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海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
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地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2018年11月9日更新

インドの首都ニューデリーでは、大気汚染物質PM2.5の濃度がことし最悪を記録し、健康被害が懸念されています。

インド

インドの首都ニューデリーでは8日、ぜんそくや気管支炎を引き起こすとされる大気汚染物質PM2.5の濃度が、WHO=世界保健機関が定める基準の40倍を超えてことし最悪を記録しました。
このためニューデリーは、霧がかかったような状態となりました。

インド2

インドでは大気汚染対策のため去年11月、日によって偶数ナンバーまたは奇数ナンバーの車の使用を禁止しました。

インド3

しかしことしも今月5日、PM2.5の濃度が基準の20倍を記録したため、インド政府は首都周辺の建設や解体の工事をすべて止め、首都近郊にある石炭火力発電所の運転を停止させる緊急措置をとりました。

インド4

この2日後の7日、ヒンドゥー教の祭り「ディワリ」が行われた際に、政府が大気汚染を悪化させるとして、花火や爆竹の使用自粛を呼びかけたにもかかわらず、いたる所で大きな音とともに煙が上がり、大気汚染が深刻化しました。

インド5

インドの日本大使館は、花粉症対策のマスクではなく、PM2.5などの微粒子にも対応出来るN95マスクを使用するよう呼びかけています。

インド6

2018年11月8日更新

オーストラリア北東部の観光地の海岸で、男性がサメに襲われて死亡し、この付近では9月にも2人がサメに襲われているため、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

オーストラリア1

オーストラリア・ブリスベンの日本総領事館によりますと、11月5日夕方、オーストラリア北東部クイーンズランド州沖にある、ウィットサンデー諸島のシドハーバー付近で、33歳の男性がサメに襲われ死亡しました。
この付近では9月にも、泳いでいた女性2人がサメに襲われて大けがをしています。

オーストラリア2

ウィットサンデー諸島はオーストラリア有数の観光地で、美しいビーチに囲まれた入江のシドハーバーには、ダイビングやヨット遊びのために世界中から多くの観光客が訪れます。

オーストラリア3

今回、サメに襲われて男性が死亡したことを受けて、ブリスベンの日本総領事館では、現地に渡航・滞在する人に次のような注意を呼びかけています。
▽当局や警察が遊泳禁止を呼びかけている水域では絶対に泳がない。
▽夕暮れどきや夜間はサメの活動が活発になるので、特に注意する。
ブリスベンの日本総領事館ではこうした注意を呼びかけています。

中東・中央アジア

2018年11月8日更新

カザフスタンから隣国のウズベキスタンに乗り合いタクシーで向かっていた日本人旅行者が、タクシーに一緒に乗った男から強盗に遭いそうになる事件がありました。

カザフスタン1

ウズベキスタンの日本大使館によりますと、11月3日、日本人旅行者が乗り合いタクシーでカザフスタン南部の都市シムケントから隣国のウズベキスタンの首都タシケントに向かっていたところ、途中でタクシーの運転手が車を止めて車の点検をはじめました。
日本人旅行者は、点検の間にタクシーに一緒に乗っていた男に強引に人目のつかないところへ連れて行かれ、金を要求されましたが、隙をみて逃げだし、ハイウエーを走行中の車に助けを求めることで金銭的な被害やけがは免れました。

カザフスタン2

日本人旅行者は当初、公営のバスに乗るつもりでしたが、男から「早く行くことができるから」と乗り合いタクシーを勧められて一緒に乗り、この男が途中で強盗に豹変したものです。
ウズベキスタンの日本大使館では、
▽乗り合いタクシーは運転者や一緒に乗る客がどのような者かわからないうえ、密室になりやすく、犯罪の被害に遭いやすいことを十分に頭に入れておく。
▽また、移動するときは、バス、電車などの公共交通機関や正規のタクシーを利用する。
▽強盗犯に遭遇した場合は、身の安全を第1に考えて無用な抵抗はしない。
こうした注意を呼びかけています。

