“宣言”解除後 1都3県 飲食店客数
前週比30%以上増 民間調査

2021年10月4日

緊急事態宣言が全面的に解除された10月1日から10月3日までの3日間に、首都圏の1都3県で飲食店を利用した人は、前の週の同じ曜日と比べて30%以上増え、特に夜の時間帯を中心に大幅に増えていることが、民間の調査結果で分かりました。

飲食店に予約や顧客管理のシステムを提供する東京のIT企業「トレタ」は、首都圏の1都3県のおよそ3000店の来店客数などを調べています。

それによりますと、緊急事態宣言が解除されてから10月3日までの3日間の来店客数は、前の週の同じ曜日と比べて32.7%増加しました。

時間帯別では、
▼「午後8時から翌日の午前0時まで」が49%、
▼「午後5時から午後8時まで」が46%、
それぞれ増加しました。

都内では、感染対策に関する認証を受けた飲食店に限って酒の提供と午後9時までの営業が可能となったことなどから、夜の時間帯を中心に客足が戻り始めています。

また日中も、
▼「午後3時から午後5時まで」が36.7%、
▼「午前11時から午後3時まで」が6.9%、
前の週より増えました。

調査した会社は「宣言の解除をきっかけに予約数が伸びている飲食店は多いので、天候しだいでは今後の週末の飲食店の利用はさらに増えるのではないか」としています。