海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2020年1月22日更新

森林火災が続くオーストラリアでは、今後も3月にかけて高い気温と空気の乾燥が予想されていて、火災がさらに長引くおそれがあり、消防当局が警戒を続けています。 現地の日本総領事館は、煙による大気汚染にも注意をする必要があるとして、マスクの着用などを呼びかけています。

オーストラリア1

オーストラリアでは、南東部を中心に各地で火災が相次いでいます。
去年7月からこれまでに日本の面積の半分近くにあたる17万平方キロメートル以上の森林や農地が消失し、28人が死亡したほか、2900棟以上の住宅が全焼しました。

オーストラリア2

しかし、ビクトリア州や南オーストラリア州では新たな火災が発生するなど、火の勢いは収まっていません。
現地では今後も3月にかけて、気温が高く乾燥した状態が予想され、消防当局は火災がさらに長引くおそれがあると警戒しています。

オーストラリア3

現地シドニーやメルボルンの日本総領事館は、次のように呼びかけています。
▽当局の情報サイトで常に最新の情報を得て、危険な地域には近づかない。
▽近くで火災が発生した場合には当局の指示に従い、速やかに避難する。
▽山火事による煙害で健康被害も懸念されるため、大気汚染の状態によっては外出時に微粒子のPM2.5に対応したマスクを着用するほか、室内では空気清浄機を使う。
▽特に幼児や高齢者、それに呼吸器や循環器に疾患のある人は、より慎重に行動する。
このように呼びかけています。

オーストラリア4

2020年1月20日更新

中国の湖北省武漢で、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染者は増え続け、これまでに3人が死亡しました。 また北京や南部の広東省でもあわせて3人の感染が新たに確認されました。

中国1

湖北省武漢の保健当局は20日、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者について、前日までの2日間でさらに136人増えて、198人になったと発表しました。
死亡した人は1人増えて3人になり、危篤の患者も9人にのぼるということです。
また、北京市の大興区の保健当局は20日、北京で新たに2人の感染が確認されたと発表したほか、南部の広東省の当局も深圳で1人の感染が確認されたと発表しました。

中国2

3人はいずれも武漢を訪ねていたということですが、中国の当局が武漢以外の場所で患者を確認したと発表したのはこれが初めてです。
中国では、今週24日から旧正月の「春節」にあわせた大型連休が始まり、人の移動が増えることで肺炎の感染がさらに広がる恐れがあります。
日本の厚生労働省では、武漢など中国に渡航・滞在する人に対して、マスクの着用や手洗いの励行に加え、発熱やせきなどの症状が出た場合はすぐに医療機関で診察を受けるよう、注意を呼びかけています。

中東・中央アジア

2020年1月21日更新

反政府デモが続く中東のレバノンで、18日から2日間、デモの参加者と治安部隊が衝突し490人以上がけがをするなどデモが激しさを増していて、経済的な危機にも拍車がかかり、さらなる混乱が懸念されます。

レバノン1

レバノンでは去年10月以降、財政難に苦しむ政府が新たな課税方針を打ち出したのをきっかけに、政治の刷新を求める大規模な反政府デモが続いています。
18日には首都ベイルートの中心部で、デモの参加者が石を投げて激しい抗議活動を行い、治安部隊が放水したり催涙弾を使ったりしました。

レバノン2

双方の衝突で377人がけがをしたほか、19日にも衝突が起きて114人がけがをし、2日あわせてけが人が490人を超える事態となりました。

レバノン3

レバノンでは一連の抗議活動でハリリ首相が辞任し、去年12月にはディアブ元教育相が新しい首相に指名されましたが、異なる宗教や宗派間の利害の対立を抱える中、新政権の発足が遅れています。
また、デモの長期化で通貨の下落や物価の上昇など経済的な危機にも拍車がかかり、さらなる混乱が懸念されます。

レバノン4

こうした事態を受けレバノンの日本大使館では、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、抗議活動に遭遇したときは近づかず、直ちにその場を離れるよう注意を呼びかけています。

