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海外安全情報

外務省の危険情報を中心に、世界各国・地域の治安情報、災害情報、感染症情報をお伝えしています。在留邦人の緊急時のライフラインの一つとしてもご利用ください。
NHKワールド ラジオ日本で放送しています。

地域別情報

安全情報に関しては、外務省海外安全ホームページもご参照ください

アジア・オセアニア

2019年3月15日更新

インドネシアのバリ島などでは狂犬病の感染者が増えており、1人が死亡しました。現地のデンパサール日本総領事館は、外出する際には野犬などに十分注意するよう呼びかけています。

インドネシア1

インドネシアの西ヌサ・トゥンガラ州では、ことしに入ってからおよそ800人が、狂犬病ウイルスを保有していると見られる野犬にかまれ、ことし1月、狂犬病に関する非常事態宣言が出されました。
日本人観光客も数多く訪れるバリ島でも、ことしの2月下旬に、3人が狂犬病ウイルスを持った野犬にかまれたのに続いて、今月、ワクチンを接種していなかった男性ひとりが死亡しました。

インドネシア2

狂犬病は、ウイルスを持った犬などの動物にかまれたり、爪で引っかかれたり、傷口をなめられたりすることで感染する病気です。
発症するとものを飲み込みづらくなり、呼吸が麻痺して、ほぼ100パーセントが死亡するとされており、世界各地で年間5万人以上が狂犬病で死亡しています。

インドネシア3

このため、狂犬病の恐れのある動物に咬まれたら、傷口を石けんと水でよく洗い、消毒します。
粘膜から感染する可能性があるので、決して傷口を口で吸い出してはいけません。
そしてできるだけ早く病院に行き、ワクチンを接種すれば、発症を抑えることができるとされています。

インドネシア4

デンパサールの日本総領事館は、渡航・滞在する人に対して、外出する時には野犬などの動物に十分注意をするとともに、万一かまれた場合には速やかに医療機関を受診し、治療を受けるよう呼びかけています。

インドネシア5

2019年3月15日更新

ミャンマーのラカイン州でことしの1月以降、政府軍と少数民族の武装組織の間で戦闘が断続的に発生し、治安状況が悪くなっています。

ミャンマー1

ミャンマーのラカイン州ではことし1月4日、少数民族の武装組織アラカン軍が、国境警備警察の施設4か所を同時に襲撃しました。
この襲撃以降、ラカイン州北部では、政府軍とアラカン軍の間で戦闘が断続的に発生しているほか、身元不明の集団による襲撃事件や爆破事件が相次いでいます。
戦闘は州南部の地域などにも拡大しているほか、住民の殺害や誘拐事件も発生して死傷者や数千人の国内避難民が出ており、治安が極めて悪くなっています。

ミャンマー2

日本の外務省は、ラカイン州マウンドー県に「渡航中止勧告」を、シットウェ県とミャウー県に「不要不急の渡航中止勧告」を、また、チン州ミンダッ県に「十分注意」の危険情報を出しています。
そして、最新の治安情報の入手につとめるとともに、すでに滞在している人は、不測の事態に備えて退避することも念頭に置くよう、注意を呼びかけています。

ミャンマー3

中東・中央アジア

2019年3月14日更新

イランでは、3月19日から20日にかけて、伝統の行事、「チャハールシャンベ・スーリー」が行われますが、花火や爆竹を使った危険な行為もみられるため、注意が必要です。

イラン

イランでは、3月20日にイラン暦の元日を迎えますが、その直前の3月19日午後から20日未明にかけて、伝統の行事、「チャハールシャンベ・スーリー」が行われます。

イラン2

この行事は、火を神聖なものとする古代のゾロアスター教に由来するといわれ、通りなどでたき火を燃やし、その上を飛び越えて無病息災を願います。

イラン3

しかし最近は、この行事の際に公園など公共の場所で、若者たちが違法に調合した花火や爆竹に火をつけたり、花火や爆竹を通行人や走っている車に向けたりするなどの危険な行為が見られます。

イラン4

このためイランの日本大使館では、「チャハールシャンベ・スーリー」の行事及びその前後の時間帯では、次の点に注意するよう呼びかけています。
▽徒歩での外出は控える。
▽花火や爆竹の音のする場所には近づかず、それらに遭遇した場合は、すぐにその場から離れる。
▽期間中は交通量が増加し、事故が多発する傾向があるので、車での移動も安全に十分注意する。
イランの日本大使館ではこのように呼びかけています。

