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海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
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地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2018年6月14日更新

パキスタンの日本大使館では、首都イスラマバードとラワルピンディで数日以内にテロ攻撃が行われる具体的情報があるとして、パキスタンに滞在中の人や渡航、滞在を予定している人に注意を呼びかけています。

パキスタン

パキスタンの日本大使館によりますと、首都イスラマバードとラワルピンディで数日以内にテロ攻撃が行われる具体的情報があるということです。
このため日本大使館では、パキスタンに滞在中の人や渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽報道などから最新の関連情報の入手に努める。
▽宗教行事や集会が行われている場所には決して近づかない。
▽移動途中などに集会などに遭遇した場合には速やかにその場から離れる。
▽テロ攻撃の標的になりやすい宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察など治安当局施設にはできるだけ近づかない。
日本大使館ではこうした注意を呼びかけています。

2018年6月13日更新

インド南部でコウモリの分泌液に触れて感染するニパウイルス感染症で死者が出ており、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

インド

ニパウイルス感染症で住民が死亡したのは、インド南部のケララ州コリコード地区で、5月20日、州の保険局は住民1人が死亡したと発表しました。
その後も感染の拡大が続き、WHO、世界保健機構のまとめによりますと5月28日までに15人が感染して、13人が死亡しました。
ニパウイルスはコウモリがもつウイルスとされ、コウモリがかじるなどして汚染されたナツメヤシなど果物の生の樹液を飲んだり、食べたりして感染するとみられています。
▽潜伏期間は4日から45日とさまざまで▽発症すると、発熱や筋肉痛などインフルエンザに似た症状があらわれ、重症になると意識障害や肺炎などを起こします。
▽致死率は、74パーセント前後と非常に高く、▽予防薬や特定の治療薬はありません。
インドにある日本大使館では、インド南部に渡航・滞在する人に次のような注意を呼びかけています。
▽ナツメヤシの生の樹液は飲まない。
▽一部が欠けた果物は食べない。
こうした注意を呼びかけています。

中東・中央アジア

2018年6月7日更新

ヨルダンでは、観光地にもなっている北部のジェラシュ遺跡で、日本人の男性がナイフで脅され、カメラを強奪される事件があり、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

ヨルダン

ヨルダンのジェラシュ遺跡は、ローマ帝国時代に作られた劇場などの遺跡で、保存状態がいいことから観光地となっています。
このジェラシュ遺跡で6月5日の正午ごろ、日本人の男性2人が観光をしていたところ、後ろから声をかけてきた男2人がいきなり腕をつかみ、ナイフで脅しながら金品を要求しました。
日本人は、これに抵抗して現金などの入ったバッグを離さなかったため、犯人ともみあいになりました。
そして犯人側は、日本人男性が持っていたカメラのストラップをナイフで切り、カメラを奪い取って逃走しました。
被害にあった日本人は、犯人ともみ合った際に、腕に切り傷を負いました。
日本人が襲われたとき、周囲にはほかの観光客がおらず、犯人たちは、そのタイミングを狙って犯行に及んだものと見られています。
ヨルダンの観光地では、今回のような強盗のほか、いすの上に置いた荷物を盗まれる窃盗事件や、地元住民からしつこく品物の購入や飲食店への立ち寄りを求められ、それを断ると石を投げつけられるなどの事件も起きています。
このためヨルダンの日本大使館は、▽常に周囲に目を配って警戒心を示しておく。
▽人けの少ない場所は出来るだけ歩かない。
▽万が一事件に遭遇したときには、抵抗をしない。
このような注意を呼びかけています。

2018年6月4日更新

パレスチナの武装勢力が、イスラエルの領内に向けてロケット弾などによる攻撃を続けているのに対し、イスラエル軍が空爆などで応酬していて、衝突は激しさを増しています。

イスラエル

パレスチナ暫定自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスと、連帯する武装組織は、5月29日朝から、ロケット弾や迫撃砲弾、合わせて100発以上を、イスラエルの領内に向けて発射しました。
イスラエルのメディアは、過去3年間にガザ地区から発射されたロケット弾の数を上回る大規模な攻撃だと伝えています。
ほとんどはイスラエル軍のミサイル防衛システムによって迎撃されていますが、これまでにイスラエルの兵士3人が、破片が当たってけがをしました。
これに対して、イスラエル軍は戦闘機や戦車を使って、ガザ地区にあるハマスなどの軍事施設や地下トンネルなど30か所以上を破壊しました。
これまでのところ双方とも攻撃を続ける構えで、武力衝突が激しさを増す中、死傷者が増えた場合は、さらに事態がエスカレートすることが懸念されます。
イスラエルとパレスチナの間では、5月14日にアメリカが大使館をエルサレムに移転したのをめぐって衝突が相次いでいて、パレスチナ側の住民に多数の死傷者が出ています。
こうした状況を受けて日本の外務省は、イスラエルのうちガザ地区とその周辺、一部の都市などを除くヨルダン川西岸地区とレバノンとの国境地帯に引き続き「渡航中止勧告」の危険情報を、そのほかの地域には「十分注意」の危険情報を出しています。

