マスク着用 “現段階での緩和は現実的ではない”
岸田首相

2022年5月12日

新型コロナ対策でのマスクの着用について、岸田総理大臣は参議院厚生労働委員会で「いまの段階で緩和するのは現実的ではない」と述べる一方、屋外で、人との間隔が十分取れる場合には外してもかまわないという認識を示しました。

このなかで、立憲民主党の川田龍平氏は新型コロナ対策でのマスクの着用について「子どもには感情の読み取り能力の影響や息苦しいため運動しなくなるといった弊害もある。これから夏に向かう中で熱中症も心配だ。着用緩和をどう考えるのか」とただしました。

これに対し、岸田総理大臣は「基本的予防策として着用は極めて重要だ。最大限の警戒を維持しつつ、できるかぎり行動制限をせずに社会経済活動を回していきたいが、今の段階で緩和することは現実的ではない」と述べました。

一方で、「人との距離が十分とれれば屋外での着用は必ずしも必要ではない。特に気温や湿度が高い時には熱中症のリスクが高くなるので人との距離が十分ある場合には外すことを奨励している」と述べました。