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海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
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地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2019年6月17日更新

インド東部で、子どもを中心に脳炎とみられる症状の患者が急増し、この数週間で80人以上が死亡しました。 地元の保健当局は、果物のライチに含まれる毒素が血糖値を下げたことが原因ではないかとみて、子どもたちにライチを与えないよう呼びかけています。

インド

インド東部のビハール州では発熱やおう吐、頭痛などの症状を訴え、脳炎と診断される患者が増えていて、地元の保健当局によりますと、この数週間で少なくとも80人が死亡したということです。
このうちのほとんどが10歳以下の子どもたちで、多くの人が搬送されている病院では、子どもたちがベッドの上で酸素マスクをしながら苦しそうに息をしている様子や、家族が子どもの体を拭いて心配そうに付き添う様子が見られます。
地元の保健当局は、同じ症状の子どもたちは血糖値が非常に低く、尿を分析したところ、その3分の2からライチに含まれる毒素が検出されたとしています。

インド2

ライチには血糖値を下げる毒素が含まれていますが、栄養不足などで血糖値が低い子どもが多量に食べた場合に、脳炎を引き起こすことがあると報告されています。
インドでは、これまでもライチが食べ頃の時期に同じような症状の病気が見られており、脳炎で数百人単位の死者が出たこともあります。

インド3

地元の保健当局は、熟していないライチにはより多くの毒素が含まれているとして、特に、熟していないライチは子どもに与えないよう呼びかけています。

インド4

2019年6月11日更新

香港では6月9日、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正に反対して大規模なデモが行われ、終了後、参加者の一部が警察と激しく衝突しました。

香港

政府が条例改正を強行する方針のなか、民主派の団体が再び抗議活動を行う可能性が高まっていて、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。
容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例改正が行われれば、中国に批判的な言論人なども引き渡しの対象になりかねないとして、9日、香港の中心部で大規模なデモが行われ、主催者の発表で103万人の市民が参加しました。
デモは9日夜遅くに終わったものの、その後、議会にあたる立法会の建物周辺では、一部の暴徒化した参加者が道路の中央に鉄柵を並べて座り込んだりして、警察官との衝突が続き、けが人も出ました。

香港2

しかし大規模な抗議デモにもかかわらず、香港政府は「条例の改正は必要だ」として、7月中旬までに立法会での条例案の可決・成立を目指しています。
これに対し民主派の団体は、政府が条例改正を撤回しなければ立法会の建物を取り囲むとしていて、再び抗議活動を行う可能性が高まっています。
こうした情勢を受け、現地の日本総領事館は、香港への渡航滞在を予定している人たちに対して、不測の事態に巻き込まれないよう次のような注意を呼びかけています。
▽報道などから最新の情報を入手する。
▽デモや集会には近づかず、もし遭遇した場合には直ちにその場を離れる。
こうした注意を呼びかけています。

中東・中央アジア

2019年6月14日更新

中央アジアのカザフスタンでは、30年近くにわたる長期政権を引き継いだ新大統領に対して、反政府勢力が民主化を求める大規模なデモを呼びかけ、政治的に不安定な状態が続いています。

カザフスタン1

中央アジアのカザフスタンでは、30年近く大統領を務めたナザルバーエフ氏の退任を受けて9日、大統領選挙が行われ、側近のトカエフ氏が当選しましたが、事実上、長期政権の継続だと抗議する集会が各地で開かれ、これまでにおよそ700人が拘束されています。
12日、首都ヌルスルタンで就任式に臨んだトカエフ新大統領は、「国民の間で政府当局と社会の対話への関心が高まっている」と述べ、政権への不満を和らげるため、国内の各勢力との対話を重視する考えを示しました。
しかしインターネット上では、かつてナザルバーエフ大統領との政争に敗れ、海外に亡命した反政府勢力の指導者が、就任式に合わせて民主化を求める大規模なデモを行うよう呼びかけました。
これに対して政権側は、主要都市の道路や広場に治安部隊を配置したほか、インターネットを一時的に遮断、厳重な警備によってこの日のデモは抑え込んだものの、政治的に不安定な状態が続いています。

カザフスタン2

このためカザフスタンの日本大使館では、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、デモや集会には近づいたり撮影したりしないよう、注意を呼びかけています。

