2019年11月08日
2021年の採用は、前倒し傾向が加速されそうだ。
就職情報会社ディスコが、全国の主要企業に対して行った「2021年卒の採用計画」調査では、面接開始は3月、内定出しの開始は4月が最多との結果が。
◆採用人数:増える見込みが、減る見込みを上回る
「増える見込み」と回答した企業が15.0%で、「減る見込み」を9.1%を上回った。
採用にかける予算を増やす見込みの企業も26.6%と、減らす見込みの企業の14.0%を大きく上回り、採用意欲は依然として高い。
◆情報公開時期:最多は3月
自社採用ホームページでの情報公開時期は、3月が37.4%で最多。
2017年卒から始まった「3月採用広報解禁、6月選考解禁」という“経団連ルール”に沿った時期だが、前年の45.5%から8.1ポイント減少。
一方、11月~1月に情報公開する企業が増加し、3月より前に公開する予定の企業が全体の59.2%に上る。
◆自社セミナー開始時期:最多は3月
3月が52.6%と最多だが、こちらも前年比11.1ポイント下落した一方、10月以前と答えた企業は8.2%に増え、3月より前にセミナーを開始する予定の企業が計38.3%となった。
◆エントリーシート受付開始時期:最多は3月、10月以前に受付スタートも
3月とした企業は前年比8ポイント減の60.3%。代わりに10月以前が5.1%、11月が2.1%と、従来よりかなり早い段階からエントリーシートを受け付ける企業が出てきそうだ。
◆面接開始時期:最多は3月で全体の4割
3月が最も多く、39.4%と約4割。続いて4月が前年比6.2ポイント減の26.4%。また、ルール通りの6月解禁が前年比1.3ポイント減の6.0%だったのに対し、2月以前が全体の2割を占め、早期化の傾向が目立つ。
特に従業員1000人以上の大手企業では、6月以降に面接を開始すると答えたのは、わずか8.1%。逆に12月以前と答えた企業が9.4%に上るなど、9割近い企業が4月末までに面接を開始すると答えている。
◆内定出し開始時期:最多は4月
4月が最も多い31.8%だが、3月が前年比3.6ポイント増の17.5%と伸びており、前倒し傾向が強まっている。大手企業では3月までに内定出しを開始する見込みとしている企業が15.8%に上る。
※調査及び図表は、ディスコ「新卒採用に関する企業調査(2019 年 10 月調査)/2021年卒採用計画」(調査期間:9月25日-10月4日、回答社数:1474社)より
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