2021年10月04日
インターンシップなどの情報提供から個別の就職相談まで。
さまざまな形でみなさんの就活をサポートしてくれるのが、大学のキャリアセンターです。
このキャリアセンター、いま、仕事が増えてとても忙しくなっているみたいなんです。
※以下「マイナビ2021年度 キャリア・就職支援への取り組み調査」より
【ガイダンスの参加人数は増加傾向】
以下は、22年卒の学生たちの就職ガイダンスの参加状況を表した図です。
マイナビの調査を基に作成 ※四捨五入をしている関係で合計が100%になっていません
参加人数が前年より「増加」したと回答した大学の割合は29.1%。前年比でみると、12.6ポイントも増えているそうです。
マイナビは、
と話しています。
とはいえ、ガイダンスの参加人数が「減少した」と回答した大学も3割弱ありました。前年より9.2ポイント減ったものの、一定数の割合に達しています。
「参加人数が減った」とする大学では、どうやら、授業のオンライン開催がその一因になっている模様。
「学生どうしが顔を合わせる機会が減ったことで、“ガイダンスに参加しないとまずい”という危機感を共有する場が減ってしまったのだと思う」というような意見も聞かれました。
コロナ渦での就活をサポートする難しさが垣間見えます。
【キャリアセンターの半数近くが「負担増」】
こうしたガイダンスなどを通じて学生たちをサポートする大学のキャリアセンター。
前年度と比較して、仕事の負担が増えたかどうか、尋ねました。
マイナビの調査を基に作成 ※四捨五入をしている関係で合計が100%になっていません
負担が「増えた」と回答した割合は49.6%。逆に「減った」と回答した割合はわずか4.5%でした。
「負担が増えた」と答えた大学の声に耳を傾けると…。
▽コロナ禍での現状を把握するのに手間がかかることに加え、WEB・対面といった、対応の種類を増やすことの両面で負担が増えている。(関東・私立大学)
▽オンラインと対面双方でのイベントの開催や、政府の方針に合わせた臨機応変の対応が求められるため。(関東・私立大学)
▽オンラインでの就活対策の実施に加え、対面のセミナーでは、参加人数を減らして実施回数を増やすなどの対応をしたため。(東海・私立大学)
多くのキャリアセンターが「対面」と「WEB」双方の業務への対応を求められており、このことが、負担増加の大きな要因となっているようです。
マイナビでは
と話しています。
企業の採用面接も、対面とWEBが併用される時代。自分にあった方法で、キャリアセンターをうまく活用していきましょう。
※対象:全国の大学就職支援担当部署・窓口 期間:2021年6月18日~7月16日 有効回答:601
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