新型コロナ対応病床数と
入院患者数 厚労省まとめ

2020年5月21日

新型コロナウイルスの入院患者を受け入れる病床数は、5月15日の時点で、全国で1万7290床が確保されている一方、実際に入院している患者は3400人余りで厚生労働省は「病床数には余裕があり、ひっ迫している状況ではない」としています。

厚生労働省によりますと、全国の都道府県で新型コロナウイルスの入院患者を受け入れるために確保できたベッド数は、5月15日の時点で合わせて1万7290床となっています。

これに対して入院患者は、5月13日の時点では3423人で、ベッド数に対する割合はすべての都道府県で5割を下回っています。

新型コロナ対応のベッド数と入院患者数

  • 大阪府は1137床に対して入院患者は386人
  • 兵庫県は515床に対して108人
  • 京都府は264床に対して55人
  • 東京都は3300床に対して1320人
  • 神奈川県は1296床に対して197人
  • 千葉県は807床に対して151人
  • 埼玉県は602床に対して172人
  • 北海道は693床に対して284人

また、人工呼吸器や集中治療室などで治療を行う重症患者向けに確保されているベッド数は全国で2356床で、入院患者は251人となっています。

重症患者向けのベッド数と入院患者数

  • 大阪府は188床に対して50人
  • 兵庫県は71床に対して21人
  • 京都府は80床に対して1人
  • 東京都は400床に対して52人
  • 神奈川県は89床に対して34人
  • 千葉県は82床に対して12人
  • 埼玉県は60床に対して9人
  • 北海道は100床に対して19人

厚生労働省は「患者数は減少傾向で、重症者向けのベッドも含めて病床数には余裕があり、ひっ迫している状況ではない」としています。