イスラエル2

南北アメリカ

2018年6月13日更新

ブラジルのリオデジャネイロの観光地で軍警察と犯罪組織の間で銃撃戦があり、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

ブラジル

6月8日午後3時ごろ、リオデジャネイロ市南部にあるウルカ地区「プライヤ・ベルメーリャ」の海岸で、州の軍警察と犯罪組織の間で銃撃戦が始まりました。
この銃撃戦で警察官がけがをしたほか、その後、犯罪組織のメンバーと思われる数人の遺体が、近くの海岸や林の中で見つかりました。
銃撃戦があった所は、リオデジャネイロの観光地、「ポン・デ・アスーカル」の近くにある海岸で、今回の銃撃戦は近くにあるスラム街での麻薬密売組織間の抗争を取り締まる軍警察の掃討作戦の延長戦上に起きたものです。
リオデジャネイロ市を中心とする大リオデジャネイロ圏では、およそ1000にも上るスラム街が点在し、麻薬の密売に伴う抗争や銃器を使った殺人や強盗などの凶悪犯罪が多発するなど治安が極めて悪い状況が続いています。
現地の日本総領事館では、今後もこうした銃撃が起きる可能性があるため、次のような注意を呼びかけています。
▽観光地を訪れる際には事前に現地の情報を収集する。
▽銃撃戦に遭遇した場合、銃声を聞いたらすぐにその場に伏せるか、物陰に隠れる。
こうした注意を呼びかけています。

2018年6月12日更新

アメリカ南部のフロリダ州で、現地に住む日本人の可能性がある女性が湖の近くを飼い犬と散歩していたところ、ワニに襲われて死亡しました。

アメリカ01

今月8日、フロリダ州南部マイアミ近郊のデイビーで湖の近くを2匹の飼い犬と散歩していた女性の姿が突然見えなくなったという通報が警察にありました。

アメリカ02

州の当局が湖を捜索し、体長4メートル近いワニを捕獲して解剖したところ、人を襲った痕跡が確認されたということです。
また、現場で見つかった運転免許証から、行方が分からなくなったのは、近くに住む47歳の日本人女性とみられ、州当局は、飼い犬の1匹が胴体に深い切り傷を負っているなど現場の状況から、女性がワニに襲われて死亡したとみて、調べています。
フロリダ州では、人がワニに襲われるケースがたびたび起きていて、特に先月から今月にかけては繁殖シーズンにあたりワニの活動が活発になっているということです。
マイアミの日本総領事館では、現地に渡航・滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽湖や池などではペットを水辺に近づけない。
▽ペットがワニに襲われたときは、自分で助けようとせず専門家に連絡する。
マイアミの日本総領事館では、こうした注意を呼びかけています。

ヨーロッパ

2018年6月14日更新

ドイツでは首都ベルリンをはじめ主な都市の鉄道の駅や列車内で、特に深夜の時間帯に窃盗や暴力犯罪が増加しているため、現地の日本大使館では深夜の時間帯に鉄道の駅や列車の利用はなるべく避け、タクシーを利用するなど安全確保に十分注意するよう呼びかけています。

ドイツ01

ドイツの日本大使館によりますと、ドイツ国内の主なターミナル駅の構内や列車内の窃盗事件は、2010年に比べると首都ベルリンでは2倍以上、ドレスデンやライプチヒでは4倍以上に増加しています。

ドイツ02

また駅や列車内での暴力事件も増えています。
2017年のベルリンの地下鉄では、駅や列車内の暴行傷害事件は1988件で、2013年と比べおよそ27パーセント増加しています。
ライプチヒでは2010年の57件に比べると、3倍以上の206件となっています。