2019年2月15日更新

クウェートでは、2月下旬に独立記念日と解放記念日がありますが、例年この時期は、若者たちが深夜まで路上で大騒ぎをするため、騒ぎに巻き込まれないよう注意が必要です。

クウェート1

クウェートは、2月25日が1961年にイギリスから独立した独立記念日、また、翌日の2月26日は、1991年の湾岸戦争でイラクの占領から解放された解放記念日です。

クウェート2

例年この時期は、繁華街で若者や子どもたちが路上に繰り出して深夜までお祭り騒ぎをするため、周辺の道路は激しい交通渋滞を起こします。
特に湾岸道路は、多くの飾りをつけた車やバイクがクラクションを鳴らしながら、スピードを落として集団走行するため、交通は大混乱し、車両での移動が困難になります。
過去にこのような騒ぎに巻き込まれて、日本人がけがをしたこともあります。

クウェート3

クウェートの日本大使館では、この時期にクウェートに渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽深夜の外出はなるべく避ける。
▽車に乗るときは必ず窓を閉め、ドアをロックする。
▽繁華街や湾岸道路周辺など、騒ぎが起きると予想されたり、多くの人が集まったりする場所に行くときは、周囲の状況に十分注意する。
クウェートの日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

南北アメリカ

2019年3月13日更新

ブラジル、リオデジャネイロで観光客を乗せた車が拳銃を持った強盗に襲われて現金や所持品が奪われる事件があり、現地の日本総領事館が注意を呼びかけています。

ブラジル

3月10日午後、リオデジャネイロのコスメベーリョ地区のトンネル近くで、観光客11人を乗せた車が森の中から出てきた3人組に襲われました。
3人組は拳銃で観光客らを脅して現金、身分証明書、携帯電話などの所持品を奪い、逃走しました。
被害に遭った観光客は、リオデジャネイロを代表するコルコバードの丘からの帰りでした。
コルコバードの丘付近では近年、徒歩や車を利用した観光客を狙う強盗事件が頻発しており、抵抗や逃走をした被害者の中には拳銃で撃たれて死亡するケースもあります。
こうしたことから現地の日本領事館は、リオデジャネイロの観光地を訪れる人に対して、次のような注意を呼びかけています。

ブラジル2

▽コルコバードの丘を訪れるときは、車でなく登山電車を使う。
▽持ち物は必要最少限にとどめる。
▽強盗などに遭遇した場合、決して抵抗をしないで、相手の要求に応じる。
こうした注意を呼びかけています。

2019年3月12日更新

多くの観光客でにぎわうハワイでは、一部の地区でひったくり事件が頻発しているとして、現地の治安当局が注意喚起を行いました。

ハワイ

ハワイオアフ地区の港湾治安当局によりますと、ひったくり事件が頻発しているのは、観光スポットになっているホノルル港、アロハ・タワー付近です。

ハワイ2

犯人グループの手口は、1人が歩行中の人に声を掛けて停止させたところに別の犯人が自転車で接近して、ハンドバッグをひったくるというもので、同じような手口で犯行を繰り返しています。

ハワイ3

この犯人グループについて港湾治安当局は、もともとホノルル市内のチャイナタウンやダウンタウンで犯行を重ねていた10代の男のグループが、アロハ・タワー付近まで犯行エリアを広げているものと見ています。

ハワイ4

日本総領事館は、ハワイを訪れる予定の観光客などに、ひったくりの対策として、次のような注意を呼びかけています。
▽路上で見知らぬ人に声を掛けられたときには、ひったくりの可能性があることを念頭に置いて、安易に対応せず、周囲の状況に注意を払う。
▽頑丈なショルダーベルトのバッグを、けさ懸けに持つ。
▽リュックの肩ベルトは、左右両方ともきちんと掛ける。
▽ウエストポーチを使用する。
このように、ひったくりの被害を受けにくい方法で所持品を持つように呼びかけています。

ハワイ5

ヨーロッパ

2019年3月7日更新

イギリスでは、空港近くのビルや大学などで、不審な郵便物が相次いで見つかりました。

イギリス1

ロンドンでは今月5日、ヒースロー空港近くのビル、ウォータールー駅の郵便室、ロンドン・シティ空港近くのビルのあわせて3か所で不審な郵便物が発見され、周辺の道路が一時閉鎖されました。
これらの郵便物はいずれも開封すると発火する装置がついていました。

