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海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2018年8月10日更新

インドでは、各地で大雨による大規模な洪水や土砂崩れが起きていて、南部では9日までの2日間に20人以上が死亡しました。

インド

インドでは、モンスーンと呼ばれる雨季に入っていて、南部や北部など国内の広い範囲で断続的に激しい雨が降り続いています。
このうち南部のケララ州では、8日からの大雨で大規模な洪水や土砂崩れが発生し、住宅が押し流されるなどして9日までに26人の死亡が確認されました。
現地では、いまも9人の行方がわからなくなっていて、懸命な捜索活動が続けられています。

インド2

この大雨は今後も数日間は続くとみられています。
インドでは、雨季が始まった6月下旬からこれまでに8つの州でおよそ800人が、土砂崩れに巻き込まれるなどして死亡しています。

インド3

このため日本の外務省は、インドをはじめ同じように雨季に入っているミャンマー、ベトナム、ラオス、カンボジアなど東南アジアに渡航・滞在する人に対して、最新の気象情報の入手に努めるとともに、河川には近づかず、適切な安全対策をとるように呼びかけています。

インド4

2018年8月7日更新

ネパールでは、過激な主張を持つ集団の活動が暴力事件などを起こすなど治安状態が不安定で、日本の外務省が注意を呼びかけています。

ネパール01

ネパールでは、1996年から2006年まで続いた武力闘争のあと、2015年にようやく憲法が制定・公布されました。
しかし、この憲法に反対する南部の親インド派の民族がインドとの国境を封鎖したり、治安部隊と衝突したりするなど政治的な混乱が続きました。
2016年2月にネパールとインドとの関係が改善したことによって経済封鎖が終わり、その後、地方、州、下院の選挙が行われましたが、政党関係者の衝突や立候補者の誘拐などが多数発生して、死傷者も出ました。
また、国内には、内戦時代の暴力活動を継承したマオイスト・チャンド派と呼ばれる過激派が、デモや集会のほかストライキを行うなど、活動が活発です。
ストライキが行われる日には、過激派からの報復を恐れて交通機関の運行中止や商店の閉鎖などが相次いでいます。
また、ネパール国内ではスリ、置き引きのほか窃盗や強盗などの犯罪も増加傾向にあります。
こうした状況を受け日本の外務省は、ネパールについて最も西側の極西部、それに中西部、中部、東部のあわせて24の郡と地域に「不要不急の渡航中止勧告」を、そのほかの地域に「十分注意」の危険情報を出して注意を呼びかけています。

ネパール02

中東・中央アジア

2018年8月13日更新

イスラム教の重要な宗教行事「犠牲祭」が、ことしは8月下旬から行われますが、この期間に過激派によるテロ攻撃のおそれもあるため、日本の外務省は海外に渡航・滞在する人に対して注意を呼びかけています。

イスラム

犠牲祭はラマダン明けの祭りと並ぶイスラム教の重要な宗教行事で、イスラム教徒は神に羊やヤギを捧げます。
今年の犠牲祭の期間は8月21日から24日ごろまでで、中東やアジアのイスラム圏の国々では休日になるほか、イスラム圏でない国でもイスラム教徒が多く住む地域では、犠牲祭に関連した宗教行事が行われます。
日本の外務省では、犠牲祭の期間はイスラム教徒の信仰心が高まることなどから、IS=イスラミックステートなどの過激派が、存在感を示すためにテロ攻撃などを行うおそれがあるとして、犠牲祭の期間中やその前後に海外に渡航・滞在する人に対してテロなどの不測の事態に巻き込まれないよう、次のような注意を呼びかけています。
▽報道などから最新の治安情報の入手に努める。
▽テロの標的になりやすい政府・軍・警察関連の施設、モスクなどの宗教関連施設などでは、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したらすぐにその場を離れる。
日本の外務省では、こうした注意を呼びかけています。

