NHKワールド・ラジオ日本

海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2019年9月17日更新

インドネシアでは森林火災で大量の煙が発生し健康被害が報告されているほか、周辺国にも影響がでており、渡航や滞在に注意が必要です。

インドネシア

インドネシアのスマトラ島やカリマンタン島では毎年、乾期にあたる5月から10月にかけて、農園を拡張するために森林を焼き払う野焼きが行われ、森林火災も起きて大量の煙が発生します。
ことしは例年に比べて雨が少なく乾燥していて、一部のメディアによりますと、これまでに93万ヘクタールの森林が燃え、火災による煙の影響で大気汚染が深刻になっています。

インドネシア2

スマトラ島中部のリアウ州では、病院で呼吸器の不調を訴える患者が増加するなど健康被害が報告されており、幼稚園や学校では屋外での活動を減らしたほか、子どもたちを早めに帰宅させるなどの対応をとっているということです。

インドネシア3

煙は季節風に乗って周辺の国々にも広がっていて、シンガポールでは、大気汚染がこの3年間で最も深刻なレベルになり、政府が屋外での長時間の活動を控えるよう、呼びかけています。

インドネシア4

また、隣国マレーシアではボルネオ島のサラワク州で10日、およそ400の学校が休校になったほか、政府がこの地域に対してマスクを送る対応をとるなど、影響が出ています。
さらにブルネイでも、肺の疾患などがある人は屋外での運動を控えるよう、呼びかけています。
各国の日本大使館では、現地に渡航、滞在を予定している人は最新情報を入手するとともに、長時間の野外活動を控えたりマスクを着用したりするよう呼びかけています。

インドネシア5

2019年9月16日更新

カンボジアでは、首都プノンペンを中心に、ひったくりが後を絶ちません。

カンボジア

カンボジアの日本大使館によりますと、カンボジアの首都プノンペンやその周辺では、8月1か月だけで、8人の日本人からひったくりの被害にあったと届け出があり、届け出なかった人も含めるとさらに多くの人が被害にあったものと見られます。

カンボジア2

中でもめだっているのは、
▽スマートフォンで話をしながら歩いているときに、オートバイの男にスマートフォンをひったくられた。
▽三輪タクシー・トゥクトゥクの座席に置いていたかばんをオートバイの男にひったくられた。
こうした被害です。

カンボジア3

カンボジアでは、
▽2013年3月に、バッグをひったくられそうになった日本人男性が抵抗したところ、拳銃で撃たれて死亡する事件がありました。
▽また、この年の9月にも、ひったくりに抵抗した日本人女性が、拳銃で撃たれて大けがをしました。
▽さらに去年は、バイクに乗っていた日本人が、たすき掛けにしていたショルダーバッグを犯人に引っ張られた際に転倒し腕の骨を折る事件も起きています。

カンボジア4

カンボジアの日本大使館は、ひったくり対策として次のような注意を呼びかけています。
▽徒歩で移動するときには、肩ひもが頑丈なリュックサックを利用し、両肩で背負うか、肩ひもを両肩にかけた状態で体の前で持つ。
▽トゥクトゥクの座席の上にバッグを置いたままにしない。
▽転倒する危険性が高いバイクタクシーは利用しない。
▽路上でスマートフォンを操作しない。
このような注意を呼びかけています。

カンボジア5

中東・中央アジア

2019年9月20日更新

トルコ南東部の都市で、路上に仕掛けられた爆発物が爆発して、住民7人が死亡する事件が起きました。

トルコ

トルコの日本大使館によりますと、9月12日夜、トルコ南東部ディアルバクル県のクルプで、路上に仕掛けられた爆発物が爆発し、通りがかった車が直撃を受けて7人が死亡、10人がけがをしました。

トルコ2

事件の詳細は明らかになっていませんが、クルド人の独立国家を目指す非合法武装組織PKK=クルド労働者党の関与が疑われているということです。
ディアルバクル県にはトルコで少数派のクルド人が多く住んでいて、2015年以降、PKKによる軍や警察などへのテロ攻撃や、治安当局による摘発の際の武力衝突などが発生しています。