イギリス2

また翌日の6日、今度はスコットランド南西部のグラスゴー大学で不審な郵便物が発見され、大学は授業を中止して建物から避難させました。
いずれもけが人はありませんでしたが、警察は交通拠点などに対して、不審な郵便物があれば当局に通報するよう、呼びかけを行っています。

イギリス3

こうした事態を受けてイギリスの日本大使館は、
▽テレビやインターネットで最新の情報を入手する。
▽人が多く集まる場所では、周囲の状況に注意を払い、滞在時間をできるだけ短くする。
このような注意を呼びかけています。

イギリス4

2019年3月6日更新

フランス南東部のグルノーブルでは、パトカーに追跡されたスクーターが事故を起こし、乗っていた2人が死亡したことに抗議する暴動が起きているため、現地の領事事務所が注意を呼びかけています。

フランス1

フランス・リヨンの日本領事事務所によりますと、3月2日夜、フランス南東部グルノーブルのミストラル地区で、パトカーが盗難に遭ったスクーターを追跡したところ、このスクーターが事故を起こし、乗っていた17歳と19歳の少年2人が死亡しました。

フランス2

ミストラル地区ではこの事故に抗議する暴動が起き、車13台が炎上したほか、建物の入り口などが放火されたということです。
また暴徒たちは治安部隊に火炎瓶を投げつけ、これに対し治安部隊も鎮圧のため催涙弾を撃っているということで、今後暴動がグルノーブル市全体に広がるおそれもあります。

フランス3

グルノーブルは、アルプス山脈のふもとにあるフランス有数の観光地で、冬はスキーを楽しむリゾート客でにぎわっています。
リヨンの日本領事事務所では現地に渡航・滞在する人に対し、暴動が起きている場所には近づかず、もし遭遇した場合はすぐにその場を離れるよう、注意を呼びかけています。

アフリカ

2019年3月14日更新

コートジボワールでは、蚊に刺されることで感染するデング熱が流行しているため、現地に渡航・滞在する人は注意が必要です。

コートジボワール

コートジボワールの保健省によりますと、ことし2月15日から最大都市のアビジャンなどでデング熱の流行が見られ、これまでに患者が27人報告され、このうち1人が死亡しました。

コートジボワール2

デング熱は、デングウイルスを持つ蚊に刺されることで感染します。
潜伏期間は通常3日から7日で、発症すると高熱や激しい頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が出ます。
重症化してデング出血熱になると、まれに死亡することもあります。
デング熱には特効薬や予防薬はなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。

コートジボワール3

このため日本の厚生労働省検疫所などでは、デング熱が流行している地域に渡航・滞在する人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽外出するときは厚手の長袖シャツや長ズボンを着用し、肌の露出した部分には虫よけスプレーをかける。
▽室内では、電気蚊取り器、蚊取り線香、殺虫剤、蚊帳などを使う。
▽蚊の繁殖を防ぐために、タイヤ、バケツ、ペットのえさ用の容器などを屋外に放置しない。
▽症状が出たらすぐに専門の医師の診察を受ける。
厚生労働省検疫所などでは、こうした注意を呼びかけています。

2019年3月8日更新

エジプトの首都カイロの近郊で、当局がテロリストとみなす「ムスリム同胞団」系の戦闘グループと治安部隊の間で銃撃戦があり、7人が死亡しました。

エジプト

エジプト内務省は7日午前、首都カイロ近郊のギザ地区でテログループと治安部隊の銃撃戦があり、テログループの7人を殺害したと発表しました。
地元メディアによりますと、銃撃戦の一部は主要環状道路上で起きましたが、一般市民が巻き込まれたとの情報はないと伝えています。
内務省は前日の6日、このグループが使用しているアパートを捜索した際にも銃撃戦があり戦闘員を殺害したとしています。
内務省によりますとこのグループは、イスラム組織「ムスリム同胞団」の一派で、市内で大規模な爆弾テロを計画していたものとみています。
カイロ近郊のギザ地区では去年12月、ピラミッドに向かう観光バスが襲われ観光客ら4人が死亡しています。
エジプトの日本大使館では、エジプトに渡航、滞在を予定している人に対して、次のような注意を呼びかけています。
▽軍・警察、司法などの政府関係施設や車両、インフラ施設、それに、治安当局が立ち入り規制している場所には近づかない。
▽常に、周囲の状況に注意を払い騒ぎや人だかりのような不審な状況を察知したときは、すぐ、その場を離れる。
▽観光施設、公共交通機関、教会、モスクなどを訪れるときは、特に気を配る。
日本大使館では、こうした注意を呼びかけています。

エジプト2