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海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
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地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2019年9月16日更新

カンボジアでは、首都プノンペンを中心に、ひったくりが後を絶ちません。

カンボジア

カンボジアの日本大使館によりますと、カンボジアの首都プノンペンやその周辺では、8月1か月だけで、8人の日本人からひったくりの被害にあったと届け出があり、届け出なかった人も含めるとさらに多くの人が被害にあったものと見られます。

カンボジア2

中でもめだっているのは、
▽スマートフォンで話をしながら歩いているときに、オートバイの男にスマートフォンをひったくられた。
▽三輪タクシー・トゥクトゥクの座席に置いていたかばんをオートバイの男にひったくられた。
こうした被害です。

カンボジア3

カンボジアでは、
▽2013年3月に、バッグをひったくられそうになった日本人男性が抵抗したところ、拳銃で撃たれて死亡する事件がありました。
▽また、この年の9月にも、ひったくりに抵抗した日本人女性が、拳銃で撃たれて大けがをしました。
▽さらに去年は、バイクに乗っていた日本人が、たすき掛けにしていたショルダーバッグを犯人に引っ張られた際に転倒し腕の骨を折る事件も起きています。

カンボジア4

カンボジアの日本大使館は、ひったくり対策として次のような注意を呼びかけています。
▽徒歩で移動するときには、肩ひもが頑丈なリュックサックを利用し、両肩で背負うか、肩ひもを両肩にかけた状態で体の前で持つ。
▽トゥクトゥクの座席の上にバッグを置いたままにしない。
▽転倒する危険性が高いバイクタクシーは利用しない。
▽路上でスマートフォンを操作しない。
このような注意を呼びかけています。

カンボジア5

2019年9月12日更新

ネパールの首都カトマンズにあるナイトクラブやバーで、日本人が殴られてけがをする事件が相次ぎ、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

ネパール1

今月4日の午前2時半ごろ、ネパールの首都カトマンズのタメル地区にあるナイトクラブで日本人男性が踊っていたところ、ネパール人の若者グループにいきなり顔を殴られ、けがをしました。

ネパール2

また、3日後の7日午前1時すぎには、カトマンズのダルバールマルグ地区にあるバーで、日本人男性が友人のネパール人と飲食して店を出る際に店員とトラブルになり、大勢のネパール人に顔や腕などを殴られ、けがをしました。
繁華街にある深夜営業のナイトクラブやバーでは、飲食にからんだ暴力事件が多発している上、祭りのシーズンを控え外国人を狙った犯罪も今後増えるおそれがあります。
ネパールの日本大使館では、現地に渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽深夜まで出歩かない。
▽トラブルに巻き込まれそうな場所や人物に近づかない。
▽暗い夜道の1人歩きは避け、タクシーを利用する。
ネパールの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

ネパール3

中東・中央アジア

2019年9月9日更新

ウズベキスタンの首都で日本人旅行者が、政府の営業許可を得ていない白タクの運転手にナイフで脅され現金を奪われました。 ウズベキスタンでは白タクの営業が盛んですが、安全性に問題があるため、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

ウズベキスタン1

8月29日夕方、ウズベキスタンの首都タシケントで、日本人の女性旅行者が白タクに乗車したところ、指定した行き場所と違う人気の無い暗い場所に連れて行かれました。
女性が再度行き先を示したところ運転手はナイフを取り出し、「金を出せ」と脅しました。
女性は危険を感じたため荷物を置いて車から逃げ出し、けがなどはありませんでした。
白タクの運転手は女性の荷物から財布を取りだし、現金200ドルなどを奪って逃げました。
ウズベキスタンは白タクの営業が盛んで現地の人が利用していますが、どのような人物が営業しているかわからず、犯罪被害に遭いやすい危険性があります。
こうしたことから現地の日本大使館は次のような注意を呼びかけています。
▽移動にあたっては、バス、電車などの公共交通機関を利用する。
▽タクシーを利用する場合は、運転手が特定できる正規のタクシー業者か配車アプリを利用する。
▽強盗などに遭遇した場合、絶対に抵抗したり、刺激する行動は取らない。
こうした注意を呼びかけています。