ドイツ03

こうした状況から日本大使館ではこうした被害に遭わないよう、次のような注意を呼びかけています。
▽夜間、特に深夜の時間帯は駅や鉄道の利用はなるべく避けタクシーを利用する。
やむをえず列車を利用する場合は、なるべく乗客の多い車両を選んで乗る。
▽できるだけ夜間の1人歩きは控えるとともに、華美な服装、装飾品を身につけない。
▽レストラン、マーケット、駅、大型商業施設などでの用事についても短時間で行うように心がけ、常に周囲の状況に注意を払い、不審な人物や危険な状況を察知したら速やかにその場を離れる。
日本大使館ではこのように呼びかけています。

2018年6月11日更新

ロシアでは6月半ばから1か月間、サッカーワールドカップの大会が開かれますが、大会を標的にしたテロが起きるおそれがあるため、日本の外務省が注意をよびかけています。

ロシア01

ロシアでは、6月14日から7月15日まで、モスクワなど11の都市を会場に、サッカーワールドカップの大会が開かれます。

ロシア02

日本の1次リーグの試合の日程は、6月19日にサランスクでコロンビア戦、6月24日にエカテリンブルクでセネガル戦、そして6月28日にボルゴグラードでポーランド戦となっており、日本からも多くのサポーターが応援に訪れると見られています。

ロシア03

しかし、ロシアでは、去年も4月と12月にサンクトペテルブルクの地下鉄とスーパーマーケットで爆弾テロ事件が起きており、今回のワールドカップについても、IS=イスラミックステートの考えに共鳴する過激派の集団が、インターネット上で大会を標的にしたテロを呼びかけています。

ロシア04

日本の外務省では、ワールドカップの期間にロシアに渡航・滞在する人に対して、テロなど不測の事態に巻き込まれないよう、次のような注意を呼びかけています。
▽人が大勢集まる場所を訪れたり、地下鉄やバスなどの公共交通機関を利用したりするときは、できるだけ滞在時間を短くするとともに、周囲の状況に注意する。
▽会場へは早めに入り、終了後はある程度時間を置いてから出る。
▽テロなどに遭遇することを常に頭に入れて置き、会場の非常口や避難の際のルートなどをあらかじめ確認しておく。
日本の外務省では、こうした注意を呼びかけています。

アフリカ

2018年6月11日更新

ケニアの首都ナイロビの空港で、警察官を撮影した日本人が当局に拘束されるという事態が起きたため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

ケニア01

ケニアの日本大使館によりますと、6月6日、首都ナイロビにあるジョモ・ケニヤッタ国際空港で、制服姿の警察官を写真撮影した日本人が不審な行為をしたとして当局に一時拘束されました。
ケニアでは、外国人が大統領官邸や軍の関連施設、警察の施設等に許可無く立ち入ったり、写真撮影をしたりすることは禁止されており、過去にも大統領府や軍施設などの撮影禁止場所を写真撮影して、当局に身柄を拘束された日本人がいます。

ケニア02

このため、ケニアの日本大使館では、ケニアに渡航・滞在する人に対して、撮影禁止の看板があったり、警察官が警戒していたりする場所での写真撮影は慎むように呼びかけるとともに、現地に住んでいる人に対しては、旅行者や出張者を受け入れたときに、事前に撮影禁止についての事情をよく説明しておくように呼びかけています。     

2018年5月23日更新

アフリカのコンゴ民主共和国では、エボラ出血熱の感染拡大が続いているため日本の外務省が注意を呼びかけています。

コンゴ

エボラ出血熱の発生がこれまでに確認されたのは、コンゴ民主共和国北西部の赤道州ビコロ地区とワンガタ地区です。
コンゴ民主共和国保健省のまとめによりますと、5月20日までにエボラ出血熱が疑われる症状のある患者が49人確認され、このうち22人からエボラ出血熱のウイルスが検出されました。これらの感染者のうち21人が死亡しました。
WHO・世界保健機構は、今のところ国際的に懸念される緊急事態を宣言していませんが、今後、感染が急速に拡大する懸念があるとしています。

コンゴ2

コンゴ民主共和国では、1970年代からエボラ出血熱の発生が繰り返し報告されていて、去年も小規模な流行が起きたばかりです。
エボラ出血熱をめぐっては、2014年からおよそ2年にわたって、西アフリカのリベリア、シエラレオネ、それにギニアの3か国で過去最悪の規模で流行し、1万1000人以上が犠牲となりました。
エボラ出血熱は、エボラウイルスが引き起こす致死率が非常に高い感染症です。今のところ、予防するワクチンや治療薬はありません。
今回の事態を受けて、日本の外務省では感染者が発生している地域には近づかないようにするとともに、感染者や感染の疑いのある人との接触は避けるように改めて注意を呼びかけています。