2019年11月08日
「いくつもの日々を越えて 辿り着いた 今がある だからもう 迷わずに進めばいい 栄光の架橋へと」(作詞・北川悠仁)
こんな心情で、就活を振り返っている2020年卒の大学生・大学院生も大勢いるのではないでしょうか? 自分の適性がわからず悩んだ日々、内定がもらえず苦しんだ日々を支えてくれたあの歌この歌を、就活情報会社マイナビの調査「あなたの就職活動のテーマ曲は?」からご紹介。
気になる1位は、冒頭でご紹介したゆずの「栄光の架橋」。
2004年のアテネオリンピックでNHKが公式テーマソングとして採用した曲でもある。金メダルを獲得した体操男子団体、冨田洋之選手の鉄棒の演技で「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架橋だ」と当時の刈屋富士雄アナウンサーが実況したことは、20代以上なら記憶に残っているかもしれない。
選曲理由には、「オリンピックが近かったこととアテネオリンピックの世代だから」(早稲田大学・文系男子)や、「辛い時も、いろいろと周りに支えてもらいながら前に進んできたと思うから」(大阪経済大学・文系男子)などというコメントが寄せられた。ちなみに、こちらは2年連続の首位。
2位はサンボマスターの「できっこないを やらなくちゃ」。
熱い青春ソングが人気のパンク・ロックバンドで、「どんなに打ちのめされたって 悲しみに心をまかせちゃだめだよ 君は今逃げたいっていうけど それが本音なのかい? 僕にはそうは思えないよ」(作詞・山口隆)と、明るく鼓舞するこの曲に励まされた人も。
「面接前や不安になった時に自分を奮え立たせるために聞いていた。 自然と開き直ってポジティブになれたため」(東北学院大学・文系男子)、「東京に行く夜行バスの中で毎回聴いていました」(盛岡大学・文系女子)等々の支持があった。
3位は嵐の「サクラ咲ケ」。大学受験予備校のCMにも使われていたこちらの曲。「受験の時も聞いていたが、元気をもらえるから」(山梨大学・理系女子)という人も。嵐の曲は「Happiness」も9位にランクイン。
4位はDREAMS COME TRUEの「何度でも」。東日本大震災の直後に、ラジオで頻繁にオンエアーされた曲でもある。志望企業を立て続けに落とされた時には涙なしでは聞けない。「会社に落ちた時に自分を励ますためにこの曲を聞いた」(常磐大学・文系男子)など。
5位は熊本出身のロックバンド、WANIMAの「やってみよう」で、3年連続のトップ10入り。”やりたかったこと やってみよう”とストレートに歌う歌詞に「あきらめずに前に突き進む気持ちにさせてくれる曲だから」(名古屋大学・理系女子)と初心に戻って活動を継続する勇気が湧くのかもしれない。
2018年に大ヒットした米津玄師の「Lemon」は昨年の32位から今年は7位にランクイン。歌詞中にある“苦いレモンの匂い”に就活の苦さを重ね合わせたのか、「この歌詞のような悲しい経験を積まないように頑張ってきたため」(近畿大学・理系男子)との声もあった。
山陰発のピアノPOPバンド、Official髭男dismの「宿命」は10位で、今回初めてランクイン。2019年7月リリースの新曲ながら、民放の甲子園番組に採用された楽曲とあって「8月以降もまだまだ気が抜けない状況の中、この曲とともに甲子園で全てを懸けて頑張る球児たちを思い浮かべ自分を鼓舞していた」(京都府立大学・文系女子)というコメントがあった。
※『2020年卒 マイナビ学生就職モニター特別調査』(調査期間:8月26日ー31日、有効回答数:1591人)より
人事の目線⑹ インターンシップに落ちたら本選考は諦めた方がいいですか?
2022年01月25日
ことしの賃上げどうなる? 100社アンケート 慎重姿勢浮き彫りに
2022年01月25日
春闘 事実上スタート 経団連“収益拡大なら積極的に賃上げを”
2022年01月25日
就活のギモン 人事の目線 (5) 面接で「第1志望です」って言わなくてもいいですか?
2022年01月19日
『業界地図』編集長に聞いてみた ⑶ レイアウトが読み解くカギってどういうこと?
2022年01月12日
就職先の規模の前に やりたいことを明確に 20代の選択(2)
2022年01月07日
抽象的な夢より、具体的なアクション 20代のキャリア選択(1)
2022年01月05日
就活のギモン 人事の目線 ⑷ 面接で印象に残る優秀な学生ってどんな人?
2021年12月24日
就活のギモン「人事の目線」⑶ 逆質問って何のため?面接の気になるギモン
2021年12月17日
『業界地図』編集長に聞いてみた ⑴ そもそも業界研究って何をすればいいの?
2021年12月09日