Q.ワクチンの副反応、メーカーごとの情報は?

A.
2021年8月25日に示された厚生労働省の研究班の資料によりますと、日本国内で承認されているワクチンの一般的な副反応は次のようになっています。

●ファイザーのワクチン

・「疼痛(とうつう)」 1回目接種後 92.6%、2回目接種後 89.5%
・「けん怠感」 1回目接種後 23.2%、2回目接種後 68.9%
・「頭痛」 1回目接種後 21.4%、2回目接種後 53.1%
・「かゆみ」 1回目接種後 8.0%、2回目接種後 11.9%
・「38度以上の発熱」 1回目接種後 0.9%、2回目接種後 21.3%

●モデルナ

・「疼痛(とうつう)」 1回目接種後 85.4%、2回目接種後 87.2%
・「けん怠感」 1回目接種後 26.2%、2回目接種後 83.1%
・「頭痛」 1回目接種後 16.7%、2回目接種後 67.3%
・「かゆみ」 1回目接種後 5.3%、2回目接種後 13.3%
・「38度以上の発熱」 1回目接種後 2.4%、2回目接種後 61.9%

アメリカのCDC=疾病対策センターなどによりますと、いずれのワクチンでもこうした副反応は、通常は接種後、数日で消えるということです。

●アストラゼネカ

アストラゼネカのワクチンについては、国内では原則、40歳以上を対象に2021年8月下旬から接種が始まりました。

ワクチンの添付文書によりますと2万4000人余りが参加した臨床試験では、主な副反応は次のようになっています。

・「疲労」 1回目接種後 49.6%、2回目接種後 26.8%
・「頭痛」 1回目接種後 48.6%、2回目接種後 26.7%
・「筋肉痛」 1回目接種後 40.3%、2回目接種後 18.9%
・「38度以上の発熱」 1回目接種後 7.1%、2回目接種後 1.2%

ファイザーやモデルナのワクチンとは異なり、1回目の方がこうした副反応が出やすい傾向となっています。

(2021年8月26日時点)