日本国内のワクチンの接種状況や接種率です。年代別や都道府県ごとの接種率も掲載しています。副反応の情報もまとめています。

※データの種類により国の発表のタイミングや頻度が異なっているため、この特設サイト内のデータの更新もグラフごとにタイミングや頻度が異なっています。グラフによっては平日のみの更新となるものや週に1回の更新となるものがあります。

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    日本国内のワクチン接種状況(1回目~7回目)

    新型コロナウイルスワクチンの日本国内の接種状況(1回目~7回目)です。3回目以降の接種人数には「オミクロン株対応ワクチン」を接種した人も含まれています。また国は、1回目から3回目の接種について、全人口に占める割合を発表しています。全人口には接種対象年齢に満たない子どもも含みます。

    国が発表するデータは、過去にさかのぼって修正されることがあります。

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    オミクロン株対応ワクチンの接種状況(全人口に占める割合)

    新型コロナウイルスのワクチンを接種した人のうち、「オミクロン株対応ワクチン」を接種した人の数と、全人口に占める割合を表示しています。「オミクロン株対応ワクチン」の接種の対象は、2回目までの接種を終えている12歳以上のすべての人となっています。このグラフでお伝えする「オミクロン株対応ワクチン」を接種した人の数は、3回目以降の接種者の内数となります。

    国が発表するデータは、過去にさかのぼって修正されることがあります。

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    日本国内の年代別のワクチン接種割合

    新型コロナのワクチンを接種した人の割合を年代別にまとめたグラフです。このグラフには医療従事者は含まれていません。また、職域接種分のすべては反映されていません。
    【このグラフでは縦方向が割合(%)です】

    ※首相官邸HPによりますと、人口の母数には、総務省公表の「令和3年住民基本台帳年齢階級別人口(市区町村別)」を使用。その際、12歳~14歳の人口については、10歳~14歳の人口を5分の3にしたものを使用。
    ※国によるデータの集計日は概ね週1回となっています。
    ※新型コロナウイルスワクチンの5歳から11歳の子どもへの接種について、厚生労働省は、当初、自治体を通じて接種の呼びかけは行うものの、オミクロン株に対する有効性が明確でないことなどから、保護者が子どもに接種を受けさせるよう努めなければならない「努力義務」にはしていませんでしたが、その後、有効性や安全性が確認されたとして、厚生労働省は2022年9月6日から「努力義務」としています。

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    日本国内 5歳~11歳のワクチン接種状況

    新型コロナウイルスワクチンの5歳から11歳の子どもを対象にした接種は、2022年2月下旬から行われています。
    ※新型コロナウイルスワクチンの5歳から11歳の子どもへの接種について、厚生労働省は、当初、自治体を通じて接種の呼びかけは行うものの、オミクロン株に対する有効性が明確でないことなどから、保護者が子どもに接種を受けさせるよう努めなければならない「努力義務」にはしていませんでしたが、その後、有効性や安全性が確認されたとして、厚生労働省は2022年9月6日から「努力義務」としています。

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    日本国内 生後6か月~4歳のワクチン接種状況

    生後6か月から4歳の子どもを対象にした新型コロナワクチンの接種は、2022年10月から行われています。

    【詳しく】コロナワクチン 4歳以下の子ども どうしたらいい?(2022/10/21)

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    都道府県ごとのワクチン接種状況

    都道府県ごとのワクチン接種状況 全人口に占める割合

    それぞれの都道府県でワクチン接種を受けた人が、全人口の何パーセントにあたるかを示したグラフです。(全人口には、ワクチン接種の対象年齢に満たない子どもも含みます)

    都道府県ごとのワクチン接種状況 詳しくは各ページへ

    新型コロナのワクチン接種。都道府県ごとの接種状況をまとめています。全体の接種人数、医療従事者などの接種人数、高齢者などの接種人数をグラフにしています。

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    高齢者向けワクチン 自治体への配分計画

    新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、政府は2021年4月30日、すべての高齢者が2回接種できるワクチンを2021年6月末までに配分する市区町村別の計画を明らかにしました。政府が明らかにした配分計画一覧は、以下のリンクボタンからご覧いただけます。

    (2021年4月30日時点)

