風疹の最新ニュース

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風疹の啓発活動をマンガに 2013年08月20日

13年前、先天性風疹症候群だった娘を亡くし今回の風疹の流行で予防接種の重要性を訴えている岐阜市の女性の活動がマンガで雑誌に掲載されることになり、19日、漫画家らがこの女性の自宅を訪れました。

 

マンガになるのは岐阜市に住む可兒佳代さん(59)です。
妊娠中の風疹で長女の妙子さんが先天性風疹症候群で生まれ、目や耳、それに心臓の障害が出て13年前18歳で亡くなりました。
可兒さんは「先天性風疹症候群は予防接種で防げる」として、ことし風疹が大流行するなか、同じ境遇の親たちと一緒に国などに予防接種の助成を求める活動をしています。

 

19日はこの可兒さんの活動を広く知ってもらおうと、マンガ雑誌を発行する東京の出版社から編集者と漫画家が可兒さんの自宅を訪れ妙子さんとの思い出や予防接種を広める活動への思いを聞きました。
可兒さんは風疹の流行をなくすというのは娘から託された宿題だとして、当時のままにしてある妙子さんの部屋を案内しながら亡くなった妙子さんへの思いなどを語っていました。

 

可兒さんは「2度と私のような思いをする母親は増やしたくない」と話していました。
可兒さんの話を聞いた漫画家のくりた陸さんは「マンガは分かりやすく伝えられるので、可兒さんのお手伝いができたらいいと思っています」などと話していました。
マンガはことし11月に女性向けコミック雑誌の特集として書店などに並ぶことになっています。