーの日本大使館ではこうした注意を呼びかけています。

2017年7月19日更新

グアテマラでは、7月がボーナスの支給の月で、これを狙う犯罪集団の活動が活発になって、犯罪が多発する傾向があるため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

グアテマラ

グアテマラでは、7月が、企業などでボーナスが支給される月です。
そのため、7月から8月にかけて犯罪が増える傾向にあり、バイクなどを使った路上強盗が増加する傾向があります。
また、青少年の犯罪組織「マラス」もボーナス分の「みかじめ料」をバス会社などに要求し、支払いを拒否されると、バスの運転手や助手を襲撃するほか、みかじめ料の支払いをめぐって、住民と衝突する機会が増えることなども予想されます。
このため、グアテマラの日本大使館では、グアテマラに渡航、滞在する人に対して、こうした事件に巻き込まれないように、次のような注意を呼びかけています。
▽バスなどの公共交通機関の利用は極力控える。
▽犯罪現場に遭遇したら、すぐにその場を離れる。
▽強盗に遭ったら、相手の顔を見ることなく要求されたものを渡して、身の安全をはかる。
こうした注意を呼びかけています。
また、日本の外務省は、グアテマラでは、殺人事件が多発するなど、治安は依然、深刻な状況だとして、全土に「十分注意」の危険情報を出しています。

グアテマラ

ヨーロッパ

2017年7月6日更新

フランスのパリでは、エッフェル塔界わいでの日本人が犯罪に遭う被害が増えているため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

フランス

フランスの日本大使館によりますと、6月中に日本大使館に届けられた盗難など犯罪被害の件数は39件でした。
ことしに入ってからの合計は、合わせて209件となっています。
被害は、スリによる被害が25件、次いで、置き引きが12件、ひったくりが2件となっています。
被害に遭った場所をみますと、最も多かったのが、地下鉄の車内や駅の構内で、11件、次いで、オペラ座界わいが6件、エッフェル塔界わいが5件などとなっています。
前の月の5月は、エッフェル塔界わいでの被害はありませんでした。
被害の状況は次のようなものです。
▽出張で訪れた男性がエッフェル塔近くのタクシー乗り場で、タクシーを待ちながらタバコを吸っていたところ、気づかないうちにビジネスバッグが盗まれていた。
▽男性旅行者が、広場でエッフェル塔のライトアップを見ていた際、リュックサックから貴重品を盗まれた。
▽女性旅行者が、レストランのテラスで3人で食事中、荷物をいすの上に置いてトイレに行った際、戻ってきたら、荷物が盗まれていた。
こうした被害に遭わないように、フランスの日本大使館では、荷物は常に目の届く所に置いておくとともに、見知らぬ人から話しかけられるなど、注意をそらされることがあった際には、貴重品が狙われていると考えて、十分注意するように呼びかけています。

2017年7月4日更新

G20サミットが、今月7日と8日にドイツのハンブルクで開かれますが、これに関連するデモや集会が数多く予定されているため、現地の日本総領事館では不測の事態に巻き込まれないよう注意を呼びかけています。

ドイツ

G20サミットは、今月7日と8日にドイツのハンブルクで開かれます。
ハンブルクの日本総領事館によりますと、このサミットに関連して、7月2日から8日にかけて25を超えるデモや集会がハンブルクで予定されています。
これらのデモなどの影響で、ハンブルクでは、交通渋滞や公共交通機関のマヒなどが起きるおそれがあるほか、一部のデモなどが暴徒化するおそれもあります。
こうしたことから、ハンブルクの日本総領事館では、ハンブルクに渡航、滞在を予定している人や滞在中の人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽G20サミットの会場となるハンブルクメッセやエルプフィルハーモニーでは、通行が規制される区域が設けられるので、注意する。
▽ハンブルク市庁舎を含む中心街への出入りは、できるだけ避ける。
▽デモなどが予定されている地区への立ち入りは控えるとともに、万一、デモや騒動に遭遇した場合には、速やかにその場を離れる。
日本総領事館ではこのように呼びかけています。

アフリカ

2017年7月20日更新

アンゴラでは、8月に大統領選挙などが予定されていますが、選挙運動の活発化に伴い、不測の事態が起きるおそれがあるとして、日本の外務省が注意を呼びかけています。

アンゴラ

アンゴラでは、8月23日に大統領と国民議会議員を選ぶ総選挙が予定されており、7月23日から8月22日までが選挙運動の期間となっています。
アンゴラでは、4年前の総選挙はおおむね平穏に行われました。
しかし、今回は38年にわたり長期政権を続けてきた大統領が引退することから、日本の外務省では、これまでとは違って選挙運動の活発化に伴って不測の事態が起きるおそれがあるとして、選挙運動期間や投票日前後にアンゴラに渡航・滞在する人に、次のような注意を呼びかけています。
▽政党や候補者の遊説や集会、行進などが行われている場所には近づかない。
▽デモなどに遭遇した場合は、すぐにその場を離れる。
▽特定の候補者に対する支持や非難など、不用意な言動は慎む。
▽投票所及び開票所には近づかない。
▽不測の事態に備え、食料品や飲料水、燃料などを用意しておく。
日本の外務省ではこうした注意を呼びかけています。

2017年7月18日更新

エジプト東部の保養地で、外国人観光客が刃物を持った男に次々に襲われ、ドイツ人の女性2人が死亡する事件が起きたため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

エジプト

エジプト東部の紅海に面した保養地、ハルガダのホテルのビーチで、14日、外国人の観光客が、刃物を持った男に相次いで襲われました。
エジプトの治安当局によりますと、この事件で、ドイツ人の女性2人が死亡、チェコ人など4人がけがをしました。
警察によりますと、男は、近くの浜辺から泳いで、ホテルのビーチに侵入したということです。
エジプトでは、同じ14日、首都カイロの近郊で、警察の車両が襲撃され、5人の警察官が死亡する事件が起きています。
いずれの事件も、犯行声明などは出ていませんが、エジプトでは、過激派組織IS=イスラミックステートが、首都カイロや東部のシナイ半島などで、キリスト教徒を狙ったテロや、警察や軍に対する襲撃事件を繰り返しています。
エジプトの日本大使館では、エジプトへの渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽観光地では、外国人が犯罪のターゲットになることを十分に認識し、ホテルなどに宿泊する際には警備状況などを確認する。
▽軍や警察などの政府関係機関の施設や車両、主要なインフラ施設、それに、デモや集会などには近づかない。
▽公共交通機関や教会など、不特定多数の人が集まる場所では、周囲の状況に注意する。
▽不審な状況を察知したら、すぐにその場を離れる。
このように呼びかけています。

津波情報について

日本の気象庁やハワイの太平洋津波警報センターは、太平洋やインド洋で起きた大きな地震で、沿岸の国々に津波の可能性がある場合、津波情報を発表します。

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海外で大きな地震を感じたときは、念のため海岸から離れて、NHKのテレビ・ラジオ国際放送に注意してください。滞在している国・地域の気象・防災機関の情報にも注意してください。

注)NHKの海外向けテレビは、西アフリカと南太平洋の一部を除いて、ほぼ全世界に向けて放送されていますが、居住・旅行している国・地域や宿泊先のホテルなどによって視聴環境に大きな差があり、見られない場合もあります。また、ラジオ日本(短波による国際放送)は、国・地域によって放送時間が異なりますので、ご注意ください。