海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2020年5月27日更新

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、日本政府は5月14日、水際対策をさらに強化するため、新たに13の国を入国拒否の対象に加えることを決めました。

新型コロナ

新たに入国拒否の対象となったのは、モルディブ 、メキシコ 、カザフスタン、赤道ギニアなどの13か国で、これによって入国拒否の対象となるのは100の国や地域となりました。
この措置は5月16日の午前零時以降、日本に到着する外国人が対象で、日本人の配偶者を持つ外国人もこの措置の対象となりますが、5月15日までに再入国許可をもって出国した場合は、新たに入国拒否対象となった13か国から再入国することが原則可能です。

新型コロナ2

また、日本の厚生労働省もこれら100の国や地域から帰国する、日本人を含むすべての人に対して、空港の検疫所で症状の確認やPCR検査などを行い、結果が出るまでは自宅や空港内のスペース、または検疫所長指定の施設で待機してもらうなどの措置を当分の間続けることにしています。

新型コロナ3

日本の外務省は海外に在留する日本人に対して、
▽感染の地理的拡大に注意し、
▽住んでいる国や地域の状況が悪化する可能性を念頭に置き、
▽最新の情報の入手と感染予防に万全を期するよう呼びかけています。

2020年4月30日更新

日本の外務省は17日、4月下旬から始まる「ラマダン月に伴う注意喚起」を発表し、イスラム教徒の多い地域でのテロなどに対する警戒を呼びかけています。

ラマダン1

4月24日ころから5月23日ころは、イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月にあたります。また、その終了後およそ3日間、5月の24日ころから26日ころは、イードと呼ばれるラマダン明けの祭りの期間です。
日本の外務省によりますと、近年ラマダン月とその前後の期間は、世界中で多くのテロ事件が発生していて、特に過激派組織・IS=イスラミックステートなどは、これまでラマダン月の期間にテロを呼びかける声明を出しています。
こうしたことから、日本の外務省は、次のような安全対策を呼びかけています。
▽外務省海外安全情報や在外公館からのお知らせなど最新情報の入手に努める。
▽特にイスラム教徒の集団礼拝日の金曜に注意する。
▽人の多く集まる施設や、宗教施設、公共交通機関そして政府機関などにできるだけ近寄らない。

ラマダン2

なお、ラマダン月の日程は、直前に変更されることがあります。
日本の外務省では、ラマダン月に備えて最新情報の入手に努め、安全確保に十分注意を払うよう改めて呼びかけています。

中東・中央アジア

2020年5月27日更新

サウジアラビアはイスラム教の断食月=ラマダン明けの連休中に感染者が増えるのを防ぐため、この期間について、終日外出禁止の措置をとると明らかにしました。

サウジアラビア

サウジアラビアの日本大使館によりますと、終日外出禁止となるのは、ラマダンの最終日に当たる5月23日から27日までの5日間で、サウジアラビア国内すべての都市と州で完全に外出禁止となります。ウォーキングなど運動のための外出も違反と見なされます。
この期間はラマダン明けの「イード」と呼ばれる祝日で、例年、人々が親戚や友人を訪ね歩くなど、人出が増える傾向があります。
サウジアラビアではラマダンの期間中も感染拡大を抑止するため、モスクでの礼拝を原則禁止するなど異例の措置を続けてきました。しかし、飲食の禁止が解かれる日没後に大勢が集まって食事をして感染が広がったり、集団生活をしている出稼ぎ労働者の感染が増えたりするなど、感染者の数は5月17日の段階で5万人を超え、さらに増え続けています。
現地の日本大使館では、安全と感染防止を最優先にした慎重な行動を呼びかけています。

