Q.これまでに感染して回復した人も接種したほうがいい?

A.
アメリカのCDC=疾病対策センターは新型コロナウイルスに感染して回復したあとでも、ワクチンを接種するように呼びかけています。

ワクチンの安全性について、CDCはウェブサイトで、アメリカで接種が行われている「ファイザー」や「モデルナ」のmRNAワクチンを念頭に、臨床試験のデータから、過去に感染した人にも安全に接種できることが示されていると説明しています。

また、感染し回復した人にもワクチンを接種するよう呼びかけていて、その理由として▼感染して回復したあとで免疫の働きによってどの程度の期間、再び発症を防げるか分かっていないことや、▼感染したことで得られる「自然免疫」にどの程度の効果があるか、人によって異なることを挙げています。

一方で、CDCは回復した人からの血しょうを投与する治療や、人工的に作った抗体の薬を使う治療を受けた場合は90日間待つ必要があるとして、医師に相談するよう呼びかけています。

(2021年2月12日時点)