    なお、一覧表では、各自治体に配分する「箱」の数が示されています。1箱あたりのワクチン接種回数は、最大1170回です。

    また、表の中にある「PF06基本計画枠」などの表記の意味は、次の通りです。
    ※「PF06基本計画枠」=2021年5月24日の週の配送分
    ※「PF07基本計画枠」=2021年6月7日の週の配送分
    ※「PF08基本計画枠」=2021年6月21日の週の配送分

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    接種スケジュール

    2月17日~ 約4万人の「医療従事者への先行接種」
    3月1日~ 約480万人の「医療従事者への優先接種」
    ※5月前半までに、2回接種に必要なワクチンを全都道府県に配送できる見通し
    4月12日~ 約3600万人の「高齢者への優先接種」
    ※6月末までに全員が2回接種するのに必要なワクチンを配送する見通し
    6月21日~ 職場や大学などでの「職域接種」
    (一部では6月13日から前倒しして実施)

    (2021年6月11日時点)

    「高齢者への接種」の次はどうなる?

    • 菅総理大臣は6月9日に行われた党首討論で、希望する人すべてが10月から11月にかけて終えられるよう取り組む考えを示しました。
      この中で菅総理大臣は新型コロナウイルスのワクチン接種について「重症化しやすい高齢者の皆さんは、1700を超える市町村のなかで98%が、7月いっぱいで終えられるという報告を受けている」と述べました。
      また6月21日から職場や大学などでの職域接種が始まるとして、少なくとも6月末には接種回数が4000万回を超えるという見通しを示したうえで「ことしの10月から11月にかけて希望する方すべてを終えることも実現したい」と述べました。
      (2021年6月9日時点)
    • 菅総理大臣は5月28日の記者会見で、ワクチンについて「十分な量はすでに確保している」と述べ、6月末までに1億回分が供給され、9月までには、さらに1億回分を上回るワクチンが確保できる予定だと説明しました。
      そのうえで「6月中には、予約状況などを踏まえ、高齢者への接種の見通しがついた市町村から、基礎疾患がある方々も含め、広く一般にも接種を開始する。皆さんの職場や大学でも接種を進めていく」と述べました。
      さらに、1日当たりの接種回数について「現在は40万回から50万回だが、6月中旬以降は、打ち手も含めて、100万回に対応できるような体制ができてくると思う」と述べました。
      (2021年5月28日時点)

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    副反応の情報

    • モデルナとファイザーの新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は、若い男性でごくまれに心臓の筋肉に炎症が起きる「心筋炎」などが起きていることから、重大な副反応として注意を呼びかけるとともに、医療機関に報告を求めることを決めました。海外では、モデルナのワクチンを接種した若い男性で、心臓の筋肉や膜に炎症が起きる「心筋炎」や「心膜炎」と見られる症状がごくまれに報告され、厚生労働省は10代と20代の男性にはリスクを伝えるよう自治体に求めています。厚生労働省によりますと、国内でも2021年11月14日までに、男性100万人当たりモデルナでは10代で81.79人、20代で48.76人、ファイザーでも10代で15.66人、20代で13.32人で、心筋炎や心膜炎の疑いがある症状が報告されたということです。
      (2021年12月4日)
    • 2021年8月4日にワクチンの副反応の専門部会で示された厚生労働省の研究班の資料によりますと、ファイザーのワクチンの主な副反応は▽うずくような痛み、とう痛が出た人が1回目の接種後は92.6%、2回目の接種後は89.5%、▽けん怠感が出た人が1回目の接種後は23.2%、2回目の接種後は68.9%、▽頭痛が1回目の接種後は21.4%、2回目の接種後は53.1%、▽かゆみが1回目の接種後は8.0%、2回目の接種後は11.9%、▽38度以上の発熱が1回目の接種後は0.9%、2回目の接種後は21.3%などとなっています。
      また、モデルナのワクチンでは、2回目の接種後に副反応が出る割合が多く、▽うずくような痛み、とう痛が出た人が1回目の接種後は86.5%、2回目の接種後は88.2%、▽けん怠感が出た人は1回目の接種後は26.8%、2回目の接種後は83.9%、▽頭痛が1回目の接種後は17.4%、2回目の接種後は67.6%、▽かゆみが1回目の接種後は5.3%、2回目の接種後は13.7%、▽38度以上の発熱が1回目の接種後は2.1%、2回目の接種後は61.9%などとなっています。
      心臓の筋肉や膜に炎症が起きる心筋炎や心膜炎の疑いがあると報告された人は、7月25日の時点でファイザーのワクチンが43人、モデルナが3人で、いずれも100万人あたり1.1人の割合でした。