サウジアラビア2

2020年5月7日更新

レバノン国内では各地で抗議行動が発生していることなどから、現地の日本大使館は治安の悪化に対する警戒を呼びかけています。

レバノン1

レバノンの日本大使館によりますと、現地通貨・レバノンポンドの急落を受けて、4月23日に首都・ベイルートで行われた抗議行動の際に、参加者と治安部隊との間で小競り合いが発生しました。この中で一部の参加者が現金自動支払機などを壊したほか、国内各地で道路封鎖が行われた模様だということです。日本大使館では、こうした抗議活動に遭遇した場合は決して近づかず、速やかにその場を離れるよう呼びかけています。また、今後道路封鎖の影響で食料品など日用必需品の調達に支障が出るおそれもあるとして、
▽当面十分な金額の現金を手元に置く
▽医薬品や日用必需品を確保する、といった予防策を検討するよう、併せて呼びかけています。

レバノン2

現在レバノンでは、日中はどうしても必要な場合を除いて自宅待機を要請され、夜間は緊急事態を除いて外出禁止になっています。現地の日本大使館は、やむを得ず外出する際は身分証明書を携帯するなど、十分に注意するよう呼びかけています。

南北アメリカ

2020年4月30日更新

アメリカ西部のサンフランシスコ市は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、必要不可欠な買い物や病院に行く際、あるいは公共施設などにおいてはマスクやスカーフなどの着用を義務付ける新たな命令を出しました。

アメリカ1

サンフランシスコの日本総領事館によりますと、この命令は、現地時間4月22日の午前8時から施行されます。フェイスカバーは鼻や口にフィットして確実に覆うものでなくてはなりませんが、自家製のマスクやバンダナ、スカーフなどでも代用することが出来ます。この命令に違反した場合、罰金、禁固またはその両方で処罰されることがありますが、自分の車に家族で乗るとき、散歩中、そして12歳未満の子供については適用を除外されます。

アメリカ2

これに先立って、同じアメリカ西部のロサンゼルス市でも4月10日から食料品店などの従業員と利用客の双方について同様の命令が出されていて、現地の日本総領事館では、必要不可欠な買い物などでの外出の際は、マスクやスカーフの着用を忘れないように呼びかけています。

2020年4月3日更新

ホンジュラスでは、外出で出かけた人の車両の行く手を木材などの障害物によって遮り、取り囲んで金銭などを奪う強盗事件が発生しており、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

ホンジュラス1

ホンジュラスでは、新型コロナウイルスの感染者数が4月1日現在で累計172人に達する中、3月30日から4月12日までの間、外出を強く制限する「絶対外出禁止令」が発令されています。
これに対し市民の間では、十分な食料が確保できないなどとして道路の封鎖を含む抗議活動が起きていますが、これに便乗して、銀行手続きや買い物に出かけた人の車両の行く手を木材などの障害物によって遮り、取り囲んで金銭などを奪う強盗事件が発生しています。このためホンジュラスの日本大使館は、次のような点に注意を呼びかけています。
▽外出の際は抗議活動に関する情報収集の上、移動には十分注意し、代替ルートも準備しておく。
▽買い物が終わったあとは貴重品や購入品をトランクに入れるなど外から見えないようにする。
▽走行中は常にドアをロックし、窓を閉める。
▽前方の車両とは十分な車間距離をとり、道路封鎖を確認した場合は周囲の安全を確認した上で可能であれば方向転換し、その場から離れる。
▽ホンジュラスの日本大使館ではこのように呼びかけています。

ホンジュラス2

ヨーロッパ

2020年5月20日更新

フランスでは、新型コロナウイルスの感染拡大がピークを過ぎたとして、2か月近く続いてきた外出や経済活動の制限が5月11日から大幅に緩和され、大規模店舗やレストランなどを除くほとんどの店で営業の再開が認められました。

フランス1

その一方で警戒は続ける必要があるとの理由で、「公衆衛生上の非常事態」については、解除の予定を5月24日から7月10日まで延長する法案が議会で可決・成立しました。
「公衆衛生上の非常事態」が延長されることで、政府は引き続き、市民の移動の制限や集会の禁止などの措置を続けることができ、11日に外出制限を緩和したあとも、 移動の自由は自宅から100キロ以内に限ることにしています。また、フランス全土で11歳以上の乗客に対し,公共交通機関を利用する際はマスクの着用が義務付けられます。

