2021年3月18日
新型コロナウイルスへの対策として愛知県が独自に行っている「厳重警戒宣言」について、大村知事は期限の3月21日で解除することを決めました。一方、飲食店への営業時間の短縮要請については対象地域を名古屋市内に絞ったうえで営業時間を午後10時までとし、3月末まで延長するとしています。
愛知県は、3月21日までを期限に、新型コロナウイルスの対策として県独自の「厳重警戒宣言」を出して、県内のすべての飲食店への午後9時までの営業時間の短縮を求めています。
「厳重警戒宣言」について、愛知県の大村知事は3月18日午後の会見で「感染状況が非常に落ち着いてきている」として期限の今月21日で解除することを明らかにしました。
一方、飲食店への営業自粛については、名古屋市で1日に発表される感染者の数がほかの地域に比べて多いことから、対象を名古屋市内に限って3月末までの10日間要請を続けることを発表しました。
対象は名古屋市内全域の酒を提供する飲食店で、営業時間は、これまでより1時間長い午後10時までとするよう求め、要請に応じた場合は店舗ごとに1日2万円の協力金を支払うということです。
大村知事は「感染者数が増加に転じることも懸念されるため段階を踏んで徐々に規制を緩和していきたい。3月末まで今一度営業時間の短縮などへの協力をお願いしたい」と述べました。