2022年04月19日
この春卒業した大学生の卒業時点の就職内定率は96.4%で、前の年と比べて微増でした。
初めて内定を得たのが4月という人が最も多かった一方で、入社を決めた会社からの内定は6月が最も多いという結果に。
22年卒の就職活動を振り返ります。
※リクルート「就職プロセス調査 2022年卒」より
リクルートの調査によると、この春卒業した大学生の就職内定率は、卒業時点で96.4%。
コロナ禍2年目の就活でしたが、去年の同じ時期と比べて0.3ポイント、コロナ禍前のおととしと比べると1ポイント上回りました。
それではいつ内定を取得したのかを見てみます。
民間企業への就職が確定した学生に聞くと、「初めて内定を取得した時期」は4月が最も多く、「就職確定先から内定を取得した時期」は6月が最も多くなりました。
学生が初めて内定を取得したあとも、意中の会社の内定が出るまで活動を続けていたことが分かります。
民間企業への就職が確定した学生は、もともと知っていた企業ではなく、就職活動中に出あった企業に決めたという学生も少なくないようです。
確定している就職先を聞いたところ、63.1%の学生が「就職活動開始前には知らない企業だった」と答えています。
確定している就職先は…
就職活動開始前から知っていた企業だった:36.9%
就職活動開始前には知らない企業だった:63.1%
「就職情報会社による情報サイトや就職情報誌」や「学外合同説明会・セミナー」といった多くの企業に出あうことができる場を利用して、企業を見つけたという学生が少なくないようです。
さらに、何がきっかけで就職確定先への入社意欲が高まったのかを聞いてみると。
「個別企業の説明会・セミナー」のほか、「対面での面接」や「Web上での面接」なども挙げられています。
双方向の対話が生まれやすい面接などを通じて学生が入社意欲を高めていったことがうかがえます。
リクルート就職みらい研究所 栗田貴祥 所長
「22年卒の半数以上が就職活動を通じて知った企業に就職していることを見ても、就活の際には学生が企業との出あいの場に参加することは重要です。興味のある企業と出あったら、学生自身が大事にしたい基準を明確にした上で、選考のプロセスの中で企業との対話を通して相互理解を深めていき、就職する企業を決めてもらいたいと思います」
※対象:2022年卒業予定の大学生 期間:2022年3月11日~3月14日 有効回答:1212人
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