      厚生労働省は「2種類のワクチンは接種している年齢が異なるため、単純な比較はできない」としたうえで、いずれも接種体制に影響を与える重大な懸念は現時点で認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
      (2021年8月16日)
    • モデルナの新型コロナウイルスのワクチンについて、2回目の接種後は、4人に3人が発熱していたことが厚生労働省の研究班の調査で分かりました。厚生労働省の研究班は、モデルナのワクチンの接種を受けた自衛隊員のうち、2回目を受けたおよそ1000人について、接種後の症状を調査しました。その結果、37度5分以上の「発熱」が見られた人の割合は、2回目の接種後の翌日は75.7%と、4人に3人が発熱していたことが分かりました。研究班の代表を務める順天堂大学医学部の伊藤澄信客員教授は「接種から3日後には症状がおさまっていることが多いが、発熱は40度に達することもある。特に2回目の接種後は安静にして、翌々日ごろまでは仕事や学校を休むことも検討してほしい」としています。
      (2021年7月25日)
    • モデルナの新型コロナウイルスワクチンを接種したあと、時間をおいて腕が赤くなったりする「モデルナ・アーム」と呼ばれる症状について、厚生労働省の研究班は、1回目の接種を受けた自衛隊員のうち1447人について、接種から9日目以降の症状を初めて分析しました。9日目に腕が赤くなっていた人は全体の3.5%、10日目が4%で、11日目以降は2.6%でした。腕のかゆみが出ていた人は、接種から9日目が2.7%、10日目は2.4%で、11日目以降は1.3%だったということです。中には25日目まで症状が続いた人もいました。研究班の代表で順天堂大学医学部の伊藤澄信客員教授は「ほとんどの場合、時間がたてばおさまるので、慌てずに接種部位を冷やすなどして対応してほしい」としています。
      (2021年7月10日)
    • 厚生労働省によりますと、5月24日から30日までにモデルナのワクチンの接種を受けたのは9万241人で、このうち49歳から96歳の男女合わせて17人について、副反応が疑われる重い症状が確認されたと、医療機関から報告があったということです。およそ5300回の接種につき1件の割合で、接種したその日のうちに発疹やどうき、めまいなどの症状が見られました。アナフィラキシーの報告はなかったということです。厚生労働省は、モデルナのワクチンについて、現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
      (2021年6月9日)
    • 厚生労働省によりますと、ファイザーのワクチンについて、5月30日までに行われたおよそ1306万回の接種のうち国際的な評価指標でアナフィラキシーに該当する症状が報告されたのは169件で、およそ7万7300回に1件の割合でした。厚生労働省はファイザーのワクチンについて、現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
      (2021年6月9日)
    • 厚生労働省によりますと、5月16日までに報告された接種後の症状のうち、国際的な評価指標でアナフィラキシーに該当したのは146件で、およそ4万1900回に1件の割合でした。厚生労働省は現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
      (2021年5月26日)
    • 厚生労働省によりますと、5月2日までに報告された接種後の症状のうち、国際的な評価指標でアナフィラキシーに該当したのは107件で、およそ3万5700回に1件の割合でした。全体の4割近くが40代だったということです。厚生労働省の専門家部会は「現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」として引き続き接種を進めていくことを了承しました。
      (2021年5月12日)
    • 厚生労働省によりますと、4月22日までに報告された接種後の症状のうち、国際的な評価指標でアナフィラキシーに該当したのは合わせて94件で、およそ2万6800回に1件の割合でした。これらの報告について、厚生労働省の専門家部会は「現時点でワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」として引き続き接種を進めていくことを了承しました。
      (2021年4月30日)
    • 厚生労働省によりますと、4月18日までに合わせて193万回余りの接種が行われ、「アナフィラキシーの疑いがある」と医療機関から報告された事例を国際的な評価指標で分析した結果、アナフィラキシーに該当したのは88件でした。100万回当たりにすると46件の割合です。アナフィラキシーを発症した人の86%は20代から50代の女性だったということです。報告を受けた厚生労働省の専門家部会は「現時点でワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」として、接種を続けることを認める見解を示しています。
      (2021年4月23日)
