2019年06月28日
マッチングサイトやアプリなどの出現で、以前より手軽にできるようになったOBOG訪問。就職情報会社「マイナビ」の調査では、学生側は、「年が近い若手社員から話を聞きたい」との回答が多かった。
企業にアクセスする様々な手段がある中、学生たちがOBOG訪問をする目的は?
マイナビが5月27日から31日にかけて行った「2020年卒 マイナビ学生就職モニター調査 5月の活動状況」(有効回答数2257人)によると、2020年卒業予定の大学生・大学院生でOBOG訪問をしたことがある人の割合は、25.7%でほぼ例年並みだった。今年はOB訪問をきっかけとした女子学生の被害が相次いで発覚したが、注意喚起がされたこともあり、前年に比べ大きな変化はみられなかったという。
「入社何年目の社員に最も会いたいか」という設問には、入社1年目から入社2、3年目までの若手社員と答えた人が、全体の約45%に。入社4、5年目の社員と答えた人も30.5%に上った。OBOGと話をするメリットとしては、「人事担当者には聞けない情報(本音)が聞ける」が複数選択でトップの52.0%。
学生たちの知りたい情報としては、
「社内の人間関係や雰囲気」51.0%
「具体的な仕事内容」48.6%
「入社を決めた理由」46.0%
(複数回答)の順だった。
マイナビでは「企業の“公式情報”では物足りない学生が、自分自身を投影できる年の近い先輩から本音を聞き出したい場合にOGOB訪問を行っている」と分析する。
また、OBOG訪問の結果、「やりたいと思っていた仕事のイメージがはっきりした」(複数回答・62.2%)、「自分がどんな仕事に興味や関心があるのかを理解できた」(同・41.1%)など、就職に対してポジティブな効果があったとする人が大半で、「特に得られたものはなかった」とした人は1.7%だった。
「OBOGにはいつ会いたかったか」という問いでは、「面接を受ける前」が37.7%だった。さらに「就活準備を始める時」(27.6%)、「就職準備を始めるより前」(19.3%)という回答が2、3番目に。採用面接対策としてだけではなく、自己分析や志望職種などが漠然としている段階で、自分がどんな就職活動をしていきたいかを明確にするためにOBOG訪問を利用したいと考えている学生も多いようだ。
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