カザフスタン3

2019年6月13日更新

サウジアラビアの国際空港に、隣国イエメンの反政府勢力が発射したミサイルが着弾し、民間人26人がけがをしました。

サウジアラビア

サウジアラビアの国営通信によりますと、6月12日未明、サウジアラビア南西部にあるアブハ国際空港の到着ロビーに、隣国イエメンの反政府勢力が発射したミサイルが着弾しました。

サウジアラビア2

この攻撃でサウジアラビアやインド、イエメンの民間人26人が負傷し、空港施設の一部が破壊されたということです。
イエメンの反政府勢力は攻撃を認めたうえで、サウジアラビアがイエメンに軍事介入を続けることへの報復だと主張しています。

サウジアラビア3

イエメンの反政府勢力は、サウジアラビアに対してミサイル攻撃や無人機を使った攻撃を繰り返しており、先月には攻撃によって原油パイプラインの施設が損傷しました。
サウジアラビアなどはイエメンの反政府勢力をイランが支援していると主張しており、今回、民間の空港も攻撃を受けたことで、イランとの間での緊張の高まりが懸念されます。

サウジアラビア4

今回のミサイル発射を受けてサウジアラビアの日本大使館では、現地に渡航・滞在する人に対して、情報を収集して安全の確保に努めるよう、呼びかけています。

南北アメリカ

2019年6月18日更新

メキシコは現在雨季のシーズンに入っており、例年この時期にメキシコ全土で災害が発生しているため、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

メキシコ1

メキシコは、6月から10月ごろまでが雨季のシーズンで、例年この時期は集中豪雨による洪水の被害の他、道路の通行止めや車の事故などが多発します。

メキシコ2

ことしもすでに中部の都市グアナファトと周辺の地域で、局地的な大雨による洪水や床上浸水などの被害が出ています。
このため、メキシコ・レオンの日本総領事館では、この時期にメキシコに渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。

メキシコ3

▽報道などから、災害状況に関する最新の情報を入手する。
▽大雨が降った後は、信号機が止まったり道路が封鎖されたりするので、十分に余裕をもって行動する。
▽下水施設が完備されていない道路では、日中でも走っている車から泥水をはねかけられて視界不良になったり、道路にたまった雨水が車の排気口からエンジンに入って車が止まったりする危険があるので注意する。
▽各地にある、立体交差の下側のくぐり抜け式の道路、いわゆるアンダーパスは、定められた水位を超えると水難事故防止のために出入り口が閉鎖されることもあるため、大雨の時はできるだけアンダーパスがある地区を避けて移動する。
レオンの日本総領事館では、こうした注意を呼びかけています。

2019年6月17日更新

ブラジル第2の都市・リオデジャネイロでは、観光ツアーと称して人を集め、出発したあと金品を奪う強盗グループの存在が明らかになり、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

ブラジル

リオデジャネイロでは5月下旬、南部のラルゴ・ド・マシャード広場で、観光ガイドを装った強盗グループのメンバーが逮捕されました。
逮捕されたグループは、この広場からリオデジャネイロの代表的な観光地、「コルコバードの丘」に向かう観光ツアーを実施すると言って人を集め、用意した車に乗せて出発したあと、仲間とともにツアーの参加者を襲って、持ち物を強奪していました。

ブラジル2

リオデジャネイロでは、同じような事件が去年の年末以降多発しているため、現地の日本総領事館は、次のような注意を呼びかけています。
▽ツアーに参加するときは、信頼できる業者を選ぶ。
▽被害を少なくするため、持ち物を必要最小限にしておく。
▽犯人に抵抗して銃で撃たれ命を落とした人もいるため、万が一、強盗に襲われたときには、決して抵抗しない。
このような注意を呼びかけています。

ブラジル3

ヨーロッパ

2019年6月6日更新

ブルガリアでは、この時期マダニが増殖して、公園などでかまれる被害が多くなっているため、注意が必要です。

ブルガリア1

ブルガリア・ソフィアの南公園で5月下旬、遊んでいた児童がマダニにかまれ、病院に行ったところ、頭から50匹のマダニが見つかり、医師によって駆除と治療が行われました。
マダニは樹木の低い部分や草むらに生息し、かまれると、しばしば重い病気になることがあります。
このうちダニ脳炎は、ウイルスを持ったマダニにかまれることによって発熱や意識障害が起こり、重症化すると死亡したり、麻痺などの後遺症が残ったりすることがあります。
またボレリア症は、マダニにかまれたあと発疹が出来て、発熱やけん怠感などインフルエンザと似たような症状になります。
その後、細菌が全身に回るのに伴って髄膜炎や顔面神経まひ、不整脈など重い症状が現れます。

