観光需要喚起策「全国旅行支援」
コロナ感染再拡大で見送りへ

2022年7月13日

政府は、新型コロナの感染が再び拡大していることから、観光需要の新たな喚起策、「全国旅行支援」の実施を当面、見送る方針を固めました。
これに伴い現在実施している「県民割」の期限を8月末まで延長する方針です。

政府は、旅行代金から1人1泊当たり最大で8000円を割り引く「全国旅行支援」を「県民割」に代わる観光需要の喚起策と位置づけ、感染状況が改善すれば今月前半にも実施する方針でした。

しかし、東京都内で7月12日、新たに1万人を超える感染が確認されるなど全国的に感染が拡大していることから政府は「全国旅行支援」の実施を当面、見送る方針を固めました。

一方、全国を6つに分けたブロック内の旅行を対象に旅行代金の割引を受けられる「県民割」について、7月14日の宿泊分までとしていた期限を8月末まで延長する方針です。

政府はこうした対応を厚生労働省が7月13日に開く専門家会合の分析を踏まえて正式に決めることにしています。