2022年04月15日
「働きやすさ」は就職する企業を選ぶうえで、大切なポイントですよね。
残業の実態や育児休業の取得率など、「働きやすさ」の判断材料はいろいろありますが、22年卒の学生はどのような点に注目したのでしょうか。
※ディスコ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」より
22年卒の学生は企業研究をする際に何を意識したり調べたりしたのでしょうか。
男女ともに「残業や休日出勤の実態」が最も多く、次いで「多様な働き方の制度」が挙げられていて、入社後の働き方への関心が高いことがわかります。
男女で大きな違いが出たのが「女性の育児休業の取得率」です。
女子学生が44.8%だったのに対して、男子学生は1割もありませんでした。
また、「男性の育児休業の取得率」についても、女子学生が男子学生を上回りました。
結婚、出産、子育てといったライフプランに合わせた働き方を企業がどう整備しているかについて、女性がより敏感であることが分かります。
学生の声
・女性が働きやすいかは気にしたが、男性より優先するというスタンスではなく、男性にも女性にも多様な働き方を認めている会社を探した。
・働き方の柔軟性や男性の育児休業取得率は、子どもを持ちながら働き続ける上で必要不可欠だと思い注意してみていた。
・女性の育児休暇取得はもはや当たり前となっているため、男性の取得率をみるようにしている。
もう1つ、「女性管理職の人数(割合)」も男女で大きな差が出ました。
女子学生では実に4人に1人が意識しているという結果になりました。
ディスコの担当者
「最終的にどこまで出世したいと考えているのかを尋ねた調査でも、4割以上の女子学生が管理職以上を目指していると答えています。子育てをしながら活躍する女性だけではなく、女性管理職をロールモデルとして提示している企業が増えているので、女性の活躍がイメージしやすくなっているのだと思います」
一方で、学生がもっと企業から発信してもらいたいと考えている情報について尋ねると…
男女ともに最も高いのは「残業や休日出勤の実態」。
次いで「多様な働き方の制度」、「転勤の実態」と続き、“自分で意識して研究したこと”とほぼ変わらない結果となりました。
勤務実態や年収などは関心が高い一方で、学生側からは聞きづらい情報でもあるため、企業側から現実に即した情報を積極的に発信してほしいと考える人が多いとみられます。
学生の声
・残業や年収などに関しては、まだまだ就活生からは聞きにくいので、会社から開示してくれた方がありがたいし、良いイメージが持てる。
・最近はコロナでリモートワークも増えていると思うので、それに伴う新しい制度や体制について発信してほしい。
企業が子育て支援や女性活躍に積極的がどうかを知ることができる認定制度もあります。
企業が女性活躍に関する情報を公表する「女性の活躍推進企業データベース」などでさらに詳細な情報を得ることもできます。
こうした認定制度や情報を参考にしたうえで、自分に合う働き方ができる企業を選んでもらいたいと思います。
ディスコの担当者
「認定制度は安心材料の1つにはなりますが、就職先を選ぶには、社員との懇親会やOB・OG訪問などで実際に働く社員の話を聞くことも大切です。仕事内容だけではなく、働き方もイメージできるようにしたうえで、企業が自分に合うかどうかを判断してもらいたいと思います」
※対象:2022年卒業予定の大学生・大学院生 期間:2022年2月18日~3月3日 回答者数:833人(女子学生:355人、男子学生:478人)
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