NHKワールド・ラジオ日本

海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2019年7月16日更新

雨期に入っているインドでは、大雨で地盤が緩んだ影響で、山の斜面にあった飲食店と宿泊施設を兼ねた建物が崩れ14人が死亡するなど、15日までの3日間で50人が死亡しました。

インド

インド北部のヒマチャル・プラデシュ州で14日午後、山の斜面に建っていた、飲食店と宿泊施設を兼ねた4階建ての建物が崩れ、軍の兵士や市民などあわせて14人が死亡しました。
この建物は、大雨によって地盤がゆるんだ影響で、土台から一気に崩れたということです。
インドでは建設費用を抑えるため、基礎部分がもろい状態の違法な建物が多く、警察は、法律で必要とされる建物の強度を満たしていなかった可能性があるとみて、捜査しています。
インドはモンスーンと呼ばれる雨期に入っていて、ことしも6月末から7月はじめにかけて、西部の都市ムンバイやプネで大雨で建物が倒壊するなどして100人以上が死亡したほか、東部のビハール州や西ベンガル州で、降り続いた大雨によって洪水が発生するなど、15日までの3日間であわせて50人が死亡しています。
日本の外務省はインドなど雨季に入った地域に渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽報道などから最新の情報を入手する。
▽川の近くには近づかない。
▽飲料水や食料を備蓄し、避難場所を確認しておく。
こうした注意を呼びかけています。

2019年7月10日更新

フィリピンのイスラム過激派がマレーシアのサバ州東海岸で誘拐を行うという情報があり、現地の日本大使館がこの海域を通過する船舶などに注意を呼びかけています。

マレーシア

マレーシアのクアラルンプールにある国際海事局海賊情報センターによりますと、フィリピン南部に拠点を置くイスラム武装勢力アブ・サヤフのメンバーが、フィリピン南部の島から船に乗り、マレーシアのサバ州東海岸で旅行者や漁民を対象に誘拐を行うとの情報があるというこです。
この海域は、フィリピンの南部を拠点としたアブ・サヤフなどがたびたび漁民や旅行者を狙った誘拐事件を起こしているほか、上陸してリゾート地のレストランなどを襲撃しています。
最近では6月18日、漁民10人が誘拐されたばかりです。
日本の外務省は、サバ州東部の島や海岸に引き続き「渡航中止勧告」の危険情報を出し、この地域への渡航を控えるよう呼びかけています。
また、現地の日本大使館はサバ州沖を航行する船舶に警戒を呼びかけています。

マレーシア2

中東・中央アジア

2019年7月9日更新

アフガニスタンでは、南東部にある政府の情報機関の近くで12人が死亡する爆発が起き、依然、治安の悪化に歯止めがかかっていません。

アフガニスタン

7月7日午前、アフガニスタン南東部のガズニ州にある政府の情報機関「国家保安局」の建物の近くで、爆発物を積んだ車が突然、爆発しました。
この爆発で、これまでに国家保安局の職員や市民合わせて12人が死亡し、子どもを含む100人以上がけがをしました。

アフガニスタン2

爆発のあと、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが、犯行を認める声明を出しました。
タリバンは、7月1日に首都カブールで起きたトラックを使った爆弾テロでも、犯行声明を出しています。

アフガニスタン3

こうしたテロは、タリバンが戦闘能力を誇示することで、アメリカ政府との和平協議での発言力を強めようというねらいがあるとみられ、依然、治安の悪化に歯止めがかかっていません。

アフガニスタン4

日本の外務省は、アフガニスタン全土に「退避勧告」の危険情報を出して、目的のいかんに関わらず渡航はやめるとともに、すでに滞在している人は、国外の安全な地域へ退避するように求めています。
ただ、首都カブールについては、真にやむを得ない事情で現地に滞在せざるを得ない場合は、政府機関などを通じて十分な安全対策をとるよう呼びかけています。

2019年7月4日更新

サウジアラビア南西部にある国際空港が、隣国イエメンの反政府勢力に攻撃されて9人がけがをする事件が起き、日本の外務省が注意を呼びかけています。

サウジアラビア1

7月2日未明、サウジアラビア南西部にあるアブハ国際空港が、隣国イエメンの反政府勢力フーシ派から無人機で攻撃を受け、民間人9人がけがをしました。
これについてフーシ派は地元メディアを通じて、空港にある戦闘機をねらった大規模な攻撃を行ったことを認めました。

