東京 中央区の民間病院
回復期リハビリからコロナ専門に転換

2021年9月27日

回復期のリハビリを行っていた東京 中央区の民間病院が、新型コロナウイルスの専門病院に転換することになり、9月27日から運用が始まりました。

東京 中央区の石川島記念病院は、回復期のリハビリを専門に行い、症状が落ち着いた新型コロナの患者を受け入れる「後方支援」なども担ってきましたが、国や東京都からの要請を受けて、新型コロナの専門病院に転換することを決めました。

9月27日から運用が始まるのを前に、病院を経営する医療法人の理事長が医師や看護師に対し「落ち着いて、集中して治療に当たりましょう」と呼びかけました。

この病院のこれまでの入院病床は、2つのフロアに47床でしたが、現状の医師や看護師の人数で感染対策を徹底しながら新型コロナに対応するため、一つのフロアで18床に集約しました。

軽症や中等症の患者を受け入れることにしていますが、重症化した患者の転院が難しい場合に備えて、人工呼吸器なども準備したということです。

医療法人の竹川節男理事長は「第5波で多くの人が自宅で療養せざるをえず、医師が往診で対応している状況を見て、私たちも新型コロナと戦わないといけないという思いで、転換に踏み切りました。感染再拡大への備えを進め、都民の命を1人でも多く救うために治療に当たっていきたい」と話していました。