風疹の最新ニュース

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風疹 娘亡くした女性がワクチン接種訴え 千葉 2018年10月01日

首都圏を中心に風疹の患者が増加を続ける中、妊娠中に風疹にかかり、それに伴う障害で娘を亡くした女性が30日、千葉県習志野市で開かれたセミナーに出席し、職場などでワクチン接種を呼びかけるよう訴えました。

風疹は、妊娠中の女性がかかると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害の出るおそれがあり、ことしは千葉県をはじめ首都圏を中心に感染が拡大して、先月16日までの全国の患者数は642人に上っています。

30日のセミナーは、感染症の防止を呼びかけるため、予防接種の推進に取り組む団体などが開き、習志野市の会場にはおよそ70人が集まりました。

この中で、妊娠初期に風疹にかかり、それに伴う障害で娘を亡くす経験をした岐阜市の可児佳代さんが、子どものころ、ワクチン接種の機会がなかった30代から50代の男性を中心に患者が増えていることを報告しました。

そのうえで、妊婦などへの感染を広げないよう、免疫のない人は予防接種をしてほしいと訴えました。

可児さんは「職場などで広くワクチン接種を呼びかけて感染の拡大を防ぎ、妊娠中の女性と産まれてくる赤ちゃんを守ってほしい」と話していました。