宣言解除後 感染対策認証店のみ
酒提供と営業時間緩和へ 東京都

2021年9月28日

東京都は緊急事態宣言が解除される10月から、飲食店での酒の提供は感染対策の徹底の認証を受けた店に限って午後8時まで可能とし、営業時間は午後9時までに緩和することになりました。一方、認証を受けていない飲食店には、酒の提供の自粛と午後8時までの時短営業を求めることにしています。

東京など19の都道府県の緊急事態宣言について、政府は期限となる9月30日で解除します。

こうした中、都は、宣言の期間中、酒を提供する飲食店に行った休業要請の段階的な緩和に向けて新たな対策の案をまとめました。

それによりますと対策の期間は、10月1日から24日までのおよそ3週間としています。

飲食店での酒の提供は感染対策を徹底しているとして、都から認証を受けた店に限って午後8時まで可能とし、営業時間は午後9時までに緩和します。

利用は1グループ4人までです。

一方、認証を受けていない飲食店には酒の提供の自粛と、午後8時までの時短営業を求めることにしています。

対策に取り組んだ店に、都は規模などに応じて1日当たり2万5000円から20万円までの協力金を支給したい考えです。

飲食店での酒の提供について、政府は、認証を受けている店かそうでないかにかかわらず可能としたうえで、感染状況に応じて知事が適切に判断するという方針です。

これに対し、都は感染防止策が徹底されている店であればリスクも低くなるとして、酒の提供は認証を受けた店に限定しました。

都は今夜、対策本部会議を開いて決定したうえで、小池知事が都民や事業者に協力を呼びかけることにしています。