2022年06月01日
来年春に卒業する大学生などを対象にした大手企業の採用面接が、6月1日から本格的にスタートしました。東京の大手損害保険会社でも、オンラインによる1次面接が始まりました。
東京 新宿区にある損保大手の「損害保険ジャパン」の本社では、来年春に卒業する大学生などを対象に、6月1日からオンラインによる1次面接が始まりました。
面接担当の社員はタブレット端末を通じて、学生に志望動機や、学生時代に取り組んだことなどを質問していました。
この会社では、専門性を身につけたいという意欲のある学生を採用しようと、今年度から、総合職以外に、資産運用やデジタルなど専門分野に特化した「ジョブ型」の採用コースを新たに設けました。
損害保険ジャパン・人事部の森川絢子グループリーダーは、「専門性を高めたいという学生のモチベーションにつながってほしい。面接では企業に合わせるのではなく、自分が取り組んできたことに自信を持って臨んでほしい」と話していました。
この会社では、オンライン形式で面接を進めたうえで、最終面接は対面で行うということです。
面接を受けた都内の学生は、「オンラインの就職活動に慣れてしまっているので、対面の面接は緊張しそうですが、冷静に頑張りたい」と話していました。
新型コロナウイルスの影響で業績が悪化し、新卒採用を取りやめていた航空会社では、3年ぶりに総合職の選考を再開しました。
このうち全日空は、来年春に大学を卒業する人などを対象に事務系と技術系の総合職の選考を6月1日から再開しました。
東京 大田区の会社の施設では1次面接がオンラインで行われ、2人の面接官が会社の志望動機やどんな仕事をやってみたいかなどを質問していました。
今月10日から外国人観光客の受け入れが再開されるなど、航空需要は回復傾向にあるため、会社では3年ぶりの選考再開に踏み切り、総合職を55人程度採用する計画です。ただ、総合職の採用人数は感染拡大前の半分程度にとどまり、客室乗務員の採用は見合わせるなど、いまだ新型コロナの影響は続いています。
全日空人事部の片桐伸樹担当部長は、「採用が再開できたことは率直にうれしいことで、会社の活力につながると思う。客室乗務員の採用の再開も今後、検討を進めたい」と話していました。
日本航空は総合職に加えて、客室乗務員の選考も3年ぶりに再開し、6月1日から面接を始めています。
新型コロナの影響を強く受けた航空業界で、業績立て直しに向けて人材の確保に力を入れる動きが広がっています。
あわせてごらんください
就活ニュース
地元で働くって実際どう? 地方の建設会社になぜ若手?【後編】
2022年05月30日
就活ニュース
「就活、いつまで続ければいいの?」23年卒 本音でお悩み相談⑵
2022年05月27日
先輩のニュース活用術
教えて先輩! ドムドムフードサービス 藤崎忍さん【前編】 専業主婦が39歳で109に就職 51歳でドムドム入社 9か月で社長に
2022年05月13日
地元で働くって実際どう? 地方の建設会社になぜ若手?【後編】
2022年05月30日
「就活、いつまで続ければいいの?」23年卒 本音でお悩み相談⑵
2022年05月27日
この春卒業の大学生の就職内定率95.8% 去年比0.2ポイント低下
2022年05月25日
5月15日時点の内定率は 65.4% 約6割の学生は就活継続中
2022年05月24日
「就活、もう疲れた・・・」23年卒は今どうすれば? 本音でお悩み相談(1)
2022年05月20日
インターンシップ“正式に”採用で活用も 何年卒が対象?条件は?
2022年05月18日
「内定取得率95.8%」は見せかけ DYMに消費者庁が措置命令
2022年05月12日
いつ動き出す? 重視するポイントは? インターンシップ最新事情
2022年05月10日
オファーボックス・中野代表に聞く「将来は今の行動で変わっていく」
2022年05月02日
「契約には気をつけて!」18歳 成人年齢引き下げを動画で詳しく解説
2022年04月26日