23卒の学生たちに、就活で「もっと早く取り組めばよかった」、「時間をかけて取り組んでおけばよかった」と思ったことについて聞きました。

3分の1の割合を占めた回答が「自己分析」。

次いで「筆記試験対策」「ＥＳや履歴書の準備」「業界研究」といった、就活では定番のワードが並びました。

就活を学業と両立しながらこなすのはかなり大変。

早めに始めたつもりでも、いざ就活が本格化すると時間が足りず「もっと早く始めておけば…」と後悔するケースもあるようです。

一方で、就活の情報収集を進めていると「自己分析や業界研究に終わりはなし」なんてことばを耳にすることもあります。学業や自分のやりたいことを優先しつつ、無理のない範囲で準備を進めていきましょう。

ちなみに「特になかった」と答えた人が16.3％。自分で納得のいく就活ができたと考える人も一定数いるようです。

でも、せっかく準備を万端にして選考に臨んだのに、企業側の対応にもやもやさせられた、なんて経験がある学生も少なくないようです。

「企業に改善して欲しいと思ったこと」を尋ねた結果、「不合格の場合も早く連絡してほしい」という回答が4割強に上りました

また同様に「選考結果に関わらず、きちんと通知して欲しい」という回答も一定数の割合を占めています。

しかし、就活生の間で「サイレント」と呼ばれる、不合格の場合は特に通知をしない対応をしている企業も中にはあるようです。

このほか、上記の図には入っていませんが「内々定承諾までの期間を十分長く取って欲しい」との回答も24.1％に上りました。

一方、企業の人事担当者からは、学生から承諾を得られるまでの間、いつ内定者から辞退の連絡がくるかビクビクしている、なんていう声もあがっているようですが…。

学生有利の「売り手市場」と言われる中、企業側にとっては悩ましい指摘かもしれません。

※対象：2023年卒の大学生・大学院生　期間：2022年8月25日～31日　有効回答：1682人