海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2022年11月15日更新

南太平洋のパプアニューギニアの首都ポートモレスビーでは治安が悪化していて、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

パプアニューギニアの日本大使館によりますと、ポートモレスビーでは地元の住民同士の対立をきっかけに、道路封鎖や市場閉鎖などが発生しています。また、経済状況の悪化に伴い、失業中の若者グループによる強盗なども頻発していて、治安の悪化に歯止めがかかりません。さらに、市内には不法占拠された住居が数十か所あり、これらが犯罪の発生源にもなっています。
これに対して、地元の警察は人員や予算の不足から十分に機能しているとは言えず、治安回復が見込めない状況です。犯罪の検挙率も低く、各地で脱獄事件が相次ぎ、脱獄者が再び犯罪行為を繰り返しています。
現地の日本大使館は、ポートモレスビーは不安定な情勢が続いていて、小競り合いが大きな暴力的衝突にもなりかねないとして、現地に滞在する日本人に対し、治安関連の情報を収集し、市内には危険な場所が多くあることを常に意識して行動するよう注意を呼びかけています。

2022年11月8日更新

ベトナム南部のホーチミンにある日本総領事館は、最近ホーチミンで空港からタクシーに乗った日本人が、運転手に現金をすり取られる被害の報告が相次いでいるとして注意を呼びかけています。

ホーチミンの日本総領事館に寄せられた被害の報告には次のようなものがあります。
▽タクシーの助手席に座ったところ、支払いの際、取り出した財布を運転手にとられ、知らないうちに高額紙幣を抜き取られていた。
▽空港で運転手に声をかけられ、配車アプリで手配していた車両だと思って車両確認せずにタクシーに乗ったところ、目的地とは異なる場所に連れて行かれ、法外な料金を請求された。
現地の日本総領事館は、こうした被害を避けるために、次のような注意を呼びかけています。
▽空港でタクシーに乗る際は、正規の場所で大手のタクシーを利用する。
▽配車アプリでタクシーを手配した場合は、乗る前に必ず車両情報を確認する。
その上で、どんな場合でも、決して運転手に財布の中身を見せたり、手渡したりしないよう合わせて呼びかけています。

中東・中央アジア

2022年9月28日更新

イランで、スカーフのかぶり方が不適切だとして逮捕された女性が警察に暴行され死亡したとして、首都テヘランなどで大規模なデモが行われる異例の事態となっています。

イランの国営通信によりますと、テヘランで22歳の女性、マフサ・アミニさんが「ヘジャブ」と呼ばれるスカーフのかぶり方が不適切だとして、警察に逮捕されたあと、9月16日に急死しました。
地元の警察は、心臓発作が原因で倒れたあと、すぐ病院に運ばれたが死亡したと説明していますが、アミニさんの出身地である西部のクルディスタン州では、死亡したのは警察官による暴行が原因だとして、政府に抗議するデモが相次いでいます。
9月19日にはテヘランでも大規模なデモが行われる異例の事態となり、市の中心部で撮影された映像では、通りを埋め尽くした大勢の人たちが抗議の声をあげる様子が映っています。
厳格なイスラム国家のイランでは、女性は公共の場ではスカーフなどで髪を隠すことが義務づけられ、保守強硬派のライシ政権はこの数か月、取り締まりを強化していました。
イランの日本大使館は、デモなどを見かけても決して近寄らず、安全の確保に努めるよう注意を呼びかけています。

2022年9月7日更新

中東のイラクでデモ隊が首相府などに押し入って治安部隊と衝突し、8月30日時点で少なくとも15人が死亡しました。デモ隊の指導者の呼びかけでデモはひとまず収束しましたが、政治的な混乱に伴う不安定な情勢が続いています。

イラクの首都バグダッドで8月29日、首相府など複数の政府機関の建物に数百人から数千人規模のデモ隊が押し入り、一部が治安部隊と衝突しました。現地のメディアによりますと8月30日までに少なくとも15人が死亡し350人がけがをしたということです。
押し入ったのはイスラム教シーア派の指導者サドル師の支持者らで、7月30日には議会に押し入り治安部隊と衝突して120人以上がけがをし、その後も1か月にわたって座り込みのデモを続けていました。
衝突は8月30日も続きましたが、現地時間の午後になってデモ隊が支持するサドル師が鎮静化を呼びかけ、デモはひとまず収束しました。
現地の日本大使館は、デモが行われている場所には決して近づかず、現地当局の指示に従って安全の確保に努めるよう注意を呼びかけています。

南北アメリカ

2022年11月1日更新

アメリカのニューヨーク市内の地下鉄で、利用客がプラットホームから突き落とされる事件が相次いでいて、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

ニューヨークの日本総領事館によりますと、10月半ば以降、ニューヨーク市内の地下鉄で、利用客が無差別にプラットホームに突き落とされる事件が相次いでいます。10月15日にはブロンクス区内の駅で26歳の男性が線路に突き落とされ負傷、また21日にはブルックリンとクイーンズの区境の駅で32歳の男性が線路に突き落とされ負傷しました。10月17日にはクイーンズ区の駅で48歳の男性が口論の末、ホームに入ってきた電車に向かって突き飛ばされ死亡しています。これらはいずれも昼前から夕方にかけての日中の時間帯に発生しています。
こうした状況を受け、現地の日本総領事館は滞在する日本人に対して次のような注意を呼びかけています。
▽駅のホームではイヤホンを外し、携帯電話に集中しない。
▽ホームの壁などを背にして電車を待つ。
その上で、他の利用客の様子などに注意を払い、警戒を怠らないよう合わせて呼びかけています。

2022年10月25日更新

カリブ海の島国ハイチの治安が悪化しているとして、日本の外務省は10月14日、ハイチ全土の危険情報を「退避勧告」に引き上げ、滞在する日本人に直ちに退避するよう呼びかけています。

