2022年8月29日
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、島根県の丸山知事は、学校での感染を防ぐため、8月29日から2週間、部活動の停止を要請しました。ただ、自治体によっては、停止を見送るところもあるなど対応は分かれています。
丸山知事は8月26日、新学期の時期を迎えて、今後、子どもの感染が増えるおそれがあるとして、小中高など県内のすべての学校での部活動の停止を要請しました。
停止の期間は8月29日から9月11日までの2週間としていて、県立学校のほか、市町村の教育委員会などにも対応を求めています。
こうした中、NHKが県内8つの市を取材したところ、安来市、大田市、江津市、浜田市、益田市は、県の要請に応じて市内の学校で8月29日から部活動を停止しています。
一方で、松江市、出雲市、雲南市は、他校との練習試合や合同練習は行わないものの、通常の部活動は実施するとしていて、自治体によって対応が分かれる形となっています。
このうち、通常の部活動を実施している松江市教育委員会は「一律の停止は考えていない。これまでどおり部活動内で感染が見つかれば、部活単位で対応を取ることにしている」などと説明しています。