1月の消費者物価指数
6か月連続下落
新型コロナ影響で

2021年2月19日

家庭で消費するモノやサービスの値動きを見る、先月=2021年1月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が、前の年の同じ月と比べてマイナス0.6%となり、6か月連続で下落しました。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で宿泊料が下落したことなどが影響しています。

総務省が発表した1月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が、2015年を100として101.4となり、前の年の同じ月と比べてマイナス0.6%となりました。
下落は6か月連続です。

主な要因としては、原油価格の下落に伴い、電気代が8.2%、ガス代が6.7%それぞれ値下がりしたことや、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などで宿泊料が2.1%下落したなどによるものです。

一方、自宅で過ごす時間が増え、家電製品を買い替える動きがみられるとして、エアコンや電子レンジなどの家電製品は3.1%値上がりしています。

総務省は「緊急事態宣言の影響を1か月だけで判断するのは難しいが、人の移動が少なくなり、宿泊などサービス料の下落や、家電製品の値上がりにつながっているとは推測される。引き続き注意して影響をみていきたい」としています。