茨城 大井川知事
“宣言”発出を要請か検討開始 感染者最多で

2021年7月30日

茨城県内で新型コロナウイルスの感染が発表された人が、7月30日に過去最多の222人となったことを受けて、大井川知事は臨時の会見を開き、政府に緊急事態宣言を出すよう要請するかどうか検討を始めたことを明らかにしました。

茨城県内での感染の急拡大を受けて、大井川知事は7月30日夕方、臨時の記者会見を開き「新規陽性者数も病床稼働数も、東京より速いスピードで増えている」と述べて、このままのスピードで感染拡大が続くと、8月15日には新型コロナウイルスによる入院患者が784人となって、県が用意できる600床を超え、1日に確認される感染者の数も400人を超えるという見方を示しました。

そして、この週末の感染状況を見て、緊急事態宣言を出すよう政府に要請することや、県独自の緊急事態宣言を出すことを含め、今後の対応を来週の火曜日、8月3日に決めるとしています。

大井川知事は県民に対し「危機的な感染状況が続いているということを改めて認識いただき、最大限の警戒を行ってほしい」と呼びかけています。