    • 新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門家部会は、およそ1万3900回の接種に1件の割合で重いアレルギー反応が報告されているものの「安全性に重大な懸念は認められない」とする見解を改めて示しました。ファイザーのワクチンは、2021年2月以降、国内の医療従事者への接種が始まり、厚生労働省によりますと、4月4日までに109万6698回の接種が行われました。厚生労働省は4月9日開いた専門家部会で、医療機関から報告された接種後の症状について、国際的な指標で分析した結果、79件がアナフィラキシーに該当したと明らかにしました。頻度にすると1万3882回に1件の割合で、ほぼ全員が軽快しているということです。また、これまでに接種を受けた20代から70代の合わせて6人が接種後に死亡していたことも報告されました。死因は、出血性の脳卒中が4人、急性心不全と溺死がそれぞれ1人で、医薬品の審査などを行うPMDA=医薬品医療機器総合機構は、接種との因果関係は評価できないとしています。これを受けて、専門家部会は「ワクチンの安全性に重大な懸念は認められない」とする見解を改めて示し、4月12日に接種が始まる高齢者についても引き続き接種後の症状を分析することにしています。
      (2021年4月9日)
    • 新型コロナウイルスのワクチン接種について厚生労働省は、3月21日までに57万8835回の接種が行われ、医療機関から「アナフィラキシーの疑いがある」と報告された事例を国際的な評価指標で分析した結果、アナフィラキシーに該当したのは47件だったと明らかにしました。1万2316回に1件の割合で、2回目の接種で症状が出た人もいたということです。厚生労働省の専門家部会は「安全性に重大な懸念は認められない」としています。
      (2021年3月26日)
    • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた12人について「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー症状が新たに報告されたことを明らかにしました。全員、症状は回復するか、改善しているということです。厚生労働省によりますと、アナフィラキシーが新たに報告されたのは、20代から50代までの医療従事者の男女合わせて12人です。 医療機関からの報告によりますと、12人は10日までにアメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種し、その後、頭痛や吐き気、じんましんなどの症状が確認されました。 最も遅い人で接種の40分後に症状が出始めたということで、全員、すでに症状は回復するか、改善しているということです。7人は医薬品や食物のアレルギーの既往があったということです。3月11日午後5時までに国内で接種を受けた18万741人の医療従事者のうち、アナフィラキシーが報告されたのは37人で、およそ4900人に1人の割合となっています。厚生労働省は3月12日午後、専門家部会を開いて、接種との因果関係などを検証する方針です。新型コロナウイルスのワクチンの安全性などを評価する厚生労働省の専門家部会の委員で、埼玉県立小児医療センターの岡 明 病院長は「経過観察の1人を除いた11人は比較的軽い症状のうちに速やかに治療を受けて改善しており、医療機関が早期に対応していると考えられる。予診での十分な既往歴の確認や、情報提供をどのように進めるかなどをしっかり議論したい」などとしています。
      (2021年3月12日)
    • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた男女8人に、新たに「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。全員、症状は改善しているということです。厚生労働省によりますと、新たにアナフィラキシーが報告されたのは、20代から50代までの医療従事者の男女合わせて8人です。医療機関からの報告によりますと8人は、3月9日から3月10日にかけて、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種し、その後、吐き気やめまい、頭痛などの症状が確認されました。全員、症状は改善しているということです。
      (2021年3月10日)
    • 国内で新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた女性17人に「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギー症状が報告されていることについて、ワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は、衆議院内閣委員会で「欧米の状況と比べると、数は多いように思われる」と述べ、状況を注視していく考えを示しました。
      (2021年3月10日)
    • 厚生労働省は新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた20代から50代の医療従事者の女性9人に、「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。医療機関からの報告によりますと9人は3月8日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種し、その後、じんましんや手足のしびれ、息苦しさなどの症状が確認されました。全員、症状は改善しているということです。8人は食物や医薬品によるアレルギーのほか、ぜんそくや高血圧といった基礎疾患などがあったということで、厚生労働省の専門家部会が近く接種との因果関係を調べることにしています。3月9日午後5時までに国内で接種を受けた医療従事者は合わせて10万7558人で、アナフィラキシーが報告されたのは女性17人と、およそ6300人に1人の割合となっています。