レバノン5

2020年1月17日更新

中東のクウェートでは、警察官を装った人物がひったくりや誘拐を行う事件が増えています。

クウェート1

犯人は街なかで歩行者や車の運転手を呼び止め、警察官を名乗って本人証明書などの持ち物の提示を求め、相手が取り出した財布や現金をひったくって逃走します。

クウェート2

多くの日本人も住んでいるサルミヤ地区では、警察官を装った犯人がアジア人女性を誘拐する事件も起きています。
にせ警察官は制服を着ていませんが、証明書のようなものを見せて相手を信用させています。
また被害者の多くがクウェート国籍以外の人で、外国人を狙った犯行と見られています。
クウェートの日本大使館では、万が一、警察官を名乗る人物から証明書などの提示を求められたら、次のように対応するよう呼びかけています。
▽相手が本物の警察官かどうか判断が出来ないときには、証明書を提示するなどの要求に応じない。
▽そして現地の緊急電話「112番」に電話をして、オペレーターに状況を説明するか、最寄りの警察署に行く。
こうした対応をするよう呼びかけています。

クウェート3

南北アメリカ

2020年1月22日更新

南米パラグアイの刑務所で服役していた隣国ブラジルの犯罪組織のメンバーなど75人もの受刑者が、刑務所内から穴を掘って脱獄し、現地の日本大使館は、治安の悪化が懸念されるとして注意を呼びかけています。

パラグアイ1

パラグアイの内務省は19日、ブラジルと国境を接する北東部のアマンバイ県にある刑務所から受刑者75人が集団で脱獄したことを明らかにしました。
刑務所内では、敷地の外につながる人が入れる大きさの穴と、掘り出した土を入れたとみられる土のうが200個ほど見つかったことから、穴を掘って脱獄したとみられています。
内務省によりますと、脱獄した75人の多くは薬物や武器の密輸を行うブラジル最大の犯罪組織のメンバーでした。

パラグアイ2

パラグアイの内務省は、脱獄者の行方を追うとともに、刑務所内部に協力者がいなかったか捜査しています。
この集団脱獄についてパラグアイの日本大使館は、周辺で治安の悪化が懸念されるとして、渡航・滞在の予定がある人に対して、情報の入手に努めるとともに、不測の事態に巻き込まれないよう注意を呼びかけています。

パラグアイ3

2020年1月21日更新

南米アルゼンチンで、出張で訪れていた日本人男性2人が夜間、路上で拳銃を持った強盗に襲われて現金などを奪われる事件があり、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

アルゼンチン1

今月11日午後9時ごろ、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの路上で、現地に出張していた日本人男性2人がレストランを出てホテルに向かっていると、2人組の男たちに話しかけられました。
2人が無視して歩いていると、2人組のうちの1人が突然拳銃を取りだし、現金などを出すよう脅しました。
2人は抵抗せずに現金や腕時計、それに携帯電話などを出したため、けがはありませんでした。

アルゼンチン2

アルゼンチンの日本大使館では、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽夜間など人通りの少ない時間帯や場所への1人での外出は避けるとともに複数であっても常に警戒心を持ち、時々周囲に視線を向ける。
▽外出するときは貴重品を必要最小限にし、本人確認証やカード類などを1つにまとめて持ち歩かない。
▽強盗に襲われたときは身の安全を優先して抵抗しない。
アルゼンチンの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

アルゼンチン3

ヨーロッパ

2020年1月23日更新

美しい砂浜で人気のスペインのバレアレス諸島では、酒に酔った観光客が死傷する事故が相次ぐ中、アルコール飲料の販売規制が始まり、観光で訪れる人は注意が必要です。

スペイン1

スペイン本土東側の地中海にあるバレアレス諸島は美しい砂浜で知られ、年間1000万人以上が訪れる日本人にも人気の観光地です。
バレアレス諸島の中心となるマヨルカ島とイビサ島では、海岸沿いの大通りにパブやナイトクラブが集まり、ヨーロッパ各国からの若者客でにぎわっています。

スペイン2

しかし、観光客の中には酒に酔ってホテルのバルコニーからプールに飛び込むなどして大けがをしたり、時には死亡したりするなど、飲酒に絡む事故が相次いでいて問題になっています。

