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海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
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地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2018年6月19日更新

パキスタンでは7月25日に総選挙が行われますが、選挙戦が本格的になるのに伴って、治安が不安定になるおそれがあるため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

パキスタン

パキスタンでは、5月31日に議会の下院にあたる国民議会の任期が満了し、7月25日に総選挙が行われることになっています。
各政党や候補者は、6月中旬ごろから本格的な選挙活動を始め、選挙事務所を開設したり、大規模な政治集会やデモを行っています。

パキスタン2

これまでのところは、首都イスラマバードやラホールなどの主要都市で、選挙に関連するテロや暴動は起きていませんが、過去の選挙戦では、候補者間の対立による殺人や暴力事件が起きており、前回、2013年の選挙の時には候補者や政党事務所を狙った爆弾テロが起きています。

パキスタン3

今回の選挙でも、選挙活動が過熱化するのに伴って、治安が不安定になるおそれがあり、パキスタンの日本大使館では、不測の事態に巻き込まれないよう次のような注意を呼びかけています。
▽集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
▽マーケットやバス停などでは、短時間で効率的に用事を済ませ、不審な状況を察知したらすぐにその場を離れる。
▽テロの標的になりやすい政党事務所や投票所、軍・警察など治安当局の施設、宗教関連施設などにはできるだけ近づかない。
パキスタンの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

2018年6月13日更新

インド南部でコウモリの分泌液に触れて感染するニパウイルス感染症で死者が出ており、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

インド

ニパウイルス感染症で住民が死亡したのは、インド南部のケララ州コリコード地区で、5月20日、州の保険局は住民1人が死亡したと発表しました。
その後も感染の拡大が続き、WHO、世界保健機構のまとめによりますと5月28日までに15人が感染して、13人が死亡しました。
ニパウイルスはコウモリがもつウイルスとされ、コウモリがかじるなどして汚染されたナツメヤシなど果物の生の樹液を飲んだり、食べたりして感染するとみられています。
▽潜伏期間は4日から45日とさまざまで▽発症すると、発熱や筋肉痛などインフルエンザに似た症状があらわれ、重症になると意識障害や肺炎などを起こします。
▽致死率は、74パーセント前後と非常に高く、▽予防薬や特定の治療薬はありません。
インドにある日本大使館では、インド南部に渡航・滞在する人に次のような注意を呼びかけています。
▽ナツメヤシの生の樹液は飲まない。
▽一部が欠けた果物は食べない。
こうした注意を呼びかけています。

中東・中央アジア

2018年6月20日更新

トルコでは6月24日に大統領選挙と国会議員選挙が行われます。現地の日本大使館では、選挙運動期間中や投票終了後しばらくの間は、選挙集会や各政党の事務所などへはできるかぎり近づかないよう呼びかけています。

トルコ

トルコでは6月24日に大統領選挙と国会議員選挙が行われます。
選挙運動期間中はトルコ国内の各所で政治集会が開かれる予定で、各政党の支持者による衝突が起こるおそれがあります。
6月14日には南部のスルチで、与党議員が選挙活動中に衝突が起きて、地元メディアなどによりますと4人が死亡、9人がけがをしました。

トルコ2

スルチは少数民族クルド人が多い地域で、衝突をめぐって政府幹部は非合法武装組織クルド労働者党の支持者が関わったと主張する一方、クルド系メディアは議員の護衛隊に責任があると伝えています。
トルコの日本大使館では、この時期にトルコに滞在している人や渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽選挙集会への参加はもちろん候補者などに関する批判やコメントなどは避ける。
▽選挙集会・デモなどには近づかない。
▽公共交通機関、観光施設、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、それに軍・警察・治安関連施設などを訪れるときは、テロの標的となりやすいことを十分認識の上周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる。
▽所属する会社、団体など緊急連絡先との連絡手段を再確認しておく。
日本大使館ではこのように呼びかけています。

2018年6月7日更新

ヨルダンでは、観光地にもなっている北部のジェラシュ遺跡で、日本人の男性がナイフで脅され、カメラを強奪される事件があり、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

