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外国人対象の相談 半数超が新型コロナ 群馬2020年6月9日

5月までの2か月間に、群馬県が開設している外国人向けの相談窓口が対応した新型コロナウイルスに関係する相談は、約200件にのぼり全体の半数以上を占めたことが、県のまとめでわかりました。

県庁の昭和庁舎にある「ぐんま外国人総合相談ワンストップセンター」では、外国人を対象に、暮らしや仕事といった幅広い相談を受け付けていて、相談員が英語のほか、ポルトガル語やベトナム語、それに中国語やスペイン語で対応しています。

県によりますと、ことし4月と5月の2か月間にセンターで対応した324件の相談のうち、6割を超える203件が新型コロナウイルスに関係する内容だったということです。

具体的には4月が、体調不良などで医療機関を受診する際の手順の相談が多く、5月は、解雇への不安や収入の減少といった仕事に関する相談が多かったということです。

県は、新型コロナウイルスに感染した疑いがある人には専門の外来窓口を紹介したり、国や県の支援制度についてアドバイスしたりしているということです。

県ぐんま暮らし・外国人活躍推進課は「どんな相談でもいいので、気軽に母国語で相談してほしい。安心した生活ができるよう不安解消に努めていきたい」と話しています。

相談は、県庁昭和庁舎1階の窓口と電話で受け付けていて、時間は平日、午前9時から午後5時まで、土日・祝日は午前10時から午後4時まで、電話番号は027-289-8275です。

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