東京都 宣言要請
飲食店に酒の提供しないよう求める案も

2021年4月22日

東京都は、政府に対して、速やかに緊急事態宣言を出すよう4月21日夜、要請しました。関係者によりますと、都と政府の協議では、大型商業施設などは休業要請の対象とする一方、飲食店には休業ではなく時短の要請を続けたうえで、酒の提供はしないよう求める案などが出ているということです。

都内では変異ウイルスが急増するなど感染状況が悪化していて、都は、より厳しい措置が不可欠だとして、政府に対して、緊急事態宣言を出すよう4月21日夜、要請しました。

都は、宣言の期間や内容について政府と協議を進めていて、関係者によりますと、大型連休の人出を大幅に減らすことを念頭に、期間を4月25日から5月9日もしくは11日までとする案を軸に調整しています。

また、人が集まるデパートなどの大型商業施設や、感染リスクが高いと指摘されるカラオケ店などの遊興施設は休業要請の対象とする案が検討されているということです。

一方で、飲食店には休業ではなく時短の要請を続けたうえで、酒の提供はしないよう求める案も出ているということです。

都は、宣言を速やかに出すよう求めていて、政府との調整を急いでいます。