風疹の最新ニュース

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島根県益田市長 風疹に感染した体験もとに風疹予防呼びかけ 2019年05月15日


島根県内でも風疹の患者が相次ぐなか、益田市の山本浩章市長が以前、みずからも感染したことをフェイスブックなどで公にし、感染予防を呼びかけています。
風疹はウイルスによって引き起こされる感染症で、高熱や発疹などの症状が出るうえ妊娠初期の女性が感染すると生まれてくる子どもの耳や心臓などに障害が起きる可能性があります。
全国で患者が増えるなか島根県でもことしに入って今月12日までに合わせて19人が風疹と診断されています。
特に先月末からは益田市で患者が相次ぎ、山本浩章市長も今月1日、風疹と診断されました。
山本市長は報道発表や自身のフェイスブックで公にし、2日にはフェイスブック上で「自分と会話した人で症状が出た場合は医療機関にそれを伝えたうえで受診してほしい」などと呼びかけました。
その後、人に感染させるおそれがなくなったことから7日に公務に復帰しましたが、メッセージを継続して書き込み、予防接種の必要性などを訴えています。
NHKの取材に対し山本市長は「自分のこととして捉えずに予防接種などの対策を取っていなかったことが悔やまれる。益田市民だけでなくなるべく多くの方に意識を高めてほしい」と話しています。