2020年6月11日
東京都は6月11日午後9時前、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、感染拡大に警戒を呼びかける「東京アラート」を解除した上で、6月12日午前0時に、休業要請などの緩和の段階を「ステップ3」に進めることを決めました。また、6月19日から接待を伴う飲食店やライブハウスが営業を再開できるようにすることも決め、これにより、休業要請などは、事実上、全面的に解除されることになりました。
東京都は、休業要請の緩和を「ステップ0」から「3」までの4つのステップで段階的に行っています。
東京都によりますと、「ステップ3」では、適切な感染拡大防止対策をとった上で、すべての施設の休業要請を解除するとしています。
「ステップ3」で新たに対象になるのは、次の業種や業態です。
遊技施設
マージャン店・パチンコ店・ゲームセンター・テーマパーク・遊園地
遊興施設など
キャバレー・ナイトクラブ・ライブハウス・カラオケ・バー・スナック・パブ・ネットカフェ・漫画喫茶・場外馬券・車券・舟券場・ダーツバーなど
これらの施設での飲食・酒類の提供は、6月18日までは「朝5時から翌日の午前0時まで」とし、6月19からは制限は設けないとしています。
同様に、居酒屋などの飲食店も、6月18日までは「朝5時から翌日の午前0時まで」の営業とし、6月19日からは制限は設けません。
また、接待を伴う飲食店とライブハウスについては、6月18日までは休業要請を続けるとしています。
一方、「ステップ3」へ移ると、いまの「ステップ2」よりも収容人数を増やしてコンサートや展示会などのイベントを行うことが可能になります。具体的には、屋内のイベントでは、1000人以下、または収容定員の半分以下のいずれか少ない方、屋外のイベントでは、1000人以下となります。