2018年8月13日更新

カザフスタンでは、治安機関によるテロへの警戒が厳しく行われている一方、殺人や薬物犯罪などの犯罪も多発しており、日本の外務省は注意を呼びかけています。

カザフスタン01

カザフスタンでは2016年6月に、アクトベで複数の男たちが警察施設を襲撃して、治安部隊との間で銃撃戦となる事件が起きました。
さらに2016年7月には、アルマトイの治安機関などへの襲撃事件も起きたことから、カザフスタンの国家保安委員会は3段階あるテロ警戒レベルのうち1番下の黄色のレベルを発令しました。
この警戒レベルは2017年1月15日に解除されましたが、インターネットを通じてテロを支援する情報宣伝活動を行っていた者が相次いで逮捕されるなど、今後も情勢を注視していく必要があります。
またカザフスタンでは、2017年には銃器や薬物関連の犯罪が31万6千件あまりと頻発しているので、注意が必要です。
こうした状況から日本の外務省は、カザフスタン全土に引き続き「十分注意」の危険情報を出して、渡航・滞在する人に注意を呼びかけています。

カザフスタン02

南北アメリカ

2018年8月9日更新

ブラジルでは、スマートフォンを強奪されそうになった際に抵抗した人が殺害される事件があったことから、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

ブラジル01

先月31日の午後7時40分ごろ、ブラジル北部の都市マナウスで、バスを待っていた人のところにバイクに乗った2人組が近づき、スマートフォンを渡すよう迫りました。
しかし被害者はこれを拒否して抵抗したため、犯人は拳銃を発砲して逃走しました。
被害者は病院に運ばれましたが、死亡しました。
この事件を受けて現地マナウスの日本総領事館は、強盗に襲われたときには次のように対応するよう、注意を呼びかけています。

ブラジル02

▽急な動作をすると犯人を刺激するので、慌てずに冷静に行動する。
▽犯人の要求には逆らわず、絶対に抵抗しない。
▽顔を覚えられたと思われないようにするため、犯人の顔は見ない。
▽犯人に無断でポケットやカバンなどに手を入れると、反撃の動作ではないかと誤解されることがあるので、両手を挙げた体制からポケットを指さすなど、犯人を刺激しない工夫をする。
マナウスの日本総領事館は、このような注意を呼びかけています。

2018年8月8日更新

メキシコで日本人が乗った車が信号待ちをしているときに窓ガラスを割られ、貴重品を奪われる事件が相次ぎました。

メキシコ01

レオンの日本総領事館の発表によりますと、最初の事件は5月下旬で、午後6時半ごろ、メキシコ中部のイラプアトにあるマリアノ・アバソロ通りで、日本人が運転していた車が交差点で信号待ちをしていました。
そこへ、バイクに乗った2人組の男が車の助手席側に近づいて窓ガラスを工具のようなものでたたき割り、座席に置いてあったバッグを奪い逃走しました。
また、イラプアトでは、7月中旬にも午後7時すぎに別の交差点で、信号待ちをしていた日本人の車の窓ガラスが割られ、貴重品を奪われる事件がありました。
こうした事件は、少年のグループが盗んだバイクで犯行を繰り返しているもので、日本人だけを狙ったものではなくメキシコ人も被害に遭っているということです。

メキシコ02

このためメキシコ・レオンの日本総領事館では、メキシコに渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽車を運転するときはバッグや貴重品を助手席や後部座席に置かず、トランクなど外から見えにくい場所に置く。
▽車を停車させるときは、近くに不審者や不審な車が接近してこないか確認する。
▽交差点では、車の前に1台分のスペースを空けておき、襲われそうに感じたら逃げる態勢をとっておく。
レオンの日本総領事館では、こうした注意を呼びかけています。

ヨーロッパ

2018年8月9日更新

フランスの首都パリには多くの観光客が訪れますが、観光地や地下鉄の車内などで日本人がスリにあう被害が多発しているため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

フランス01

スリの被害の具体例です。
▽地下鉄の車内のケースでは、日本人が数人の女性に囲まれました。
このときにハンドバッグの中の貴重品を盗んだものと見られます。
犯行グループは、次の停車駅で電車の扉が閉まる直前に、一斉に電車から降りて逃走しました。

フランス02

▽凱旋門やルーブル美術館などの観光地のケースでは、数人のグループが日本人を囲むようにして署名を求めました。
振り払ってその場を離れましたが、気がついたときにはバッグの中の貴重品が盗まれていました。

フランス03

▽地下鉄のホームのケースでは、男性から「背中が汚れているので上着を脱いだ方がよい」と指摘され、その汚れを拭いている間に、足元に置いていたバッグがなくなっていました。

フランス04

▽空港に向かう高速地下鉄の車内のケースでは、わざとコインをまき散らし、コイン拾いを手伝っているうちに、荷物を持ち去られました。
こうしたスリの被害にあわないために、フランスの日本大使館は次のような注意を呼びかけています。

