感染急拡大の島根県
業務ひっ迫の保健所に職員50人を追加応援

2022年7月5日

島根県で新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、県は、保健所の業務がひっ迫しているとして、事務職の職員50人を追加で応援に出すなど体制を強化することを決めました。

島根県内の1日の感染者数が過去最多の755人となる中、県は7月5日に対策本部会議を開き、この中で、感染者数が特に増加している出雲保健所で感染者と連絡をとる業務などが滞っていることが報告されました。

県は、出雲保健所の業務がひっ迫しているとして、7月5日から事務職の職員50人を追加で応援に出すことを決めるとともに、調整を進めて今後さらに50人を追加し、保健所の体制を強化することを確認しました。

会議のあと、丸山知事は「今の状況は、これまでよりも飛び抜けて最も厳しいという認識だ。感染拡大の原因も追い切れていない部分があり、現状で県ができる対策を講じていきたい」と述べました。

また、島根県感染症対策室の田原研司室長は、感染の急拡大について、「オミクロン株のうち、より感染が広がりやすいと指摘される『BA.5』への置き換わりが進んでおり、今回の『第7波』では、60歳以上の感染も目立っている。県民には、いま一度、基本的な感染防止対策を徹底してほしい」と述べました。