2019年05月29日
就活生から寄せられた悩みに答える「就活のギモン」。
今回も、内定の辞退に関するギモンを、学生リポーターがマイナビ編集長の高橋誠人さんに質問しました。
※「内定」は基本的には「内々定」のことを指しています。
田嶋:内定辞退の理由は正直に話すべきですか?という質問が来ています。
高橋:〇ですかね。辞退する理由は、ほとんどが「他の企業に決まりました」だと思うんですよ。だから、「他に内定を頂いた企業があり、そこに就職したいので辞退したいと思います」という言い方でいいんじゃないでしょうか。
工藤:辞退する場合、「ほかの会社に行きます」と言いますよね。
もし(自分が就職する)会社名を聞かれたら答えたほうがいいですか。
高橋:もちろん絶対ではありませんが、答えてくれると、企業はありがたいですね。辞退した学生の傾向が、同業に取られることが多かったとか、今年は金融によく取られたとか、メーカーに取られたとか、いろいろ分析することができますから。
工藤:なるほど。
高橋:僕が人事だとしても、やっぱり言ってもらったらうれしいですね。他社のどこに魅力を感じたのか聞けると、それはすごく参考になりますね。(内定を辞退した就活生から他社の)こういう事業計画にすごく魅力を感じましたとか話してくれると、すごいリアルな情報なので。
田嶋:なるほど。 それがあると、採用担当者も人事の方も社内で説明しやすそうですね。
高橋:そうですね。理由をちゃんと答えれば、人事担当者のせいじゃなくて、会社の魅力が足らなかったということになりますからね。聞かれたら答えればいいと思います。
田嶋:次の質問です、辞退の連絡はいつまでにしないといけないですか?
高橋:なるべく早くしてもらえると企業側は助かります。次の採用計画を立てることができますので。
工藤: やはり、早めがいいのですね。
高橋:あとね、企業さんから実際きいたことがあるんですけども、繰り上げ合格される可能性もあるんで。
田嶋:どういうことですか?
高橋:企業側も内定出しを待ってる可能性があるんですよね。
田嶋:…?
高橋:えっとですね、内定を出した第1グループとまだ内定を出していない第2グループがある。まだ内定は第1グループにしか出していないけど、実は、第2グループも合格だと思っている。
田嶋:そういうことですか!
高橋:たとえば、第1グループから2名の内定辞退があったら、第2グループから2名に内定を出すと。これは採用計画なので、何も悪いことではなくて、そういうことはありえるんですよ。
工藤:他の学生のこと考えると、早めに伝えた方がいいってことですよね?
高橋:はい。まあそこまで気を遣う必要ないかもしれないけど(笑)。学生にとっても内定を3社も4社も持ち続け…数か月も持ち続けるのは、まあ自分自身もすっきりしないでしょうし、企業にとっても、他の学生にとっても早めに決断して早めに返事するのがいいかなと思います。
工藤:ほんとに迷ったときのリミットは?
高橋:そうですね。企業側が、締め切りを設けますよね。もし、辞退者がいれば、もう1回選考するかとか採用計画を立て直すので。いずれにしても、できるだけ早くがいいですよね。
高橋さんのギモンの答えまとめ
・就職する企業名を聞かれたら、答えてもOK。
・他社のどこに魅力を感じたのか、教えてもらえると人事としてはありがたい。結果的に、その会社にとってもプラスに。
・内定辞退の連絡はできるだけ早めに。企業だけでなくほかの学生にもプラスに働くことも。
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