東京都 コロナ病床2000床増
7000床に引き上げへ 急激に感染拡大

2022年7月12日

新型コロナウイルスの急激な感染拡大が続く中、東京都は、都内の新型コロナ用の病床を、現在のおよそ5000床から、さらに2000床増やすように医療機関に要請しました。

東京都内で急激な感染拡大が続く中、7月12日の感染確認は1万人を超えて1万1511人となり、新型コロナ用の病床の使用率は40%を超えて41.1%となりました。

こうした事態を受けて、東京都の小池知事は7月12日午後、オンラインで行われた全国知事会の会議で、都内の新型コロナ用の病床を増やすよう医療機関に要請したことを明らかにしました。

具体的には、現在のおよそ5000床から2000床増やして、およそ7000床にするということです。

さらに、都は、家庭内感染を防ぐための宿泊療養施設も3000室増やしておよそ1万2000室にするほか、自宅療養者に対応するサポートセンターの態勢を、第6波のピーク時の水準に引き上げたということです。

小池知事は会議の中で「感染拡大に備えて万全な医療提供体制を確保する。先手先手で取り組んでいくことが重要だ」と述べました。