2022年10月28日
気になる業界や企業の様子を肌で感じ取ることができるインターンシップ。この夏、はじめて参加したという人もたくさんいたと思いますが、有意義なものにできるかどうかは「事前の備え」によるところも大きいようです。
※以下、マイナビ「2024年卒大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」より
9月末までに「インターンシップ(ワンデー仕事体験を含む)に参加した」と答えた、24卒の学生の割合は84.7%。前年よりも1.6ポイント増えました。
インターンに初めて参加した時期について尋ねると、以下のような結果に。
「8月」が最も多く、36.2%でした。やはり、夏休みの期間を利用してインターンに参加し始めた学生が多いことが見て取れます。
また、全体の9割近くが、6月以降に初めて参加したと回答しています。
企業研究や業界研究を進める中で、実際に働く様子をかいま見ることのできるインターンシップ。
いざ参加してみると「事前準備をもっとしておくべきだった」と感じた学生も多いようです。どういうことなのか、詳しく見ていきます。
以下は、インターンの準備状況について尋ねた結果です。
最も多かったのは「活動に困るほどではなかったが事前の準備が足りないと感じた」(49.1%)でした。
「まったく事前の準備が足りておらず、内容についていくのに苦労した」も含めると、半数以上が「準備が足りていなかった」と感じていることがわかります。
「準備が足りていなかった」と回答した学生の声
▽インターンシップを受ける前に、公式サイトを見て企業の考え方をあらかじめ理解しておくことはしたが、グループワークで意見を積極的に述べるためには、その業界に関するトレンドや課題なども理解しておくべきだったと感じた。(文系女子)
▽ITの仕事に興味がありインターンに参加したが、グループワークで出された課題や解決策など全くわからず、ほぼ発言しないで終わってしまった。(文系女子)
▽最近のトレンドに関する理解、特にSDGsに関して詳細を知らないままのぞんでしまったため、製品に発展させる発言をすることがむずかしかった。(理系男子)
▽グループワークの際、専門的な用語が理解できなかった。ある程度、その業界での基本知識や使用頻度が高い知識は自分で調べておくべきだと感じた。(理系女子)
「内容を十分に理解することができなかった」という点で後悔している人が多いようです。
マイナビの担当者
自分の足りない部分を洗い出すことは、インターンシップに参加する大切な目的のひとつなので、準備不足と感じても、足りない部分の知識を深めれば問題ありません。
本選考の時期が近づくと焦りも出てくるので、インターンシップにはなるべく早い時期に参加して十分な振り返りをしておくと、補った知識などを本選考にも活かしやすいと思います。
参加したインターンの振り返りをしっかりと行って、今後の就活に役立てていきましょう。
※対象:2024年卒業予定の大学生・大学院生 期間:2022年9月20日~30日 有効回答:2789人
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