2018年10月31日更新

トルコ政府は、国境を接するシリア北部を実効支配するクルド人勢力に対し、近く、大規模な軍事作戦を行う方針で、国境地帯で混乱が広がるおそれがあります。

トルコ

これはトルコのエルドアン大統領が10月30日、首都アンカラでの演説で明らかにしたものです。
シリア北部のトルコとの国境地帯では、過激派組織IS=イスラミックステートの掃討を進める過程で、アメリカの支援を受けたクルド人勢力が支配地域を広げていて、危機感を強めるトルコが、シリア国内に軍を派遣してクルド人勢力と対峙しています。
トルコのメディアによりますと、トルコ軍は10月28日、シリア国内のクルド人勢力の拠点へ砲撃を行ったということです。
クルド人はトルコやシリア、イラクなどにおよそ3000万人が暮らしていて、トルコ政府は国内のクルド人武装組織と、シリアやイラクのクルド人勢力との連携を警戒しています。
シリアの内戦では、反政府勢力の最後の拠点となっている北西部のイドリブ県をめぐって、アサド政権軍との間で緊迫した状況が続いており、こうした中でイドリブ県に近いクルド人勢力の支配地域にトルコが大規模な軍事作戦を行えば、国境地帯に混乱が広がる懸念が強まっています。
日本の外務省は、トルコとシリアの国境地帯について「退避勧告」の危険情報を出し、いかなる事情があってもこれらの地域への渡航・滞在は避けるよう、呼びかけています。

トルコ2

南北アメリカ

2018年11月9日更新

アメリカ・カリフォルニア州で7日夜、大学生が集まっていたバーで男が銃を乱射し、12人が死亡しました。

アメリカ

7日夜11時半ごろ、アメリカ・カリフォルニア州のサウザンドオークス市にあるバーで、男が銃を乱射しました。
当時、このバーでは、大学生向けの音楽イベントが開かれていて、およそ200人が店内にいました。

アメリカ2

男は入り口で警備員を撃ってから侵入し、発煙弾のようなものを投げたあと、銃を乱射したということです。
この乱射事件で、駆けつけた警察官を含む12人が死亡し、10数人がけがをしました。

アメリカ3

容疑者とみられる男は現場で自殺したと見られていますが、地元の警察は、この男が28歳の元海兵隊員だったことを明らかにしました。
そして、男が過去に異常な行動でトラブルを起こしたことがあり、軍での経験からPTSD=心的外傷後ストレス障害の疑いがあるとしています。

アメリカ4

店内にいた20歳の男性は、「突然、銃声が聞こえ、背の高い男が警備員を撃った。男が拳銃に弾を充填しようとしたすきに、イスで窓ガラスを割って外に逃げた」と話していました。
ロサンゼルスの日本総領事館は、乱射事件に遭遇したときの対応について、
▽事件に気づいたら、周りが何を言おうと、とにかく現場から遠ざかる方向に逃げる。
▽もし逃げることが出来なかったら、隠れる場所を探して身を潜める。
このような対処をすすめています。

アメリカ5

2018年11月7日更新

グアテマラの北部で、20代の日本人女性2人が何者かに襲われ、1人が死亡、1人が大けがをしました。

グアテマラ1

この事件は11月4日未明、グアテマラ北部のペテン県で、20代の日本人女性2人が家の中で襲われ、26歳の女性が死亡したほか、もう一人が刃物で切りつけられて大けがをしたものです。
けがをした女性は現地の警察に対して、「男1人が、突然、家の中に入ってきて襲われた」と話していました。
2人は、キリスト教系の宗教団体「エホバの証人」の布教活動のため、3年前からグアテマラに住んでいましたが、最近、複数の男につきまとわれ暴力を振るわれたということで、警察は事件との関連を調べています。
事件があったペテン県は首都グアテマラシティーの北にあり、地元住民によりますと、この地域は最近、治安が悪化していて、住民たちが警察に見回りを強化するよう要望していたということです。
またグアテマラは、首都、地方に限らず犯罪が多く深刻な治安状態が続いているため、日本の外務省は全土に「十分注意」の危険情報を出し、渡航・滞在する人に注意を呼びかけています。

グアテマラ1

ヨーロッパ

2018年11月6日更新

ドイツでは、駅や電車内での犯罪が多発しているため、今月からベルリン市内では週末、電車や列車内への刃物などの持ち込みが禁止されています。

ドイツ1

これは、ドイツの連邦警察が駅などでの犯罪防止対策として今年6月に試験的に行った、主な駅での刃物などの持ち込み禁止措置を継続することにしたものです。
実施するのはベルリン市内の主な駅と構内、それに、これらの駅を通過する電車内や列車内で、今月1日から来年1月31日までの毎週、金曜日と土曜日のいずれも午後8時から翌日の午前6時までです。
持ち込みが禁止されているのは、刃物、催涙ガス、それに武器にあたるもので、禁止事項に違反すると一定の罰則が適用されます。
このためドイツの日本大使館では、ベルリンに渡航、滞在を予定している人に対し、禁止事項を守ることに加えて次のような注意を呼びかけています。
▽犯罪が多発している駅や鉄道はなるべく利用せず、タクシーを使う。
▽やむをえず電車や列車を利用するときは、乗客が多い車両を選んで乗る。
▽万が一被害に遭ったときは、周囲の人に助けを求めるか、駅や車内にある緊急ボタンを利用する。
ドイツの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