トルコ3

日本の外務省では、ディアルバクル県に「渡航中止勧告」の危険情報を出して、どのような目的でも渡航は止めるように呼びかけています。

2019年9月18日更新

今月28日に大統領選挙が行われるアフガニスタンで、選挙集会などを狙った爆弾テロが相次ぎ、これまでに少なくとも48人が死亡するなど、多数の死傷者が出ています。

アフガニスタン

アフガニスタンの首都カブールの北にあるパルワン州で17日午後、警察の検問所の近くで大きな爆発がありました。
地元の警察によりますと、この爆発でこれまでに少なくとも市民など26人が死亡し、40人以上がけがをしました。
当時、現場近くでは、今月28日の大統領選挙を前に選挙集会が開かれていて、ガニ大統領が演説を行う予定だったということです。
また、カブールのアメリカ大使館の近くでも爆発があり、アフガニスタン内務省によりますと、市民など22人が死亡し、30人以上がけがをしました。

アフガニスタン2

一連の爆発について反政府武装勢力タリバンが犯行声明を出し、「大統領選挙を妨害するために攻撃をしかけた」と主張、テロを実行したことを認めました。
アフガニスタンではタリバンが攻勢を強める中、治安部隊や警察が厳重な警戒を続けていますが、大統領選挙を前に治安のさらなる悪化が懸念されています。
アフガニスタンについて日本の外務省は、全土に引き続き「退避勧告」の危険情報を出し、目的のいかんにかかわらず渡航はやめるように呼びかけています。

アフガニスタン3

南北アメリカ

2019年9月19日更新

コスタリカの首都サンホセでは、走行中のバスに実弾が撃ち込まれ、乗客ひとりがけがをしました。 サッカーのサポーターどうしの衝突と見られています。

コスタリカ

コスタリカの首都サンホセで、今月11日の夜11時ごろ、走行中の公共バスに少なくとも4発の実弾が撃ち込まれました。
この事件で、バスの乗客1人がけがをしました。
犯人はまだ逮捕されていませんが、サッカーのサポーターどうしの衝突と見られています。
コスタリカでは、国内リーグ戦の前後に、各チームのサポーターどうしの衝突が場所を問わず起きることがあり、しばしば一般人が巻き込まれています。
このためコスタリカの日本大使館は、次のような注意を呼びかけています。
▽公共バスを利用する時には、車両の外の様子にも注意をするように心がける。
▽サッカー観戦時に、こうしたサポーターの衝突に遭遇したときには、速やかに現場から離れる。
▽万が一、銃声が聞こえたときには、流れ弾が当たらないよう身を低くして物陰などに隠れる。
このように呼びかけています。

コスタリカ2

2019年9月18日更新

エクアドルでは、8月だけで日本人が被害に遭う事件が6件発生したことから、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

エクアドル

エクアドルの日本大使館によりますと、主な被害は次のようなものです。
▽首都キト北部のカロリナ地区で午後10時すぎ、徒歩でホテルへ向かっていた際にホテル前でナイフを突きつけられ現金や携帯電話が入ったバッグを奪われました。
また、▽キトの旧市街や新市街で日中、服に汚物が付いていると言われ、対応している間にパスポートなどが入っていたバッグを盗まれる被害も出ています。
このほか、▽キト北部のカロリナ地区で午後7時半ごろ、友人と飲食店を出た際に物売りの2人がまとわりつき、立ち去った後に確認したところ、バッグのファスナーが開けられカードが入った財布が盗まれていたことがわかったケースもありました。
こうしたことからエクアドルの日本大使館では、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽徒歩での移動はなるべく避ける。
▽貴重品は一つのバッグにまとめず、服の別々の場所に分散する。
▽凶器を使った強盗の被害に遭ったときは、身の安全を優先して抵抗しない。
こうした注意を呼びかけています。

ヨーロッパ

2019年9月19日更新

スペイン第2の都市バルセロナで、カバンを盗まれた日本人が車で逃げようとする犯人を捕まえようとしたところ、犯人が車を急発進させたため肩の骨を折る大けがをしました。

スペイン

多くの観光客でにぎわうスペインのバルセロナで、旅行中の日本人が、何者かに鳥の糞のような液体を服にかけられました。
そこに液体を拭き取るのを手伝うと話しかける人が現れ、これに気を取られているすきに自分のかばんが盗まれたことに気がつきました。
被害者は車で逃げようとする犯人を阻止しようとしましたが、犯人が車を急発進させたため転倒し、肩の骨を折る大けがをしました。

スペイン2

こうした事件は通常、わざと服に液体をかけてターゲットの注意をそらす犯人と、かばんをこっそり盗む犯人が役割を分担して、グループで犯行に及ぶことが多いとされています。
またこの事件のように、犯人は捕まるのを免れるため、追跡する人の命や危険を顧みずやみくもに逃走する傾向があるほか、状況によっては凶器で反撃してくる場合があります。
このためバルセロナの日本総領事館は、次のような注意を呼びかけています。
▽ケチャップや液体をかけられても荷物は決して手から離さない。
▽親切を装う人が現れても、無視して自宅やホテルに戻る。
▽被害に遭った場合は、絶対に犯人に抵抗したり追跡したりせず、命を守る行動を優先する。
▽万一に備え、海外旅行保険に加入しておく。
このように呼びかけています。

