さいたま
コロナ感染で入院先調整中に80代男性が死亡

2022年8月16日

さいたま市は8月16日、新型コロナウイルスに感染した80代の男性について、入院先の調整中に死亡したと発表しました。

さいたま市によりますと、市内に住む80代の男性は、7月27日に感染が確認されましたが、軽症と診断されたため、入院することなく、医師が毎日、健康観察をするなどして療養を続けていました。

しかし、8月7日に血液中の酸素の値が下がったため、男性は入院することになり、県が入院先の調整を始めたものの受け入れ先が決まらないまま、8月10日に死亡したということです。

市によりますと、基礎疾患の有無などは遺族の意向で、非公表としています。

入院調整にあたった県によりますと、7月下旬から8月上旬にかけては感染者数が多く、入院調整の依頼が多い時期だったということです。

さいたま市は「入院先の調整がつかなかったのはコロナ患者向けの病床がひっ迫していたのが一つの要因と思われる」としています。