風疹の最新ニュース

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風疹で障害の赤ちゃん 35人に 2014年01月09日

風疹の流行の影響で、赤ちゃんに障害が出る症例が全国で相次ぐなか、新たに横浜市で1人の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と診断され、おととしからの流行で障害が出た赤ちゃんは全国で35人となりました。

 

風疹は妊娠中の母親が感染すると赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあり、去年の春から夏にかけて風疹の流行がピークとなったことから、この冬にかけて生まれる赤ちゃんへの影響が心配されています。
こうしたなか、横浜市内の医療機関から新たに1人の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と診断されたと報告があったということです。

 

この結果、おととしから続いた流行で「先天性風疹症候群」と診断された赤ちゃんは全国で35人となりました。
専門家は障害が出る赤ちゃんは今後さらに増えるおそれがあるとして、診断や治療体制を整える必要性を指摘しています。
また、今回の風疹の流行は20代から40代の男性が中心だったことから、国は主な感染経路とみられる職場で取るべき対策をまとめたマニュアル作りを進めています。