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「不正した経験がある」が14%…WEB選考のメリット・デメリット

2021年07月28日

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コロナ禍で急激に広まった企業のWEB選考。22年卒にとっては、オンライン就活がもはや“当たり前”となりました。

そんな学生たちが実際に選考を経験して感じたこととは…。

(ディスコ 「7月1日時点の就職活動調査」より)

【賛成?反対?】

WEB面接に、「賛成」あるいは「どちらかといえば賛成」と答えた学生は9割超。

「反対」「どちらかといえば反対」と答えた人はわずか7%にとどまりました。

おもだった意見を見てみると…。

学生の声

「移動に伴うコスト面を考えると非常にありがたかった。地方の企業を含め幅広く検討することができた」〈理系男子〉

「交通費がかからないし、緊張の度合いも異なる」〈文系女子〉

やはり、説明会や面接の会場に行く時間や交通費がかからない、というのが最大のメリットのようです。

一方、選考が進んでいく中でデメリットが浮かび上がってきたという人も。

学生の声

「WEB面接は選考の初期段階やインターンなどはいいと思う。しかし、自分の熱意を伝えることや会社(面接官)の雰囲気を知るには不十分」〈理系女子〉

最終面接までのすべての選考がオンライン。こんな場合は、内定をもらったとしても、会社の雰囲気がわからず悩む学生もいるようです。

【動画撮影は負担!】

ほとんどの就活生が肯定的に捉えているWEB面接。

一方、あまり評判がよくないのが、最近増えているPR動画などの提出を求められるケースです。

「自己PR動画」については65.4%、あらかじめ設定された質問に答える「録画面接」については72.4%の学生が否定的

その理由を尋ねてみると。

学生の声

「自己PR動画は、多くが録画回数や時間に制限があり、準備に手間がかかり負担が大きい」〈理系女子〉

「選考過程は学生が会社とのマッチングを見る機会でもあると思うので、学生が1人で話して終わる動画選考にはどちらかと言えば反対です」〈文系女子〉

「一方通行なやりとりなので好きではない。やりづらい」〈文系男子〉

撮影に手間がかかり、負担が大きいという理由に加え、学生側からの一方的なコミュニケーションになってしまうというのが、不評の理由に。

企業が自分に合っているかを確かめるためにも、双方向のコミュニケーションが必要だと考える学生が多いようです。

 

【不正受験も?!】

さらに、学生たちが懸念するのが「不正受験」。

適性テストにおけるカンニング行為などの不正行為が、会場に赴いて受験するのと比べて、しやすい環境にあるという指摘です。

今回の調査結果では14.0%の学生が、自分や友人のWEBテストで「不正した経験がある」と答えています。

さらに、「周りがやったのを知っている」と答えた学生も30.2%にのぼりました。

学生からは「不正受験ができない仕組みにして、公正に評価してほしい」との声があがっています。

ディスコの担当者は次のように話します。

「不正を許す環境下でテストを続ければ、学生の不満が募るだけでなく、企業側としても正しく人材を見極めることができなくなります。AIを使った監視を導入するなどの対策を講じることが求められています」

 

【もはや“当たり前”】

最後に、WEB選考がどのくらい一般的になってきているのかを見てみます。

「WEB面接」を経験した学生は前年比+19.4ポイント。97.9%と、22年卒のほぼ全員が経験済みです。

「自己PR動画」や「録画面接」も前年と比べ10ポイント以上増加。22年卒の4割前後が経験済みだという結果が出ました。

今後も、こうした傾向は続く模様。賛成・反対にかかわらず、しっかりと準備しておくことが大切です。

(対象:2022年3月に卒業予定の大学生・大学院生 回答:1200人、調査期間:2021年7月1日~5日より)