スペイン3

こうした状況に地元の州政府は1月17日、繁華街の3つの地区でアルコール飲料の販売を規制する政令を発表しました。
政令では午後9時半から翌日午前8時までの間、酒店などでのアルコール飲料の販売を禁じるほか、宿泊客が酒に酔って危険な行為をした場合、直ちに宿泊施設から追放することを定めており、バレアレス諸島を観光で訪れる人は注意が必要です。
州政府によりますと、ヨーロッパの観光地でのアルコール飲料の販売規制は初めてだということです。

2020年1月10日更新

スペインの代表的な観光地バルセロナの路上で、日本人が2人組の強盗に首を絞められて携帯電話などを奪われる事件がありました。

スペイン1

スペイン・バルセロナの日本総領事館によりますと、12月25日早朝、バルセロナのシウターベジャ地区を歩いていた日本人男性が、路上で2人組のうちの1人に話しかけられ、相手をしているときに、もう1人に後ろから首を絞められたうえ、路上にたたきつけられて、持っていた携帯電話やリュックサックを奪われました。

スペイン2

シウターベジャ地区は、バルセロナ旧市街にあり、カタルーニャ広場やランブラス通りなどの観光スポットがある地域として知られています。

スペイン3

日本人も多く訪れますが、窃盗や強盗による日本人の被害が後を絶たないため、バルセロナの日本総領事館では、現地に渡航・滞在する人に次のような注意を呼びかけています。

スペイン4

▽早朝や夜間など人通りの少ない時間帯や、普段から人通りの少ない場所への外出は控える。
▽スマートフォンなどを取り出す場合は、周囲に不審な人物がいないか注意する。
▽パスポートなどの貴重品は、直接体に付けるマネーベルトなどに入れておく。
こうした注意を呼びかけています。

アフリカ

2020年1月23日更新

コンゴ民主共和国では、この1年間に6000人以上がはしかで死亡するなどはしかの流行が続いており、日本の厚生労働省検疫所が注意を呼びかけています。

コンゴ1

WHO=世界保健機関のアフリカ支部によりますと、コンゴ民主共和国では去年1月以来、全土ではしかが流行しており、これまでにおよそ31万人が感染し、このうち6000人以上が死亡しています。

コンゴ2

コンゴ民主共和国ではしかの流行が続く背景として、ワクチンの接種率が低いことがあげられ、政府と国際機関などが協力して大規模なワクチン接種キャンペーンを行っていますが、収束のめどは立っていません。

コンゴ3

はしかはウイルスによる感染症で、感染力が極めて強く、飛まつや接触による感染のほか、空気感染も起きます。
通常は1週間から10日で回復しますが、脳炎や肺炎を併発して死亡することがあるほか、妊婦の場合、流産や早産のおそれもあるとされています。

コンゴ4

日本の厚生労働省検疫所では、コンゴ民主共和国などはしかの流行地域に渡航・滞在する人で、はしかにかかったことがなく、ワクチンの接種を受けたこともない人は、ワクチンの接種を受けるように呼びかけています。

2020年1月15日更新

ニジェールで、イスラム過激派の武装グループがニジェール軍の基地を攻撃し、兵士89人が死亡しました。

ニジェール1

ニジェール西部の隣国マリとの国境沿いの町で今月9日、イスラム過激派の武装グループが軍の基地を攻撃して双方で激しい戦闘になり、ニジェール政府は、死者が89人に上ると発表しました。
また、この戦闘で過激派の戦闘員77人を殺害したということです。
ニジェールでは、先月も軍の基地が攻撃され、兵士70人あまりが死亡したばかりでした。
サハラ砂漠の南側の「サヘル地域」と呼ばれる国々では、国際テロ組織アルカイダやIS=イスラミックステートなどのイスラム過激派組織が勢いを増しています。
国連によりますと、この地域では去年、テロや襲撃による死者が4000人を超え、犠牲者はこの3年で5倍以上と急増しています。
日本の外務省は、ニジェールについて北緯15度より北の地域に「退避勧告」を出して、決して渡航しないよう呼びかけるとともに、ほかの地域には「渡航中止勧告」と「不要不急の渡航中止勧告」の危険情報を出しています。

ニジェール2