2019年9月3日更新

レバノン南部のイスラエルとの国境地帯で、イスラム教シーア派の武装組織ヒズボラとイスラエル軍の間で互いに相手の拠点に対する砲撃戦が行われました。

レバノン1

9月1日午後4時ごろ、レバノン南部のイスラエルとの国境地帯で、レバノンのイスラム教シーア派の武装組織ヒズボラが、イスラエル領内に向けて複数の対戦車ミサイルを発射しました。
現地からの報道によりますと、この攻撃で建物や車両が破壊されたということですが、死傷者などについてはイスラエル側は明らかにしていません。
一方、イスラエル軍は報復としてミサイルを発射した拠点に対し、砲撃とヘリコプターからの限定的な攻撃を行いました。
イランの支援を受けるヒズボラの民兵組織はレバノン政府軍を上回る軍事力を備え、2006年にはイスラエルとおよそ1か月にわたり、大規模な戦闘を繰り広げています。
今後も砲撃戦が続く可能性があるため、レバノンにある日本大使館は、レバノンとイスラエルの国境地帯には決して行かないよう、注意を呼びかけています。

南北アメリカ

2019年9月16日更新

南米チリのビジャリカ火山が近く噴火する可能性があるとしてチリの当局が警戒を呼びかけています。

チリ

チリの国家緊急災害対策庁は11日、首都サンティアゴの南750キロの観光地、リゾート・プコンの近くにあるビジャリカ火山が、数日か数週間以内に噴火する可能性があるとして、警戒注意報を継続すると発表しました。
対象となる地域は、ラ・アラウカニア州のプコン市やビジャリカ市などです。

チリ2

このためチリの日本大使館は、
▽火山の周辺にあるスキー場や温泉も含め、警戒注意報の対象地域への訪問は、できるだけ控える。
▽またこの周辺地域に旅行を予定している人は、インターネットなどで最新の情報を把握しておく。
このように呼びかけています。

チリ3

ビジャリカ火山は4年前、2015年3月の大規模な噴火で溶岩が流れ出し、当時チリ政府は、火口から半径10キロを立ち入り禁止として、周辺の町のおよそ3400人が避難しました。

2019年9月12日更新

南米のコロンビアでは、3年前に政府と和平合意を結んだ最大の左翼ゲリラ、FARC=コロンビア革命軍の元幹部が政府に対して武装闘争を再開すると宣言しました。 これに対してドゥケ大統領は、即座に9人のFARCの元兵士を軍が殺害したことを明らかにするなど、緊張が高まっています。

コロンビア1

南米のコロンビアでは8月29日、最大の左派ゲリラだったFARCの元幹部が、軍服姿で再び政府との武装闘争を再開すると宣言する動画を、インターネット上に投稿しました。
その理由について元幹部は、「和平合意後に多くの元FARCの関係者が殺されているにもかかわらず、政府はそれを黙認している」と述べ、FARCの元兵士らの社会復帰を約束した和平合意を政府が守っていないためだとしています。

コロンビア2

これに対してドゥケ大統領は激しく反発し、8月30日、武装闘争に賛同する元FARCの兵士9人を軍が殺害したことを明らかにしました。
2016年に政府とFARCがまとめた和平合意をめぐっては、合意を実現した前大統領に批判的な態度を取るドゥケ大統領が去年就任して以降、合意の履行を巡り双方の間で緊張が高まっていました。

コロンビア3

日本の外務省では、コロンビア全土について「渡航中止勧告」から「十分注意」までの危険情報を出していますが、現地に渡航、滞在を予定している人は最新情報を入手するよう、呼びかけています。

コロンビア4

ヨーロッパ

2019年9月10日更新

スペイン有数の観光地バルセロナの治安が悪化し、日本人もひったくりなどの被害に遭っているため、渡航・滞在する人は注意が必要です。

バルセロナ1

バルセロナを管轄しているカタルーニャ州警察は、ことし8月、バルセロナでは去年に比べて殺人事件が倍に増え、強盗事件も30パーセント増えたと発表しました。

バルセロナ2

ことしに入ってからは、外国政府高官がひったくりの被害に遭った際に転倒し、頭を強く打って死亡する事件が起きたほか、日本人もひったくりの被害に遭った際に転倒して骨折したり、旧市街を観光中に5-6人のグループに引きずり倒されて、金品を奪われたりする被害が報告されています。