フランス05

▽電車内の被害は混雑時に起きているので、混雑した車両には乗らず、次の電車を待つ。
▽ハンドバッグなどは、留め具やファスナーをしっかり閉める。
▽財布や貴重品は見えないところに分散して持つ。
フランスの日本大使館は、このような注意を呼びかけています。

フランス06

2018年8月8日更新

ブルガリアで滞在中の日本人が、犬にかまれる事故がありましたが、狂犬病の予防ワクチンがない病院があることから、現地の日本大使館では注意を呼びかけています。

ブルガリア01

7月下旬、ブルガリアの首都ソフィアで滞在中の日本人男性が公園でジョギング中、放し飼いにされていた大型の犬に腕をかまれました。
収容先の病院では狂犬病に対応しておらず、破傷風の予防接種を受けるにとどまりました。
狂犬病は、ウイルスに感染した犬などの哺乳動物にかまれると発症しますが、治療法はなく、発症するとほぼ100%死亡する感染症で、世界で年間5万人が犠牲になっています。

ブルガリア02

このためブルガリアの日本大使館では、ブルガリアに渡航、滞在を予定している人に対して次のような注意を呼びかけています。
▽狂犬病ワクチンを接種できる病院を確認しておく。
▽万が一、犬などにかまれたときは、すぐ傷口をせっけんと流れる水でよく洗ったあと病院に行く。
▽医療施設のない地域を訪れるときは、事前に狂犬病の予防接種を受けておく。
ブルガリアの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

アフリカ

2018年8月2日更新

ジンバブエでは、大統領選挙をめぐって暴徒化したデモ隊と軍が衝突し、これまでに3人が死亡するなど混乱が広がっています。

ジンバブエ1

ジンバブエ2

ジンバブエ3

ジンバブエでは去年11月、独裁者といわれた前のムガベ大統領が軍による事実上のクーデターをきっかけに辞任し、7月30日に行われた大統領選挙は、▼ムガベ氏の長年の側近でクーデター後に大統領に就任したムナンガグワ氏と、▼最大野党を率いるチャミサ党首の、事実上2人の争いとなりました。
しかし、選挙結果の発表をめぐって野党側は、「開票結果の発表に時間がかかっているのは不正が画策されているためだ」として反発を強め、1日、首都ハラレで抗議デモを始めました。
NHKの取材班によりますと、デモ隊の一部は道路をふさぎ、路上で火を放つなど暴徒化しています。
現地からの映像には、銃声が鳴り響く中、デモ参加者が走って逃げたり、兵士たちがデモ参加者を棒のような物で殴ったりする様子が映っています。
現地の警察によりますと、一連の衝突で、これまでに3人の死亡が確認されました。
野党側は、前日に「チャミサ党首の勝利は確実だ」と発表したこともあり、開票結果の発表が遅れるにつれてさらに反発を強めるとみられ、混乱の広がりが懸念されています。
こうした事態を受けてジンバブエの日本大使館は、実弾が使われているという情報もあるため、ハラレ市内の現場周辺には近づかないよう注意を呼びかけています。

ジンバブエ4

2018年7月31日更新

アンゴラの首都ルアンダで、日本人が路上で強盗に襲われる事件が起きたため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

アンゴラ

アンゴラの日本大使館によりますと、7月26日夜、アンゴラの首都ルアンダの日本大使館前の路上で、日本人が携帯電話で話をしていたところ、近づいてきた強盗に銃で脅され、所持品を奪われました。
強盗はオートバイで逃げ、日本人にけがはありませんでした。

アンゴラ2

アンゴラでは日常的に路上での強盗事件が発生しており、特に外国人は、スマートフォンなどを操作しているときに襲われ、現金や貴重品を奪われるケースが目立ちます。
このためアンゴラの日本大使館では、アンゴラに渡航・滞在する人に次のような注意を呼びかけています。
▽最新の治安情報の入手に努める。
▽屋外で行動するときは、強盗犯の標的にならないよう「目立たない」「行動を予知されない」「用心を怠らない」という安全の3原則を守る。
▽強盗犯が武器を所持していることもあるので、身の安全を第一に考えて無用な抵抗はしない。
アンゴラの日本大使館ではこうした注意を呼びかけています。