ハイチは世界で最も貧しい国の一つで、大地震やハリケーンなどの自然災害も相次いできた上、2021年7月には大統領が暗殺されるなど政情不安が長く続いています。
2022年9月以降は、投石や略奪などの暴力行為を伴うデモなどの抗議活動が全国各地で断続的に発生し、治安がいっそう悪化しています。また、銃器を用いた凶悪犯罪の危険性も高まっていて、外国人が暴行や誘拐、殺人に巻き込まれるケースも頻発しています。さらに、武装集団による石油ターミナルの封鎖により国内の石油の流通が乱れて燃料不足が起きている上、水道などのインフラ設備が機能しなくなる懸念も高まっています。
こうした状況を受け、日本の外務省は10月14日、ハイチ全土を対象に、危険情報をレベル4の「退避勧告」に引き上げ、どのような目的であってもハイチへの渡航はやめるよう呼びかけるとともに、現地に滞在する日本人に対して直ちに退避するよう合わせて呼びかけています。

ヨーロッパ

2022年11月22日更新

ドイツ西部のデュッセルドルフにある日本総領事館は、ノルトライン=ヴェストファーレン州では、イベントなどで人の動きが活発になっていて、それに伴って犯罪の増加が懸念されるとして、現地に滞在する日本人に対し注意を呼びかけています。

現地の日本総領事館によりますと、日本企業が多く集まるノルトライン=ヴェストファーレン州では、新型コロナウイルスの感染防止対策が緩和されて以来、観光客が戻り、大規模なイベントや企業の活動も再開されていますが、これに伴って日本人が被害者となる犯罪が起きています。
今後、ノルトライン=ヴェストファーレン州では、冬に向けて見本市などが予定され、日本人をねらったスリや置き引き、あるいは空き巣狙いなどの犯罪の増加が懸念されます。
このため、現地の日本総領事館は、滞在する日本人に対し、次のような注意を呼びかけています。
▽移動中は、貴重品を常に目に入るところで保管する。
▽周囲に関係者しかいないと思われる場でも警戒を怠らない。
▽多額の現金を持ち歩かない。
こうした注意に加え、現地の日本総領事館は、滞在する日本人に対し、日頃から犯罪に対する警戒心を失わないよう合わせて呼びかけています。

2022年10月18日更新

ウクライナでは10月10日、首都・キーウはじめ各地で大規模なミサイル攻撃がありました。現地の日本大使館は、滞在する日本人に対し、直ちに退避するよう強い調子で呼びかけています。

キーウのクリチコ市長によりますと、市内の2つの地区で爆発があり、そのうち1か所は大統領府から1キロほどしか離れていなかったということです。ウクライナ警察によりますと、10月10日時点で、少なくとも11人が死亡、87人がけがをしたということで、10日、西部リビウ州の知事はSNSを通じて、市民に避難を呼びかけました。
こうした事態を受け、ウクライナの日本大使館は、滞在する日本人に対し、直ちに退避するよう強い調子で呼びかけるとともに、退避するまでの間は、次のような点に注意するよう呼びかけています。
▽一番近いシェルターの場所を確認しておく。
▽軍事施設や空港などには近づかない。
▽空襲警報が出た場合は決して無視せず、直ちに退避場所に避難する。
▽スパイ活動と間違われないよう、写真撮影は控える。
こうした注意に加え、現地の日本大使館は、にせの情報に注意し、外出禁止令など政府の指示には従うよう呼びかけています。

アフリカ

2022年11月22日更新

東アフリカのケニアの首都ナイロビでは銃やナイフを用いた犯罪が増えていて、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

ケニアの日本大使館によりますと、最近首都ナイロビでは、銃やナイフなどを用いた凶悪な犯罪が増えていて、外国人が被害者となって重症を負うケースも見られるということです。
10月下旬には、昼間、車を待っていた外国人男性がオートバイに乗った複数の若者に携帯電話を奪われ、11月上旬には、別の外国人男性が複数の男によって監禁された上暴行を受け、現金と携帯電話を奪われるという事例が報告されています。
こうした状況を受け、現地にある日本大使館は、犯罪被害から身を守るため、次のような注意を呼びかけています。
▽可能な限り徒歩での移動は避け、特に夜間早朝の移動の際は必ず車両を使う。
▽外出の際は極力持ち物を減らし、万が一犯罪にあった場合の被害を少なくする。
その上で、ケニアの日本大使館は、犯罪に巻き込まれた場合は抵抗せず、身体の安全を第一に考えるよう合わせて呼びかけています。

2022年11月15日更新

9月に軍によるクーデターが起きた西アフリカのブルキナファソでは、治安が極めて悪化していることから、日本の外務省は危険情報のレベルを引き上げ、滞在する日本人に注意を呼びかけています。

ブルキナファソでは、西部のマリとの国境周辺地域、南西部のコートジボワールとの国境周辺地域、それに南部のガーナとの国境周辺地域などで、イスラム過激派組織による治安機関への襲撃や住民をねらった誘拐などが頻発しています。
このため、日本の外務省は10月27日、これらの地域の危険情報を最も高いレベルの「退避勧告」に引き上げ、滞在する日本人に対し直ちに退避するよう呼びかけるとともに、どんな理由があってもこの地域への渡航はやめるよう合わせて呼びかけています。
また、首都ワガドゥグについても、経済状況の悪化が続き、市民の不満が蓄積されていることから、今後大規模なデモやそれに伴う暴動などの発生が懸念されるとして、危険情報を上から2番目の「渡航中止勧告」に引き上げ、滞在する日本人に対して注意を呼びかけるとともに、ワガドゥグへの渡航は目的にかかわらずやめるよう呼びかけています。