ブルガリア2

このためブルガリアの日本大使館は、次のようなマダニ対策を勧めています。
▽屋外ではなるべく肌を露出させないため長袖や長ズボンを着用し、履き物もサンダルではなく、靴を履く。
▽虫よけスプレーを活用する。
▽もしかまれてしまったら速やかに病院へ行き、医師による処置を受ける。
このような対策を勧めています。

ブルガリア3

2019年6月4日更新

フランスで6月7日からサッカーの女子ワールドカップが開催されますが、フランスはスリのなどの犯罪が多発しているほか、テロ事件の危険性もあるため、日本の外務省が注意を呼びかけています。

フランス1

サッカーの女子ワールドカップは6月7日から7月7日にかけて、フランスの首都パリをはじめ8つの都市で開催されます。
ワールドカップ開催中、世界各地から日本人のサポーターが応援のためフランスを訪れるものとみられますが、フランスはスリや置き引きなどの犯罪が多発し、日本人の旅行者が被害に遭っているため、注意が必要です。
またフランスはことし5月15日、リヨンで道路脇に仕掛けた爆弾が爆発して犠牲者が出るなど、常にテロの危険がつきまとっています。
さらに「黄色いベスト運動」と呼ばれるデモが毎週土曜日に行われていて、ときには暴動も起きていることから、日本の外務省は、デモなどに遭遇した場合にはただちにその場から離れるよう、注意を呼びかけています。

アフリカ

2019年6月18日更新

モロッコでは、今年も6月21日から野外音楽祭の「MAWAZINE」(マワジン)が開催されますが、音楽祭の期間中はテロのほか、窃盗などの犯罪に遭う危険性が高まるため注意が必要です。

モロッコ1

「MAWAZINE」は、毎年モロッコで開催されるアフリカ最大の音楽祭で、国内外から招待されたアーティストたちが野外ステージなどで演奏します。
今年は6月21日から29日まで首都ラバトと近郊のサレの合わせて6つの会場で行われます。

モロッコ2

モロッコの治安当局は例年、「MAWAZINE」の期間中は、多くの警備人員を配置して安全対策をとっています。
しかしモロッコの日本大使館では、期間中は多くの人が会場とその周辺に集まり、テロのほか窃盗などの犯罪に遭う危険性が高まるとして、会場を訪れる人に、次のような注意を呼びかけています。

モロッコ3

▽テロや混乱が起きた場合を想定して、避難ルートを確認しておく。
▽必要以上の貴重品は持ち歩かない。
▽会場付近に駐車する場合は、車内に荷物を置いたままにしない。
▽サレの日ごろから犯罪の多い地区の会場付近では、特に注意する。
モロッコの日本大使館ではこうした注意を呼びかけています。

2019年6月14日更新

南アフリカの観光地で、旅行中の日本人が路上でスマートフォンを取り出したところを4人組の強盗に襲われ、追いかけた際に反撃されてけがをする事件がありました。

南アフリカ1

5月12日午後10時半ごろ、南アフリカのケープタウンにある観光地ロングストリートで、旅行中の日本人男性がかばんからスマートフォンを取り出したところ、近くに止まっていた車の中から4人の男たちが飛び出してきました。
男たちが男性のスマートフォンを奪って逃げたのに対し、男性は酒を飲んでいた勢いもあって男たちを追いかけましたが、反撃されて指の骨を折るけがをしました。

南アフリカ2

ケープタウンは観光地として知られ、一見安全と思われていますが、犯罪の発生率は高い水準で推移しています。
このためケープタウンの領事事務所では、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽夜間、人けの無い場所での単独行動は避ける。
▽スマートフォンで地図などを見ながら行動することは強盗の目にとまりやすいので控える。
▽万が一、強盗に襲われたときは、身の安全を優先して抵抗しない。
領事事務所では、こうした注意を呼びかけています。

南アフリカ3