      (2021年3月9日)
    • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた20代から50代の医療従事者の女性5人について「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。医療機関からの報告によりますと、5人は3月8日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンを接種したあと、30分以内に、じんましんやのどの痛み、両手のしびれなどの症状が確認されたということです。1人は基礎疾患がなく、残る4人はぜんそくのほか、医薬品や食物へのアレルギーなどがあったということで、全員、症状は改善しているということです。全国では、3月8日午後5時までに7万人余りの医療従事者が接種を受けていて、アナフィラキシーが報告された人は合わせて8人となりました。8人はいずれも女性で、近く厚生労働省の調査会などが接種との因果関係を検証することにしています。
      (2021年3月9日)
    • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた30代医療従事者の女性について「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。3月7日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンの接種を受けたところ、およそ5分後にせきや息苦しさ、それにのどの違和感などの症状が確認されたということです。投薬治療を受けて症状は改善しましたが、経過を観察するため入院したということです。女性は、過去に食物や動物などでアナフィラキシーを発症した経験があり、医療機関からは「接種と関連がある」と報告を受けたということです。アナフィラキシーが報告されたのは3人目で、国内では3月5日午後5時までに4万6000人余りの医療従事者が接種を受けています。
      (2021年3月7日)
    • 厚生労働省は新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた20代の女性について、「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー症状が報告されたと明らかにしました。厚生労働省によりますと、アナフィラキシーが報告されたのは20代の医療従事者の女性です。3月5日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種したところ、25分程度でじんましんがあらわれ、その後せきや発熱、血圧の低下、息苦しさなどの症状が確認されました。女性は投薬治療を受けて回復しましたが、医療機関は「接種と関連がある」と報告しています。女性に基礎疾患があるかは不明です。国内では3月5日午後5時までに4万6000人余りの医療従事者が接種を受けていて、アナフィラキシーが報告されたのは2人目です。
      (2021年3月7日)
    • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた30代の女性に、重いアレルギー反応の「アナフィラキシー」が確認されたと医療機関から報告を受けたことを明らかにしました。医療機関からの報告によりますと、3月5日、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種したところ、5分以内にせきが出て呼吸が早まり、まぶたの腫れや全身のかゆみなどの症状が見られたということです。女性はその場で救急処置を受け、症状は軽快しているということです。全国で接種を受けた医療従事者は3月5日午後5時までに合わせて4万6000人余りで、アナフィラキシーが報告されたのは初めてです。女性にはぜんそくや甲状腺機能低下症などの基礎疾患があったということで、医療機関は「接種との関連がある」とする一方、「ぜんそくが要因となった可能性もある」と説明しているということです。厚生労働省は、専門家部会で接種との因果関係を詳しく検証するとしています。
      (2021年3月5日)
    • 厚生労働省は、2月26日に開かれた専門家部会で、2月25日までに2万1800人余りが1回目の接種を終え、このうち0.014%に当たる3人に副反応の疑いのある症状が確認されたことを明らかにしました。専門家部会は、これまでのところ接種による重大な悪影響は認められないとしています。
      (2021年2月26日)
    • 厚生労働省によりますと、接種を受けた1人について、▽手足が上がらない「脱力」や▽「発熱」の症状が確認されたと2月22日報告が寄せられたということです。症状が確認された人の年代や性別、詳しい症状の程度は明らかにしていません。22日午後5時までに接種を受けた1万1934人の医療従事者のうち、副反応の疑いがある症状が報告されたのは3人で、厚生労働省は、接種との関連があるか専門家会議で検証することにしています。
      (2021年2月23日)
    • 厚生労働省によりますと、2021年2月20日午後5時までに接種を受けた2人に、それぞれじんましんと寒気などの症状が確認されたということです。このうち寒気などを訴えた人の症状は、当初、重いアレルギー反応の「アナフィラキシー」として報告されましたが、その後、医療機関が訂正したということです。症状が出た人の年代や性別、症状の程度は、現時点で明らかにできないとしています。副反応が疑われる症状が報告されたのは今回が初めてです。
      (2021年2月21日)

