コンビニのコーヒーで逮捕! 防犯対策は?
コンビニでちょっとコーヒーを1杯。手軽にいれたてが味わえるとあって、いまやコンビニの看板メニューの1つになったコーヒー。ところが、福岡県内のコンビニで、100円のコーヒーを購入したのに、セルフサービスのコーヒーマシンで150円のカフェラテを注いだとして、62歳の男が警察に逮捕されたという事件が報じられ、ネット上で話題となりました。
出勤前やランチの後なんかに、よくコンビニでコーヒーを買ったりするけど、このニュースには驚きました。
ネットでは「コーヒー1杯で逮捕されるのか!?」という声があがる一方で、「同じような場面を目撃したことがある」とか「コーヒー1杯と言えども、やはり犯罪だ」といった声もある。
コンビニ各社は、基本的には、お客が注文通りの商品をいれているという“性善説”に立っている。
しかし、正確な数は把握していないものの、意図的なものを含めて、より高い商品のボタンを押されてしまうケースは、全国で一定程度起きているのが実態なんだって。
コンビニとしては、何か対策してないんですか?
2013年に、業界でいち早くセルフサービスのコーヒーマシンを導入した「セブン‐イレブン」では、お客がどの種類のボタンを押したか、カウンターの内側にいる店員が把握できる仕組みになっている。
さらに、去年12月からは新型マシンの導入を始めているんだけど、最新型では、カップの大きさのほか、ホット用かアイス用かといった違いをセンサーが検知して、自動でコーヒーをいれるようになっている。もともとは、お年寄りや外国人旅行客も増える中、操作を簡単にするために開発されたものなんだけど、お客がボタンを選ぶ必要はなく、結果的に防犯対策にもつながるとしている。
「ファミリーマート」では、レジで支払いの際に、押し間違いを防ぐためにも、店員がコーヒーの種類やサイズを利用客に改めて口頭で伝えるようマニュアルで定めていている。
また、「ローソン」は大部分の店で、セルフ方式ではなく店員がマシンを操作して提供するようにしている。
コンビニもいろいろ工夫はしているんですね。
コンビニコーヒーは、専門店より手頃な価格で、いれたてを飲むことができる便利さから急成長していて、年間で10億杯も売り上げる会社もあるほど。
それだけ消費者のニーズにマッチしているということだから、コンビニ各社の“性善説”がずっと変わらないでいて欲しいよね。
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