風疹の最新ニュース

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風疹 予防接種呼びかけに「シティーハンター」起用 2019年02月04日


風疹の流行の中心となっている30代から50代の男性について予防接種が原則無料となり、厚生労働省は、この世代の人気漫画の主人公を通じて接種を呼びかけています。

厚生労働省は、風疹の予防接種が新たに原則無料となる39歳から56歳の男性向けにポスターを作成しました。

この世代に人気の漫画で、昭和60年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始された「シティーハンター」の主人公、冴羽※リョウが接種を受けるよう呼びかけています。

風疹は、妊婦が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがあり、感染拡大を防ぐために男性も十分な免疫を持つことが必要ですが、この世代の男性は、子どもの頃にワクチンの定期接種の機会がなく、流行の中心となっています。

このため、厚生労働省は、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性を対象に、予防接種をことしから約3年間にわたって原則無料で行います。

年齢に応じて段階的に市町村から送られるクーポン券を医療機関に持参すれば、免疫の検査や、免疫が不十分だった場合の予防接種を原則無料で受けられます。

(※「リョウ」=「けものへん」に「うかんむり」のない「寮」)