新型コロナ変異ウイルス
東京都の遺伝子解析で
確認されず

2021年1月20日

東京都は、変異した新型コロナウイルスの感染が市中で発生しているかどうかなどを調べるため、先月下旬以降、保健所で陽性と判定されたすべての検体の遺伝子解析を行っていて、今月14日までに解析した1000件余りで変異したウイルスは確認されていないということです。

東京都に感染確認の届け出が出た人のうち、変異した新型コロナウイルスの感染が確認された人はこれまでに7人いて、全員、海外に渡航歴がある人かその濃厚接触者で、それ以外では確認されていません。

東京都は、先月下旬以降、都の健康安全研究センターで保健所から持ち込まれた検体のうち、陽性と判定されたすべての検体の遺伝子解析を行っています。

変異したウイルスの感染が市中で発生しているかどうかなどを調べるためです。

都によりますと、今月14日までにおよそ1040件を検査しましたが、変異したウイルスは確認されていないということです。

一方、都は、変異したウイルスの感染が確認された人については、国の方針に基づいて軽症や無症状であっても入院の措置をとることにしています。