NHKワールド・ラジオ日本

海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2017年5月25日更新

インドネシアの首都ジャカルタのバスターミナル付近で、5月24日夜、自爆テロとみられる2回の爆発があり、警察官3人が死亡し、市民ら10人がケガをしました。

インドネシア

インドネシアの警察によりますと、5月24日の午後9時ごろ、首都ジャカルタ東部のバスターミナル付近で、2回の爆発がありました。
この爆発で、警察官3人が死亡したほか、市民5人と警察官5人のあわせて10人がけがをしました。
現場からは爆弾を爆発させたとみられる2人の男の遺体が見つかり、警察は、この2人がそれぞれ爆弾を爆発させた自爆テロ事件とみています。
世界で最も多くのイスラム教徒が暮らすインドネシアでは、5月27日から断食月=ラマダンが始まるのにあわせ、イスラム過激派の活動が活発化するおそれがあるとして、治安当局はテロへの警戒を強化していました。
ジャカルタでは、去年1月にも、中心部で、過激派組織IS=イスラミックステートの支持者の男らが爆弾を爆発させたあと、銃を乱射し、市民4人が死亡するテロ事件が起きています。

2017年5月23日更新

タイの首都バンコクにある軍が運営する病院で爆発があり、20人余りがけがをしました。

タイ

タイの警察によりますと、5月22日、バンコクの中心部に近い軍が運営する病院で爆発がありました。
爆発は軍の高官が利用する1階の待合室付近で起き、軍や警察の関係者など21人がけがをしました。
この事件について、タイの警察は、何者かが軍の関係者を狙って、病院内に爆弾を仕掛けたものとみて捜査を進めています。
また、タイ陸軍の司令官は、緊急会合のあと記者会見し、軍主導の暫定政権に反発する勢力が背後にいるという見方を示しました。

タイ

22日は、タイで軍事クーデターが起きてから、ちょうど3年となるため、軍主導の暫定政権は抗議活動などへの警戒を強めていました。
日本の外務省では、タイに渡航・滞在する人に、不測の事態に巻き込まれないよう、次のような注意を呼びかけています。
▽外出する際は、行き先の安全を確かめておくとともに、周囲への警戒を怠らない。
▽多数の人が集まる場所には、不用意に近づかない。
▽常にパスポートなどを携帯し、当局による検問などに備える。
このように呼びかけています。

中東・中央アジア

2017年5月22日更新

イランでは、今月に入って、旅行中の日本人が強盗に襲われるなど被害が相次いでいます。

イラン

今月5日夕方、日本人女性が、友人と一緒に、イランのイスファハンにある宮殿近くの交差点を歩いていたところ、バイクに乗った2人組の男が近づいて来ました。
そして、1人がバイクから降りて、ナイフを突きつけながら現金を出すよう脅してきましたが、近くにいた男性が強盗を追い払ってくれたため、被害はありませんでした。
また、シラーズ国際空港では、日本人男性が空港に到着後、待合室で仮眠している間に、カメラや財布などを盗まれました。
さらに、首都・テヘランでは、滞在中の日本人の住宅で、本人が一時帰国している間に、現金が入った金庫が盗まれる被害もありました。
このため、イランの日本大使館では、イランへの渡航や滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽徒歩で外出するときは、人通りの多い道を選ぶとともに複数で行動する。
▽なるべく、多額の現金や貴重品を持ち歩かないようにするか、持つときは保管場所を分ける。
▽スマートフォンなどは、不用意に他人に見せないように使用する。
▽行動予定を他人に知られないようにする。
イランの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

2017年5月19日更新

サウジアラビアの東部の都市で、街の再開発事業に反対する過激派のグループが、再開発事業を行っていた業者を襲撃するなどして死傷者が出ているため、日本の外務省が不測の事態に巻き込まれないよう注意を呼びかけています。

サウジアラビア

外務省によりますと、5月10日、サウジアラビアの東部州カティーフ県のアワミーヤで、街の再開発に反対するイスラム教シーア派の過激派グループが、再開発事業を行っていた業者を襲撃しました。
この後、過激派グループと治安当局との間で銃撃戦になり、作業員など2人が死亡し、14人がけがをしました。
銃撃戦の発端となった再開発事業は、これまで、誘拐や麻薬密売などの犯罪に利用されていた建物を解体して、ショッピングセンターやレストラン、住居ビル、それに、文化センターなどを建てる事業です。
サウジアラビア内務省は、今回の銃撃戦のあとも事業を続けるとしており、今後も過激派のグループが再開発事業の地域で襲撃をおこすおそれがあります。
このため、日本の外務省では、サウジアラビア東部のアワミーヤに渡航・滞在する人に、不測の事態に巻き込まれないよう、▽最新の治安情報を入手するとともに、▽再開発が行われている地区にはできるだけ近づかないよう、注意を呼びかけています。