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    その他の情報

    • 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたあとに死亡が確認された人は、8月8日の時点で1002人でした。ファイザーが100万人あたり19.6人、モデルナが100万人あたり1.2人で「接種と因果関係がある」と結論づけられた人はいなかったということです。また、心臓の筋肉や膜に炎症が起きる「心筋炎」や「心膜炎」の疑いがあると報告された人は、ファイザーのワクチンが55人(100万人あたり1.1人)、モデルナが13人(100万人あたり1.4人)でした。このほか、ファイザーのワクチンの接種を受けた80代の女性が、血小板の減少を伴う血栓症を発症し、国際的な指標に該当しましたが、情報不足などで因果関係は評価できなかったということです。厚生労働省は、現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めることにしています。
      (2021年8月28日)
    • ファイザーの新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は、接種を受けた7人に心筋炎などの症状が確認されたと明らかにしました。アメリカでも、比較的少ないものの同様の症状が報告されていて、厚生労働省は「現時点で重大な懸念は認められない」としたうえで情報の収集を続けています。厚生労働省によりますと、2021年5月30日までに国内でファイザーのワクチンの接種を受けた人はおよそ976万人で、20代から60代の男女合わせて7人が心筋炎や心膜炎を起こしたと医療機関から報告がありました。このうち6人は男性で、2回目の接種後に症状が見られたということです。アメリカでも、同じ「mRNA」を使ったワクチンを接種した人に、比較的少ないものの心筋炎が確認されていて、16歳以上の若い男性や2回目の接種後のほうが多いということです。
      (2021年6月13日)
    • 厚生労働省は6月9日に開いた専門家部会で、ファイザーのワクチンについて、5月30日までにおよそ1306万回の接種が行われ、25歳から102歳の男女139人が死亡していますが、接種との因果関係については、いずれも情報が不足していることなどから評価できなかったということです。厚生労働省は、現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
      (2021年6月9日)
    • 厚生労働省は5月26日に開いた専門家部会で、5月21日までにファイザーのワクチンの接種を受けた601万6200人余りのうち、25歳から102歳の男女85人の死亡を確認したことを報告しました。78%が65歳以上の高齢者で、医療機関などからの報告では出血性の脳卒中や心不全などを起こしていたということです。接種との因果関係については、いずれも情報不足などを理由に「評価できない」か「評価中」としています。厚生労働省は現時点で重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。
      (2021年5月26日)
    • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた人のうち、新たに20人の死亡が確認されたと発表しました。死亡したのは、5月6日までにファイザーのワクチンの接種を受けた20代から90代の男女20人です。医療機関などからの報告では、接種後に脳出血や心不全などが見られ、2人は老衰と診断されたということです。接種との因果関係については、いずれも「情報不足などで評価できない」か、「評価中」だとしています。5月6日までに高齢者や医療従事者などに行われた接種は合わせて423万回余りで、接種後に死亡したのは39人となりました。
      (2021年5月12日)
    • 厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた高齢者のうち、77歳から101歳までの男女8人が新たに死亡したと発表しました。8人は4月19日から4月23日までにファイザーのワクチンの接種を受けました。それぞれ接種の5日後までに、脳出血や肺血栓塞栓症などを起こしたということです。厚生労働省は、接種との因果関係について「死因に関する情報が不足していることなどから評価できない」としています。4月27日までに接種を受けた高齢者や医療従事者合わせておよそ228万人のうち、死亡が確認されたのは合わせて19人となりました。
      (2021年4月30日)
    • 厚生労働省は、4月23日に開かれた専門家部会で、4月12日にファイザーのワクチンの接種を受けた102歳の女性が死亡したことを明らかにしました。死亡したのは接種の4日後で、接種の前に誤えん性肺炎や慢性心不全などと診断されていたということです。厚生労働省は「接種との因果関係は評価できないものの、体調がすぐれない時は接種を延期することも検討してほしい」と呼びかけています。これまでに接種を受けた医療従事者や高齢者のうち、死亡したのは合わせて10人で、いずれも接種との因果関係は評価できなかったということです。
      (2021年4月23日)
    • 厚生労働省は3月26日に開いた専門家部会で、3月19日に接種を受けた26歳の女性が、脳出血などを起こして死亡していたことを報告しました。亡くなったのは接種の4日後と見られ、専門家部会は接種との因果関係について「より詳細な情報が必要で現時点で評価できない」としたうえで「ワクチンの安全性に重大な懸念は認められない」としています。
      (2021年3月26日)
    • 厚生労働省は、2月26日に新型コロナウイルスのワクチンを接種した60代の女性が3月1日、死亡したと明らかにしました。国内で接種を受けた人の死亡が確認されたのは初めてです。死因はくも膜下出血と推定され、女性が接種を受けた医療機関は「接種との因果関係は現時点で評価できない」と報告しているということです。
      (2021年3月2日)

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