日米首脳会談 G7サミットに合わせて開催 ウクライナ情勢など協議へ

G7広島サミットに合わせて岸田総理大臣とアメリカのバイデン大統領による日米首脳会談が今月18日に予定されています。両首脳の会談はことし1月にアメリカで行われて以来、およそ4か月ぶりで、バイデン大統領の日本訪問は就任してからは去年5月以来2回目となります。

今回の会談では、ウクライナやインド太平洋地域の情勢をめぐって意見が交わされ、覇権主義的な動きを強める中国の動向なども踏まえ、日米同盟の抑止力・対処力のいっそうの強化に向けた協力を確認するものとみられます。その上で、厳しさを増す安全保障環境を踏まえ、アメリカの核戦力と通常戦力の抑止力によって日本を守る「拡大抑止」の強化なども議題となる見通しです。

経済分野では、重要鉱物のサプライチェーン強化や、両国が参加するIPEF=インド太平洋経済枠組みの交渉進展に向けた協力などをめぐっても意見が交わされるものとみられます。さらに、サミットには韓国のユン・ソンニョル大統領も招かれていることから、日米韓3か国の首脳会談も予定されていて、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し連携して対応する方針などを確認する見通しです。