サウジアラビア2

イエメンでは、2015年から内戦が続いていますが、現政権を支援するサウジアラビア主導の連合軍が空爆などによる作戦で介入を続けているのに対し、反政権側のフーシ派は、ミサイルや無人機などでサウジアラビアの重要なインフラ施設への攻撃を繰り返しています。

サウジアラビア3

アブハ国際空港は6月にも2回、イエメンの反政府勢力の攻撃を受け、死者も出ています。
今回の攻撃についてサウジアラビアが主導する連合軍は、「継続的なテロ行為や精度の高い攻撃は、イランによるフーシ派への支援を証明するものだ」と述べて敵対するイランを強く非難しており、両国の対立は中東での軍事的な緊張に拍車をかけるおそれがあります。

サウジアラビア4

日本の外務省はサウジアラビアについて、イエメンとの国境地帯に「渡航中止勧告」の危険情報を出していますが、今回の攻撃を受け、改めて現地に渡航・滞在する人は情報を収集して安全の確保に努めるよう、呼びかけています。

南北アメリカ

2019年7月15日更新

人気のテーマパークが集中し、多くの観光客が訪れるアメリカ・フロリダ州のオーランドで、ディズニー・ワールド・リゾートの従業員が猫に引っかかれて狂犬病に感染したことから、現地の保健当局は、この一帯に狂犬病警戒警報を出して、注意を呼びかけています。

アメリカ1

感染したのは、オーランドのディズニー・ワールド・リゾートの2人の従業員で、猫に引っかかれたため病院を受診したところ、狂犬病のウイルスが検出されました。

アメリカ2

さらにその周辺で捕獲された野良猫からも、狂犬病のウイルスが検出されました。
事態を憂慮したフロリダ保健省は、この一帯に7月9日から60日間の狂犬病警戒警報を発令しました。
警報の発令期間は、さらに伸びる可能性もあるとしています。
警戒の対象は野生動物全般ですが、特に犬と猫、アライグマとキツネ、それにコウモリには警戒するよう求めています。

アメリカ3

狂犬病は、ウイルスを持った動物にかまれたり、爪で引っかかれたりすることで感染する病気です。
発症すると呼吸が麻痺して、ほぼ100%が死亡するとされており、世界各地で毎年5万人以上が狂犬病で死亡しています。
その一方で、感染したあと素早くワクチンを接種すれば、発症を抑えることが出来るとされています。

アメリカ4

このためマイアミの日本総領事館などは、次のような注意を呼びかけています。
▽ディズニー・リゾート周辺に出かけるときには、野生動物に触らない。
▽万が一、動物にかまれる、引っかかれる、あるいは傷のあるところをなめられるなどしたときには、速やかに医療機関を受診する。
▽粘膜から感染する可能性があるので、傷口を口で吸い出さない。
▽感染から一か月も経った帰国後に発症して、手遅れになったケースもあるので、できるだけ早く医療機関に行く。
このような注意を呼びかけています。

アメリカ5

2019年7月12日更新

グアテマラでは例年、7月から8月にかけて、夏のボーナスを狙った犯罪が増え治安が悪化する傾向があるため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

グアテマラ

グアテマラなど中南米の国々では、7月が「BONO14」(ボーノ・カトルセ)と呼ばれる夏のボーナスの支給月です。

グアテマラ2

ボーナスの支給に伴い、グアテマラでは例年7月から8月にかけて、ボーナスそのものを狙った強盗事件が増えるほか、「マラス」と呼ばれる若者たちの凶悪犯罪集団が普段より多額の「みかじめ料」を取ろうとして、支払いを渋るバス会社の運転手たちを襲ったり、みかじめ料に反発する住民と衝突を起こしたりして、治安が悪化します。
去年も7月中旬に、マラスによる路線バスやタクシーへの銃撃事件が相次ぎ、死者も出ました。

グアテマラ3

このためグアテマラの日本大使館では、この時期にグアテマラに渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽単独行動や夜間の外出はしない。
▽路線バスや流しのタクシーは危険なので利用しない。
▽見知らぬ人から勧められた飲食物は、不用意に口にしない。
▽万一、強盗に遭ったときは、身の安全を第一に考えて無用な抵抗はしない。
その際には、犯人の顔を見ない。
グアテマラの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