ヨルダン

ヨルダンのジェラシュ遺跡は、ローマ帝国時代に作られた劇場などの遺跡で、保存状態がいいことから観光地となっています。
このジェラシュ遺跡で6月5日の正午ごろ、日本人の男性2人が観光をしていたところ、後ろから声をかけてきた男2人がいきなり腕をつかみ、ナイフで脅しながら金品を要求しました。
日本人は、これに抵抗して現金などの入ったバッグを離さなかったため、犯人ともみあいになりました。
そして犯人側は、日本人男性が持っていたカメラのストラップをナイフで切り、カメラを奪い取って逃走しました。
被害にあった日本人は、犯人ともみ合った際に、腕に切り傷を負いました。
日本人が襲われたとき、周囲にはほかの観光客がおらず、犯人たちは、そのタイミングを狙って犯行に及んだものと見られています。
ヨルダンの観光地では、今回のような強盗のほか、いすの上に置いた荷物を盗まれる窃盗事件や、地元住民からしつこく品物の購入や飲食店への立ち寄りを求められ、それを断ると石を投げつけられるなどの事件も起きています。
このためヨルダンの日本大使館は、▽常に周囲に目を配って警戒心を示しておく。
▽人けの少ない場所は出来るだけ歩かない。
▽万が一事件に遭遇したときには、抵抗をしない。
このような注意を呼びかけています。

南北アメリカ

2018年6月20日更新

エクアドルのガラパゴス諸島のクンブレ火山が噴火し、溶岩流や噴煙が確認されているため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

エクアドル

6月16日午前、ガラパゴス諸島西部に位置するフェルナンディナ島のクンブレ火山が噴火し、溶岩流や噴煙が確認されました。

エクアドル2

フェルナンディナ島は、ガラパゴス諸島観光の中心地サンタクルス島からほぼ西に140キロの距離に位置する無人島です。
現在までに人的被害は確認されていない模様です。
ガラパゴスに滞在中、または渡航、滞在を予定している人は、今後のクンブレ火山の情勢に引き続き注意が必要です。
日本大使館によりますと、この噴火に伴う観光などに関して特別な規制はありませんが、フェルナンディナ島付近を周遊する観光クルーズ船の利用を予定されている人は、事前に船舶会社や旅行会社から運航に関する情報を確認してほしいとしています。

2018年6月18日更新

アメリカ東部ニュージャージー州のイベント会場で男らが銃を発砲し、22人がけがをしました。

アメリカ

ニュージャージー州中部、トレントンで開かれていた音楽や芸術のイベント会場で17日未明、男2人が銃を発砲しました。
捜査当局によりますと、会場にいたあわせて22人がけがをし、このうち、13歳の男の子が意識不明の重体となっています。
銃を発砲した2人の容疑者のうち、33歳の男はかけつけた警察官によって撃たれて死亡したとみられ、もう1人は警察に拘束されました。
地元のメディアは、当時、けんかが起きていたという目撃情報を伝えていて、捜査当局は何らかのトラブルが事件の背景にあるとみて、詳しいいきさつを調べています。
イベントは音楽のライブ演奏や地元のアート作品が夜通し楽しめるもので、当時、1000人ほどが参加していたということです。
アメリカでは学校や公の場などでの銃撃事件が相次いでいて、ことしに入って銃の被害に遭って死亡した人はすでに6500人あまりにのぼっています。
日本の外務省では、銃撃事件に遭遇した場合には、▽隠れる場所を探すのではなく、逃げられるなら必ず外に逃げる。
▽警察官と遭遇したときには、必ず手を上げて、武器を持っていないことを示す。
このような対処方法を紹介して、自分の身を守ってほしいと呼びかけています。

ヨーロッパ

2018年6月15日更新

ハンガリーでは、ニセ警察官による窃盗事件が起きています。

ハンガリー

具体的なケースです。
道路上で、外国から来たという男から英語で話しかけられました。
そこへ、突然別の男が、警察手帳のようなものを見せて英語で話しかけ、身分証と財布を見せるように指示しました。
観光客の男が真っ先にこれに応じたので、これにつられるように自分の財布を渡したところ、警察官と称する男は、中身を確認した上で財布を返しました。
しかし、あとで財布の中身を確認したところ、現金が抜き取られていたことに気づきました。
警察官と称する男と観光客と名乗った男は、共犯だったとみられています。
こうした被害にあわないために外務省は、次のような注意を呼びかけています。
▽警察官は身分証と警察バッジの両方を提示する義務があるので、よく確認できなかったときには、再度提示を求める。
▽過去には、「ブダペストに住んでいる親戚に電話する」と言って、携帯電話を取り出したとたんに逃げ出したケースもあることから、警察官と名乗る男に不審な点があれば「ここではなく警察署で確認して欲しい」とか「日本大使館に連絡してほしい」と言って冷静に対処する。
このような注意を呼びかけています。