スペイン3

2019年9月10日更新

ドイツのミュンヘンでは、今年も世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」が開かれますが、例年、会場やその周辺でスリなどの犯罪が多発するため、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

ドイツ1

ことしの「オクトーバーフェスト」は、9月21日から10月6日まで、例年と同じようにミュンヘンのテレージエンヴィーゼ広場を会場に開かれます。

ドイツ2

去年はおよそ630万人が訪れる大変な賑わいでしたが、例年、期間中は、会場の広場や会場につながるミュンヘン中央駅周辺で、スリや置き引きなどの犯罪が多発します。

ドイツ3

去年は、期間中に会場内でスリや傷害事件、性犯罪など合わせて924件の犯罪が起き、警察の出動件数は1日平均106回に上りました。
さらに、こうした不特定多数の人たちが訪れる大規模なイベントは、テロの標的になるおそれもあります。

ドイツ4

ミュンヘンの日本総領事館では、「オクトーバーフェスト」の会場を訪れる人に対して、次のように呼びかけています。
▽最新の情報を確認する。
▽多額の現金や貴重品を持ち歩かない。
▽目立つ服装や行動は避ける。
▽周囲の状況に注意を払い、不審な人物や物を見かけたら、すぐにその場を離れる。
ミュンヘンの日本総領事館では、こうした注意を呼びかけています。

アフリカ

2019年9月20日更新

アルジェリアでは政情不安が続く中、大統領選挙が12月に行われると発表されましたが、野党などが反発しているため、現地の日本大使館が不測の事態に巻き込まれないよう注意を呼びかけています。

アルジェリア

アルジェリアでは、ことし4月、20年にわたって政権の座についてきたブーテフリカ大統領が、市民による抗議デモの拡大で辞任に追い込まれました。

アルジェリア2

その後、政情不安が続く中、9月15日、暫定大統領のベンサラ氏が、12月12日に大統領選挙を行うと発表しました。
大統領選挙は当初7月に予定されていましたが、市民たちが、選挙を行う前に社会を支配してきたエリート層を一掃すべきだと主張して各地で抗議デモを続け、負傷者も出る事態になったため、延期されていました。

アルジェリア3

ベンサラ氏は、デモの参加者にも選挙に向けた対話に応じるよう呼びかけていますが、選挙日程の発表前から野党を中心に選挙に反対する動きがあり、デモの参加者なども不満を表明しているということです。
今後、学生たちの夏休みが終わり、首都アルジェなど各都市に戻ってきた学生たちがデモや集会に合流して、大規模なデモに発展するおそれもあります。

アルジェリア4

こうした状況に日本大使館では、現地に渡航・滞在する人に対し、不測の事態に巻き込まれないよう次のような注意を呼びかけています。
▽最新の関連情報の入手に努める。
▽デモや集会が予定されている地域には近づかない。
▽平和的な集まりでも、暴力的なものになるおそれがあるので、デモなどに遭遇したときはすぐにその場を離れる。
アルジェリアの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

2019年9月13日更新

ブルキナファソ北部で、イスラム過激派によるとみられる襲撃が2件起き、少なくとも市民29人が死亡しました。

ブルキナファソ1

現地の報道によりますと、9月8日、ブルキナファソ北部で、道路脇に仕掛けられた爆弾が遠隔操作で爆発し、走行中のトラックに乗っていた商人など15人が死亡しました。
同じ8日には、トラックが爆発したところからおよそ50キロ離れた場所で、配給物資を運んでいた車列が襲われ、運転手など14人が死亡しました。
政府当局者によりますと、イスラム過激派の犯行とみられるということです。

ブルキナファソ2

ブルキナファソでは、北部から東部にかけてのマリやニジェールとの国境周辺地域で、誘拐やテロ事件が多発しています。
去年12月からことし5月にかけても、国境周辺地域で外国人に対する誘拐や殺害事件が続き、いずれもイスラム過激派組織が関与していると見られます。

ブルキナファソ3

こうした状況に日本の外務省では、ブルキナファソについて、北部から東部にかけての国境周辺地域に「退避勧告」、そのほかの地域に「渡航中止勧告」から「十分注意」までの危険情報を出して、渡航・滞在する人に注意を呼びかけています。