ドイツ2

2018年11月5日更新

先月末から激しい雨や強風に見舞われているイタリアでは、倒れた木や崩れた屋根の下敷きになるなどして、これまでに少なくとも20人が死亡するなど深刻な被害が出ています。

イタリア1

このうち北部のベネト州では、風速50メートル以上の強風が吹いて1400万本余りの木が倒れ、山から流れ込んだとみられる大量の木がダムの水面に広がりました。

イタリア2

また、土砂崩れで道路が寸断され、複数の町が孤立状態になりました。
このほか、バイオリンの名工、アントニオ・ストラディバリが名器「ストラディバリウス」の材料にしたことでも知られる北部の山林も多くの木が倒れ、被害総額は日本円で1000億円、回復するには早くても100年はかかると言われています。

イタリア3

一方、「水の都」として知られ世界遺産にも登録されているイタリア北東部のベネチアでは、高潮で、街じゅうを走る運河の水位が通常よりも1メートル50センチあまり上昇し、町の75%が浸水しました。

イタリア4

れんが造りの町並みはひざ下の高さまで水につかり、カフェや土産店の中まで浸水しました。
中心部のサン・マルコ広場も完全に水につかったため立ち入りが制限され、警察が観光客に避難を呼びかけました。

イタリア5

イタリアの日本大使館は、今後もしばらくの間は樹木の倒壊などがありうるとして、外出の際は十分注意して欲しいと呼びかけています。

アフリカ

2018年11月7日更新

西部地方の分離独立をめぐって戦闘が続いているアフリカ中部のカメルーンで、武装グループが学校に押し入り、10代の生徒70人以上を連れ去りました。

カメルーン1

現地の報道によりますと、11月5日、カメルーン西部の町バメンダで、武装グループが学校に押し入り、10代の生徒70人以上を連れ去ったということです。
カメルーンでは、イギリスがかつて支配していた西部を拠点とする反政府武装グループが去年、分離独立を求めて蜂起し、フランスがかつて支配していた東部を中心とする政府軍との間で激しい戦闘になっています。
今回の襲撃は、反政府武装グループが政府の権威に挑戦するために行ったとみられています。
10月に行われた大統領選挙では、30年以上権力の座にいるビヤ大統領が再選されて武装グループへの対決姿勢を強めていて、治安状態がいっそう不安定になっています。
また、カメルーン最北部の極北州では、隣国ナイジェリア北東部で活動しているイスラム過激派「ボコハラム」が勢力を拡大していて、外国人誘拐事件や自爆テロ、カメルーン軍に対する襲撃が頻発するなど、治安状態が極めて悪いため、日本の外務省はカメルーンについて、極北州に「退避勧告」を出しているのをはじめ、その他の地域にもそれぞれ「渡航中止勧告」「不要不急の渡航中止勧告」「十分注意」の危険情報を出して注意を呼びかけています。

カメルーン2

2018年11月5日更新

エジプトでは、キリスト教徒の乗ったバスが武装グループに襲撃され、少なくとも7人が死亡しました。

エジプト1

エジプトの首都カイロから南に200キロ余り離れたミニヤ県で、2日、キリスト教の一派のコプト教徒が乗ったバスが武装したグループに襲撃されました。
この事件で少なくとも7人が死亡、12人がけがをしたということで、エジプトの治安当局が武装グループの行方を追っています。

エジプト2

エジプト3

この事件について、過激派組織IS=イスラミックステートとつながりのあるメディアは、ISの戦闘員がキリスト教徒を狙って待ち伏せ攻撃をしたと伝えました。

エジプト4

エジプトのシシ大統領は声明を発表し、犯行を非難するとともにテロとの戦いを続ける決意を強調しました。
ISは、エジプトで少数派のキリスト教徒を狙ったテロを繰り返しており、治安当局はテロ対策を強化しています。
この事件を受けてエジプトの日本大使館は、
▽テロの標的になりやすい軍や警察などの政府関係機関、また教会やモスクなどには近づかない。
▽不特定多数の人が集まる場所で不審な状況を察知したら、速やかにその場を離れる。
このような注意を呼びかけています。

エジプト5