南北アメリカ

2017年5月24日更新

南米ブラジルでは、汚職疑惑が取りざたされている大統領の辞職を求めるデモが各地で起きているため、日本の外務省が注意を呼びかけています。

ブラジルのメディアは、5月17日、政財界を巻き込んだ汚職事件への関与が疑われている大手食肉会社の幹部が、テメル大統領と面会した際に録音したとされる会話の内容を報じ、捜査が自らに及ぶのを恐れた大統領が、汚職事件で収監されている元下院議長の口封じに関与した捜査妨害の疑いがあると伝えています。
これに対し、テメル大統領は、誰にも口封じを依頼していないとして、疑惑を否定しています。

ブラジル

しかし、ブラジル各地では、大統領の辞任を求める大規模な抗議デモや集会が行われており、一部では、デモ参加者と警察との衝突でけが人も出ています。
このため、日本の外務省は、ブラジルへの渡航や滞在を予定している人に対して、デモが予定されている場所には近づかないとともに、デモ隊と遭遇したときはすぐにその場を離れるなどの注意を呼びかけています。

2017年5月17日更新

麻薬組織の抗争などが続いているメキシコで、薬物犯罪の取材をしていた記者など7人が、武装グループに襲撃されました。

メキシコ

メキシコ南部のゲレーロ州で、5月13日、地元新聞社の記者やカメラマン7人が車2台に分乗して移動中に、100人ほどの武装グループに襲撃されました。
複数のメディアによりますと、武装グループは、記者たちが乗っていた車やカメラなどの機材を奪うとともに、「生きたまま燃やすぞ」などと脅して、立ち去ったということです。
7人に大きなけがはありませんでした。
記者たちは、薬物に絡む犯罪の取材をしていたことから、犯罪組織のメンバーが、取材をやめさせるために襲撃したと見られています。
イギリスのシンクタンクによりますと、メキシコでは、麻薬組織の抗争などによって、去年1年間に、市民を含む2万3000人が死亡しました。
これは、犠牲者が、激しい内戦が続くシリアに次いで多いということです。
犯罪組織は、こうした状況を伝える記者たちも標的としていて、ことしに入って4人が殺害されました。
このため、犯罪組織に関連する記事の掲載を取りやめる新聞社も出始めています。

メキシコ

日本の外務省では、今回事件のあったゲレーロ州について、タスコを除いて「不要不急の渡航中止」の危険情報を出して、注意を呼びかけているほか、そのほかの地域には「不要不急の渡航中止」や「十分注意」の危険情報を出しています。

ヨーロッパ

2017年5月25日更新

イギリス中部のマンチェスターで起きたテロ事件を受けて、日本の外務省は、ヨーロッパではこれから夏にかけて予定されている各種のイベントや国際会議、選挙などが、テロの標的にされるおそれもあるとして、あらためて注意するよう呼びかけています。

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イスラム教徒にとって重要な宗教行事、断食月=ラマダンは、ことしは5月27日から6月24日ごろまでとなっています。
ラマダン終了後には、3日間、イードと呼ばれるラマダン明けの祭りがあります。
例年、ラマダン及びラマダン明けの期間には、多くのテロ事件が起きています。
今月22日には、イギリス・マンチェスターのコンサート会場付近で自爆テロが起きました。
ヨーロッパでは、これから夏にかけて、各地で、スポーツ大会や音楽フェスティバル、独立記念日を祝う行事、G7サミット、主要7か国の首脳会議、選挙などが予定されています。
このため、日本の外務省では、こうしたイベントを標的に、テロが起きるおそれもあるとして、ヨーロッパに渡航、滞在する人に、あらためて、次のような注意を呼びかけています。
▽最新のテロ関連情報の入手に努める。
▽テロの標的になりやすい公共交通機関、政府関連施設、宗教施設、観光施設、イベント会場、ナイトクラブ、レストラン、ホテル、ショッピングモールなどを訪れるときは、周囲の状況に注意し、不審な状況や人物を察知したら、すぐにその場を離れる。
日本の外務省ではこうした注意を呼びかけています。

