就活ニュース

「人生100年 5年後、10年後を考えて」

2019年12月02日

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人生のさまざまな場面で必要な自己分析。法政大学の田中研之輔教授は、過去を振り返るだけの自己分析ではなく、「自己未来分析」こそ必要だと主張します。未来とは何を考えたらいいのでしょうか?

田中研之輔さん(1)「自己分析はいらない!?」はこちらからご覧ください。

学生
土井

私たちの周りだと、就活どうしよう、まだ何もやってない、という人が多くて。田中さんのお話を聞いて、手遅れなのかなという気がしてきてしまったのですが…。

全然手遅れじゃないよ、人生は100年もあるんだから。もちろん死活問題だってわかるよ。私だけ内定もらえなかったってみんな思うよね。

田中さん

でもそれより、これからの5年を見据えて何が必要かをちゃんと考えることが大事。

5年後に、自分が好きなところで自分のこれまでの経験を生かせるポジションに行こうというのを描かなきゃダメなんです。

スキル×チャレンジ

学生
勝島

やりたいことが明確な人はいいんですけど・・・やりたいことがなかったり、やりたいことを与えてほしかったりする学生が多いと思うんです。その段階にいる人はどうすればいいのでしょう。

どんなことだったら没頭できるって考えた方がいいと思う。人間って、楽しいかどうかは、スキルとチャレンジの掛け算で決まる。

スキルとチャレンジのかけ算ですか?

例えば英語ができる帰国子女の子が、英検5級を教えるとしますよね。その子にとってはつまらないと思いますよ、スキルが高いのにチャレンジが低いから。

でも、(その子が)グローバルな会社で経営会議を英語でやったら、すごい楽しいと思う。(この精神状態を)フローっていうのね。

人生100年時代だから、働く事はフロー経験をできるだけ長い時間獲得した人が勝ちというか、楽しく働ける。だけどそれがすごい難しい。

スキルが低い人はどうすればいいですか?

スキルが低い人も寿命は100年でしょう?ということは、その人はスキルが低いまま80年生きるの?

いえ…。

だったら高めたらいいと思わない?だから、就活やる前にやっぱりやるべくことはたくさんあって、スキルや経験値が低いんだと思うなら高めなきゃいけないんですよ。

社会のレベルが高いのに、ここをやらずして自分探しばっかりしてるから苦労するんですよ。

はい。

スキルは汎用性があるんです。例えば英語が得意で英語をスキルにするなら、それを伸ばした方がいい。そしたら関連する企業に行けるから。

スキルって何ですか?スキルってどこからどこまでがスキルなのか分からないです。

じゃあ、何になりたい?何方面行きたい?

いまは幼児教育です。子どもが好きなので。

その幼児教育で何したい?

商品を作りたいです。

どういう商品を作る?

子供向けの商品です。

子供向けのどういう商品?思いつくとこでいいので。

教材ですかね。

どういう?

英語の教材とか。

そしたら、それはどうやって作るの?

どうやって作るんだろう…。

ってことなんですよ。だから突き詰めていくブレストをずっとやるんですよ。社会人はみんなそれをやっているけど、いわゆる「ポスト高校生」は誰かが教材を作ると思うわけ。

誰かが作るんじゃない、ゼロから作る、だから作り手側に回る練習が必要なんですよ。

なぜ働くのかを考える

働いてやりがいを感じるとか、働いている8時間があっという間に過ぎるっていう職場に身を置かないともう地獄だよ。

就活がいいなと思うのは、リアルにそれを考えるのを1年間かけてやれるわけじゃない。だから自己分析や企業分析はやればいいんだけど、大事なのは、何で働くのとか、そこを考えること。

何で働くの?

学生
西澤

私は生きるためにお金が欲しいのと…。

お金のためだね。年収は1年間でどれくらい欲しいの?

欲を言えば、10年後くらいに1000万くらいです。

ちゃんと妥当な数字をいくね。30歳で1000万ね。なんで1000万円いるの?

えーと、私、結婚したいんですけど、もし結婚できなかった時にも備えて…。

おもしろい。独身のセーフティーネットね。じゃあ30歳で1000万もらえる職業って何がある?

それこそ大手って言われてるところでしょうか。

お金もらって、それで自分が豊かになって、趣味とかにも没頭できたりするし、仕事が楽しければそれはそれで嬉しいんですけど。好きなことをするためにお金があったら、選択肢が増えるかなと思っています。

本当にそう思うんだったら、それが素の声だから、それを軸に考えるわけ。それをちゃんと伝えたらいいよ。

「私はやりたいことがあって、30歳でそれなりの稼ぎをもらいたいので、御社を受けたいです」って言ったらいい。

哲学とは言えないけど、なんで働くとか、どう生きたいとか。ここを徹底的に考える。だけど、学生はここが弱いんです。

それを考えて、自分の中で確立するために、自己分析や企業分析が付随要素として必要なんですね。

なぜ働くのか、考えるのが大事という田中教授。
その意味をさらにくわしく聞いた第3弾は近日公開します。

田中研之輔さん(1)「自己分析はいらない!?」はこちらからご覧ください。

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