2021年07月08日
2022年卒の就活、企業の内定出しは大きなピークの時期を過ぎました。
7月1日時点の内定率は8割を超え、新型コロナに初めて直面した去年の同じ時期と比べると、大幅に増えています。
※以下、リクルート「就職プロセス調査(2022年卒)」より
【内定率はコロナ禍前の水準】
リクルートの調査によりますと、7月1日時点での就職内定率は80.5%。
新型コロナウイルスの影響を初めて受けた去年の同じ時期と比べると、+7.3ポイントと大幅に増加しています。
コロナ禍前のおととしと同じ水準で推移していることがわかります。
【地域によって差?】
この内定率、地域別で見ると差があることがわかりました。
関東・中部・近畿といった大都市を含む地域では、内定率が8割前後です。
一方、「その他の地域」では、77.7%にとどまっています。
新型コロナの影響がなかったおととしと比べると-9.5ポイントと大幅に低くなっていて、去年と比べても1.1ポイントの小幅な伸びにとどまっています。
【地域差の背景に「時期」と「志望」】
地域によって差が出ている背景には、就職活動を始めた時期と志望する進路の違いがあるようです。
就活を始めた時期について、関東・中部・近畿では、「2020年8月以前」と答えた学生の割合がいずれも半数を超えていますが、その他の地域では半数に満ちません。
(関東:57.3% 中部:59.6% 近畿:66.4% その他:47.8%)
リクルートは「2020年は新型コロナの影響で夏のインターンの実施率が落ちたが、地方ほどその影響が大きく、就活のスタートが遅れたのではないか」としています。
また、その他の地域では「公務員として就職したい」学生の割合が、18.8%に上り、ほかの地域に比べて多くなっています。
(関東:8.6% 中部:8.9% 近畿:12.2%)
地方公務員の選考は夏以降になることが多いため、この時期の内定率には反映されにくいとみられます。
【内定 出ししている企業は】
内定を多く出している業種はどのような分野でしょうか。
最も割合が高いのが「情報通信業」で、26.5%を占めています。
次いで「製造業(機械以外)」(15%)、「機械器具製造業」(12.7%)、「小売業」(12.3%)が続きます。
コロナ禍でも業績が好調な「情報通信業」は早期採用に積極的で、採用活動の初期のころから高い割合で内定が出ていましたが、この時期でも1位をキープしています。
リクルート担当者
例年、夏以降に自分に合った企業から内定を得る学生は少なくありません。焦らず、頑張っていきましょう。
※[対象:2022年卒業予定の大学生 期間:2021年7月1日~2日 有効回答:1045人]
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