コンビニ 11月売り上げ
2か月連続2020年下回る

2021年12月20日

11月の全国のコンビニエンスストアの売り上げは、2020年実施された観光や飲食需要を喚起する「Go Toキャンペーン」の反動で、行楽地での販売の落ち込みが続いたことなどから、前の年の同じ月を2か月連続で下回りました。

日本フランチャイズチェーン協会によりますと、全国にあるコンビニの11月の売り上げは、1年以上営業している既存店の合計で8416億円となり、前の年の同じ月より1.7%減少しました。

売り上げが前の年を下回るのは2か月連続です。

これは、2020年実施された観光や飲食需要を喚起する「Go Toキャンペーン」の反動で一時、持ち直していた行楽地での販売の落ち込みが続いたことや、店頭で取り扱っていたキャンペーンの食事券の手数料収入がなくなったことなどが主な要因です。

日本フランチャイズチェーン協会は「緊急事態宣言が解除され通勤する人が増える中、オフィス街の店の売り上げが回復傾向にあるという報告もあり、今後の動向を注視したい」としています。