2018年6月14日更新

ドイツでは首都ベルリンをはじめ主な都市の鉄道の駅や列車内で、特に深夜の時間帯に窃盗や暴力犯罪が増加しているため、現地の日本大使館では深夜の時間帯に鉄道の駅や列車の利用はなるべく避け、タクシーを利用するなど安全確保に十分注意するよう呼びかけています。

ドイツ01

ドイツの日本大使館によりますと、ドイツ国内の主なターミナル駅の構内や列車内の窃盗事件は、2010年に比べると首都ベルリンでは2倍以上、ドレスデンやライプチヒでは4倍以上に増加しています。

ドイツ02

また駅や列車内での暴力事件も増えています。
2017年のベルリンの地下鉄では、駅や列車内の暴行傷害事件は1988件で、2013年と比べおよそ27パーセント増加しています。
ライプチヒでは2010年の57件に比べると、3倍以上の206件となっています。

ドイツ03

こうした状況から日本大使館ではこうした被害に遭わないよう、次のような注意を呼びかけています。
▽夜間、特に深夜の時間帯は駅や鉄道の利用はなるべく避けタクシーを利用する。
やむをえず列車を利用する場合は、なるべく乗客の多い車両を選んで乗る。
▽できるだけ夜間の1人歩きは控えるとともに、華美な服装、装飾品を身につけない。
▽レストラン、マーケット、駅、大型商業施設などでの用事についても短時間で行うように心がけ、常に周囲の状況に注意を払い、不審な人物や危険な状況を察知したら速やかにその場を離れる。
日本大使館ではこのように呼びかけています。

アフリカ

2018年6月19日更新

モロッコでは、今年も6月22日から音楽祭の「MAWAZINE」(マワジン)が開催されますが、音楽祭の期間中はテロのほか、窃盗などの犯罪に遭う危険性が高まるため、注意が必要です。

モロッコ

「MAWAZINE」は、毎年、モロッコで開催される野外音楽祭で、国内外から招待されたアーティストたちが街中に設けられた野外ステージなどで演奏します。
今年は、6月22日から30日まで、首都ラバトと近郊のサレの合わせて7つの会場で行われます。
モロッコの治安当局は例年、「MAWAZINE」の期間中は、多くの警備人員を配置して、安全対策をとっています。

モロッコ2

しかし、モロッコの日本大使館では、期間中は多くの人が会場とその周辺に集まり、テロのほか、窃盗などの犯罪に遭う危険性が高まるとして、会場を訪れる人に次のような注意を呼びかけています。
▽テロや混乱が起きた場合を想定して、避難ルートを確認しておく。
▽必要以上の貴重品は持ち歩かない。
▽会場付近に駐車する場合は、車内に荷物を置いたままにしない。
▽サレの町の日ごろから犯罪の多い地区の会場付近では、特に注意する。
モロッコの日本大使館ではこうした注意を呼びかけています。

2018年6月18日更新

アフリカの南東部にあるモザンビーク北部では、身元が判らない武装集団が襲撃を繰り返すなど治安が極端に悪くなっているため、日本の外務省が注意を呼びかけています。

モザンビーク

5月26日、モザンビーク北部のカボデルガド州パルマ郡で、身元の判らない武装集団による襲撃事件が発生して、住民10人が殺害されました。
その後、6月5日にはカボデルガド州マコミア郡で、同じように武装集団による襲撃事件が発生して、住民7人が殺害されたのをはじめ、住宅や車が多数放火されました。
このようにモザンビーク北部のカボデルガド州では、治安が急激に悪化しています。
襲撃事件を繰り返す武装集団については明らかになっていませんが、現地の報道の中にはイスラム過激派との関係を指摘するものもあります。
日本の外務省は、モザンビークに渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽カボデルガド州には、極力近づかない。
▽外出の際には、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したらすぐその場を離れる。
こうした注意を呼びかけています。