バルセロナ3

こうした状況に日本の外務省ではバルセロナに渡航・滞在する人に次のような注意を呼びかけています。
▽早朝や夜間などの人通りの少ない時間帯や、ふだんから人通りの少ない場所での外出を避ける。
▽多額の現金や貴重品を持ち歩かない。
▽スマートフォンなどを取り出すときは、周囲に不審な人物がいないか注意する。
▽長袖の服を着用するなどして、腕時計を見えにくくする。
▽ひったくりの被害に遭ったときは、引きずられると危険なので、持っていたバッグなどから手を離す。
日本の外務省では、こうした注意を呼びかけています。

2019年9月10日更新

ドイツのミュンヘンでは、今年も世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」が開かれますが、例年、会場やその周辺でスリなどの犯罪が多発するため、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

ドイツ1

ことしの「オクトーバーフェスト」は、9月21日から10月6日まで、例年と同じようにミュンヘンのテレージエンヴィーゼ広場を会場に開かれます。

ドイツ2

去年はおよそ630万人が訪れる大変な賑わいでしたが、例年、期間中は、会場の広場や会場につながるミュンヘン中央駅周辺で、スリや置き引きなどの犯罪が多発します。

ドイツ3

去年は、期間中に会場内でスリや傷害事件、性犯罪など合わせて924件の犯罪が起き、警察の出動件数は1日平均106回に上りました。
さらに、こうした不特定多数の人たちが訪れる大規模なイベントは、テロの標的になるおそれもあります。

ドイツ4

ミュンヘンの日本総領事館では、「オクトーバーフェスト」の会場を訪れる人に対して、次のように呼びかけています。
▽最新の情報を確認する。
▽多額の現金や貴重品を持ち歩かない。
▽目立つ服装や行動は避ける。
▽周囲の状況に注意を払い、不審な人物や物を見かけたら、すぐにその場を離れる。
ミュンヘンの日本総領事館では、こうした注意を呼びかけています。

アフリカ

2019年9月13日更新

ブルキナファソ北部で、イスラム過激派によるとみられる襲撃が2件起き、少なくとも市民29人が死亡しました。

ブルキナファソ1

現地の報道によりますと、9月8日、ブルキナファソ北部で、道路脇に仕掛けられた爆弾が遠隔操作で爆発し、走行中のトラックに乗っていた商人など15人が死亡しました。
同じ8日には、トラックが爆発したところからおよそ50キロ離れた場所で、配給物資を運んでいた車列が襲われ、運転手など14人が死亡しました。
政府当局者によりますと、イスラム過激派の犯行とみられるということです。

ブルキナファソ2

ブルキナファソでは、北部から東部にかけてのマリやニジェールとの国境周辺地域で、誘拐やテロ事件が多発しています。
去年12月からことし5月にかけても、国境周辺地域で外国人に対する誘拐や殺害事件が続き、いずれもイスラム過激派組織が関与していると見られます。

ブルキナファソ3

こうした状況に日本の外務省では、ブルキナファソについて、北部から東部にかけての国境周辺地域に「退避勧告」、そのほかの地域に「渡航中止勧告」から「十分注意」までの危険情報を出して、渡航・滞在する人に注意を呼びかけています。

2019年9月13日更新

ウガンダでは、コレラの集団感染が起きて死者も出ているため、渡航・滞在する人は注意が必要です。

ウガンダ1

ウガンダ保健省は9月6日、ウガンダ東部のブダカ県とブシア県、西部のキェゲグワ県、イシンギロ県、それにキソロ県の合わせて5つの県で、コレラの集団感染が発生したと発表しました。

ウガンダ2

ことし6月からこれまでの累計の患者は241人に上り、このうち2人が死亡したということです。
ウガンダは9月から11月が雨期のシーズンで、洪水などで上水道の水源が下水によって汚染され、コレラの集団感染が起きやすくなるということです。

ウガンダ3

コレラは、コレラ菌に汚染された水や氷、食品などを摂取することで感染し、下痢やおう吐などの症状が出ます。
腹痛や発熱はほとんどありませんが、胃腸の弱い人や高齢者、乳幼児などは重症化し、こん睡状態に陥って死亡することもあります。

ウガンダ4

このため日本の外務省などでは、コレラが流行している国や地域に渡航・滞在する人に、次のような注意を呼びかけています。
▽食事の前やトイレの後の手洗いを励行する。
▽食べ物は十分に加熱する。
▽飲料水や調理用の水はミネラルウォーターを使う。
▽水道水を使う場合は十分に沸騰させた後で使う。
▽コレラ菌は冷凍しても死滅しないので、氷も安全な水から作ったと確認できる氷以外は使わない。
こうした注意を呼びかけています。