ヨーロッパ

2019年7月16日更新

旧ソビエトのジョージアでは、ロシアへの反発を背景に拡大した抗議デモが、1か月近く続いています。

ジョージア

ジョージアでは6月20日、首都トビリシにある議会で、現地を訪れたロシアの下院議員がロシア語で演説したことをきっかけに大規模な抗議デモに発展し、200人以上がけがをしました。
デモの規模は縮小しているものの、1か月近くたったいまも毎日続いています。
14日は、首都トビリシの議会前で野党勢力や支持者の若者などおよそ200人が参加する集会が開かれ、NATO=北大西洋条約機構への加盟などを訴えました。
今回の事態を受けてロシアは、さらなる関係悪化は避けたいとして制裁は行わない方針を示していますが、ジョージアでは若者を中心にロシアに対する反発や不満が強く今後もデモが続くものと見られます。
こうした状況を受け現地の日本大使館では、ジョージアに渡航・滞在している人に対し、デモや集会には絶対に近づかないよう注意を呼びかけています。

2019年7月11日更新

スペインのバルセロナで、観光で訪れていた日本人2人が強盗に襲われ携帯電話を奪われる事件があり、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

スペイン

7月上旬、スペイン東部のバルセロナのシウターベジャ区で、観光で訪れていた2人の日本人が6人組の強盗に襲われ、地面に引き倒された上、携帯電話を奪われました。
バルセロナでは、路上強盗やひったくりが悪質かつ暴力的になっているということで、今年5月には日本人観光客がひったくりの被害に遭った際、転倒して大けがをしています。

スペイン2

このためスペイン・バルセロナの日本総領事館では、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽旧市街の小さな路地を歩いたり観光したりするときは、出来るだけ人通りの多い時間帯や場所を選ぶ。
▽相手が複数の場合、暴行されるおそれがあるので、身の安全を優先して抵抗したり追跡したりしない。
バルセロナの日本総領事館では、こうした注意を呼びかけています。

スペイン3

アフリカ

2019年7月15日更新

サウジアラビアでは、女性を撮影した人が禁錮刑になりました。 現地の日本大使館は、不用意に女性を撮影しないよう注意を呼びかけています。

サウジアラビア1

現地の報道によりますと、最近、サウジアラビア・ジッダの商業モールで女性を撮影したとして、アラブ系の外国人が10日間の禁錮刑を言い渡されました。

サウジアラビア2

このアラブ人は女性の許可をとっていましたが、その様子を見ていた家族の訴えによって摘発されたということです。
サウジアラビアでは、女性を撮影したとして刑務所に収監され、服役後に国外強制退去となることがあります。
このためサウジアラビアの日本大使館は、公共の場で撮影を行う場合は不用意に女性を撮影しないよう、注意を呼びかけています。

サウジアラビア3

2019年7月12日更新

ナイジェリアの首都アブジャで、イスラム教シーア派の団体が警察と衝突し、警察官2人が銃で撃たれてけがをする事件が起きたため、現地の日本大使館が不測の事態に巻き込まれないよう注意を呼びかけています。

ナイジェリア

ナイジェリアの日本大使館によりますと、7月9日、ナイジェリアの首都アブジャの議会の外で、イスラム教シーア派の団体のおよそ100人が拘束されている指導者の釈放を求めて抗議活動をしていたところ、そのうちのひとりが警備の警察官が持っていた拳銃を奪って発砲しました。
この発砲で警察官2人がけがをしたということです。

ナイジェリア2

治安当局が抗議活動に参加した40人を逮捕し、現場はひとまず平静を取り戻していますが、今後新たな抗議活動が想定されるほか、アブジャ市内の検問が強化されることも予想されます。

ナイジェリア3

このためナイジェリアの日本大使館では、現地に渡航・滞在する人に対し、不測の事態に巻き込まれないよう次のような注意を呼びかけています。

ナイジェリア4

▽不要不急の外出は控える。
▽外出するときは、本人であることを確認する書類などを携行する。
▽外出していて不穏な動きを察知したら、すぐにその場を離れる。
ナイジェリアの日本大使館ではこうした注意を呼びかけています。