2017年5月24日更新

イギリス中部のマンチェスターで起きたテロ事件を受けて、イギリス政府は、およそ10年ぶりに、テロへの警戒レベルを最高のレベルに引き上げ、警戒態勢を強化しています。

マンチェスター

5月22日夜、イギリス中部のマンチェスターで、アメリカの人気歌手のコンサートが開かれていた会場の付近で大きな爆発が起き、22人が死亡、59人がけがをしました。
警察は、リビアからの移民2世の男(22)による自爆テロと見て、動機や背後関係の解明を進めています。

マンチェスター

この事件を受けて、メイ首相は、23日夜、「多くの共犯者がいる可能性が排除できない」として、5段階あるテロへの警戒レベルを、最高のレベルに引き上げると発表しました。
イギリスで、警戒レベルが最高に引き上げられるのは、ロンドンの繁華街で、爆発物が仕掛けられた車が見つかったのに続き、スコットランドのグラスゴーで、空港に車が突っ込んで炎上したときの2007年6月以来、およそ10年ぶりで、今後は、武装した警察官とともに、軍の兵士が警戒にあたることになります。
こうした状況を受けて、日本の外務省は、イギリスに渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽最新の関連情報の入手につとめ,事件が起きた現場付近には近づかない。
▽イベント会場、公共交通機関、観光施設、デパートなどのほか、6月8日に予定されている総選挙に関連する集会などは、テロの標的になりやすいので、訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したらすぐにその場を離れる。
こうした注意を呼びかけています。

アフリカ

2017年5月19日更新

コートジボワールでは、一部の兵士が給与の支払いなどを求めて、街の中で銃を発砲したり、道路を封鎖したりするなどの騒ぎを起こしているため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

コートジボワール

コートジボワールの日本大使館によりますと、コートジボワールでは、5月8日ごろから南部の最大都市アビジャンや中部の都市ブアケで、一部の兵士が給与の支払いなどを求めて街の中で銃を発砲したり、道路をバリケードで封鎖したりしているということです。
5月14日には、兵士の行動に反発した市民のデモに対して発砲があり、少なくとも5人がけがをしたということです。
コートジボワールでは、ことし1月にも、一部の兵士たちが給与の引き上げなどを求めて軍の司令部を占拠するなどの騒ぎを起こしています。
こうした状況に、コートジボワールの日本大使館では、コートジボワールに渡航・滞在する人に、次のような注意を呼びかけています。
▽報道などから最新の情報を入手する。
▽不要不急の外出は避ける。
▽デモや集会には近づかない。
▽軍関連の施設やその周辺では、一部の兵士と鎮圧に当たる軍との衝突が起きるおそれがあるので、近づかない。
コートジボワールの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

2017年5月17日更新

中央アフリカ共和国では、武装勢力による住民への攻撃に加え、国連のPKO=平和維持活動の部隊に対する襲撃も相次ぎ、先週以降、PKO隊員6人が犠牲となりました。

アフリカ

中央アフリカでは、4年前から、イスラム教徒を中心とした武装勢力と、キリスト教系の武装勢力の衝突が続いていて、国連はPKO部隊を現地に派遣しています。
国連によりますと、東南部の国境沿いの地域では、5月12日以降、キリスト教系の武装勢力がイスラム教徒の住民を狙った激しい攻撃を行い、住民20人以上が死亡しました。
また、避難した住民を保護する任務についていたPKO部隊と武装勢力との戦闘も起き、銃撃戦のなかで、モロッコ人のPKO隊員1人が死亡したということです。
現地では、5月8日にも、キリスト教系の武装勢力とみられる集団にPKO部隊が襲撃され、カンボジアとモロッコのあわせて5人の隊員が犠牲になったばかりです。

アフリカ

こうした状況から、日本の外務省は、中央アフリカに引き続き「退避勧告」の危険情報を出し、渡航は延期するよう呼びかけています。

津波情報について

日本の気象庁やハワイの太平洋津波警報センターは、太平洋やインド洋で起きた大きな地震で、沿岸の国々に津波の可能性がある場合、津波情報を発表します。

NHKの国際放送では、地震の規模がマグニチュード7.6以上で広い範囲に津波の可能性がある場合、テレビとラジオで津波情報を速報します。

海外で大きな地震を感じたときは、念のため海岸から離れて、NHKのテレビ・ラジオ国際放送に注意してください。滞在している国・地域の気象・防災機関の情報にも注意してください。

注)NHKの海外向けテレビは、西アフリカと南太平洋の一部を除いて、ほぼ全世界に向けて放送されていますが、居住・旅行している国・地域や宿泊先のホテルなどによって視聴環境に大きな差があり、見られない場合もあります。また、ラジオ日本(短波による国際放送)は、国・地域によって放送時間が異なりますので、ご注意ください。