フランス2

これを前にフランス政府は、ウイルスの感染が再び拡大することを防ぐため、EU =ヨーロッパ連合の域内を除く国外から入国する人については、14日間隔離して検査する方針を示しています。

フランス3

フランス政府はEU 域外からの入国を制限しているうえ、入国できる日本人は滞在許可証を持つ人などに限っていることから、例外を除けば、日本人がフランスに入国できない状況は今後も続くことになります。

2020年5月13日更新

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため自宅で過ごす人が増える中、宅配業者を装った麻薬の運搬・取り引きが増えているとして、フランスに本部のあるインターポール=国際刑事警察機構では各国に警戒を呼びかけています。

スペイン1

インターポールによりますと、4月上旬、スペインで宅配業者を装ってコカインやマリファナを運んだとして、地元の警察が7人を逮捕しました。
容疑者らは配達員のような服装で、自転車やバイクで麻薬を運んでいたということで、公開された写真には、専門の業者が使う物とよく似た輸送用の入れ物が写っています。

スペイン2

同様の手口はイギリスやマレーシアでも確認されているほか、アイルランドのケースでは、宅配用のピザの箱の中に8キロのコカインのほか、拳銃2丁が入っていたということです。 インターポールは30日、公式サイトに「自宅待機が続く状況を悪用する犯罪を未然に防ぐ」として、これらの事例を掲載し、各国に警戒を呼びかけています。

アフリカ

2020年5月20日更新

ベナンでは、5月17日に地方議会議員選挙の投票が行われることから、現地の日本大使館は、改めて周囲の安全に注意するよう呼びかけています。

ベナン1

ベナンの日本大使館によりますと、ベナンでは去年4月に国民議会議員選挙の投票が行われた際、国内各地で一部の野党支持者による投票妨害行為や、現政権に不満を持つ市民らと治安部隊との間で衝突が発生しました。主要都市・コトヌーでは、幹線道路の封鎖が行われたほか、日本人が居住する地区で車両への放火や店舗の破壊が起き、過去にないレベルの暴動となりました。その際には治安部隊が発砲した結果、流れ弾による市民の死者も出ています。

ベナン2

現地の日本大使館は、今回の選挙では野党が参加するなど去年とは情勢が異なってはいるとしながらも、現地に滞在する日本人に対して、今後も情報収集に努めるとともに、
▽周囲の状況に十分注意する
▽人が集まったり、煙が出ている場所には近づかない
▽デモ隊と治安部隊が衝突しているような場面に遭遇した場合は早急にその場を離れるなど、安全対策に万全を期すよう呼びかけています。

ベナン3

2020年4月15日更新

南アフリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で貧困層の失業が広がる中、主要都市の黒人が多く暮らす地区では、商店に群衆が押し入って略奪が起きるなど、治安の悪化が懸念されています。

南アフリカ

南アフリカの主要都市ケープタウン近郊にある経済的に貧しい黒人が多く暮らす地区では、5日、大型商業施設の中にある酒の販売店が群衆に襲われました。
地元警察の報道官は、目撃者が撮影した映像を確認したうえで、略奪に関わったとして、これまでに48歳の男と33歳の女を逮捕したことを明らかにしました。
南アフリカでは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、先月27日から全土で外出制限が続いています。
富裕層が暮らす住宅街などでは、多くの住民が自宅にとどまり治安は安定していますが、今回の略奪があったような黒人が多く暮らす地区では、日雇い労働者など貧困層の失業も広がり、治安の悪化が懸念されています。
南アフリカの日本大使館によりますと、南アフリカでは殺人、強盗、傷害などの凶悪犯罪が依然として高水準で発生していて、空港やホテルからの追尾強盗やカージャック、偽パトカーによる強盗被害も多いことから、引き続き注意を呼びかけています。

南アフリカ2