3月 首都圏の新築マンション
平均価格6518万円 3か月連続上昇

2022年4月18日

3月、首都圏で発売された新築マンションの平均価格は6518万円と2021年の同じ月を3%上回り、3か月連続の上昇となりました。

調査会社「不動産経済研究所」によりますと、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で3月発売された新築マンションの1戸当たりの価格の平均は6518万円で、2021年の同じ月より188万円、率にして3%上昇しました。

地域別の平均価格は、
▽東京23区が7947万円で2021年の同じ月より1.5%、
▽神奈川県は5564万円で0.2%、それぞれ下回りましたが、
▽埼玉県は5961万円と21.4%上回りました。

調査会社によりますと、3月は埼玉県内の人気エリアである川越、川口、浦和でマンションの発売が相次ぎ、全体の平均価格を押し上げたということです。

昨年度の平均価格はバブル期上回り過去最高に

また、2021年度に発売された首都圏の新築マンションの平均価格は6360万円と前の年より6.1%上昇し、バブル景気だった1990年度を上回って過去最高となりました。

調査会社は「人件費の上昇を背景に新築マンションの平均価格は高い水準が続いている。コンクリートなどマンションの部材の価格上昇に加えて円安も進んでいて、長期的にも販売価格は上がる可能性が高くなっている」と話しています。